魔弾の王と戦姫を見たか?
まっっったく期待していなかったのに実はすごくよかった!!
なぜだ!?
1話を見た後でもそれはわからんときた!
このアニメはすごく王道である。
いや、すごく王道だというよりは、可能なかぎり王道であろうと心掛けたアニメである、というほうが近い。
テンプレな剣と魔法の世界。
テンプレなボーイ・ミーツ・ガール。
テンプレなヒロインたち。
テンプレな衣装とおっぱい。
テンプレな勧善懲悪のシナリオ。
客観的に判断してこれのどこがおもしろいかを説明する内容がない。
しかし!
主観的にはこのアニメはおもしろいと告げている!
2話まで見てようやく気がついたことがある。
なぜこのアニメがわたしの心を打つのかが。
それはだな・・・。
わたしが子供のころに心をはせたあの世界にすごくよく似ているからなんだ。
時は80年代後半。
あのころの創作世界はファンタジーにあふれていた。
剣と魔法の世界。
何年かけて旅を続けても果てに到達しない広大すぎる大地。
そのころの青少年たちはそんな作品に育てられてきた。
たとえばイースⅠ・Ⅱだ。
ある意味で心の故郷の1つが剣と魔法の世界なんだと言ってもいい。
あのころの好奇心と感動を満たすことが人生の目的であると言ってもいい。
だが。
我々はいつしかそんなことを忘れていた。
心の片隅で深層意識だけが覚えている忘れかけた故郷の1つだった。
しかし!
いまようやく思いだした。
ヤツらのおかげで思いだした。
赤い髪、貴賓と冒険心に満ちた瞳、剣と魔法とその身ひとつで戦う少年冒険者。
ヤツはかつて少年だった我々にイースのアドル・クリスティンを意識するように意図的に登場した主人公だ。
ここは心のふるさとの1つを現代に復元した世界。
実家に帰っても思いだすことのできない別の世界の実家の1つだったのだ。
魔弾の王と戦姫、わたしの主観では今期最強のダークホースはこいつだ。
追伸:
いまのアニメはそこそこ以上におもしろいアニメが多数あるという意味においてはすばらしい環境にある。
しかし、こいつは最高だ!と唸るアニメは寡作である。
その違いはどこから生じるのかを説明するのも難しいが、その1つに思い当たるものがある。
それはだな。
人間関係に苦悩する平凡な高校生…みたいな、世界観や空気感に感動できない設定的に平凡な作品あまりにも多いからだ。
世の中には、
「SFやファンタジーなんて現実感がないじゃん。だから真剣に見られないんだよね」
なんて言うヤツは多い。
だがわたしはそんなものどうでもいい。
現実似というたった1種類の世界観を使いまわすだけのほうが遥かに凡作臭がするじゃないか。
そんなどこにでもありそうな凡作からは視聴に真剣さを要求されないものだとわたしは言いたい。
まっっったく期待していなかったのに実はすごくよかった!!
なぜだ!?
1話を見た後でもそれはわからんときた!
このアニメはすごく王道である。
いや、すごく王道だというよりは、可能なかぎり王道であろうと心掛けたアニメである、というほうが近い。
テンプレな剣と魔法の世界。
テンプレなボーイ・ミーツ・ガール。
テンプレなヒロインたち。
テンプレな衣装とおっぱい。
テンプレな勧善懲悪のシナリオ。
客観的に判断してこれのどこがおもしろいかを説明する内容がない。
しかし!
主観的にはこのアニメはおもしろいと告げている!
2話まで見てようやく気がついたことがある。
なぜこのアニメがわたしの心を打つのかが。
それはだな・・・。
わたしが子供のころに心をはせたあの世界にすごくよく似ているからなんだ。
時は80年代後半。
あのころの創作世界はファンタジーにあふれていた。
剣と魔法の世界。
何年かけて旅を続けても果てに到達しない広大すぎる大地。
そのころの青少年たちはそんな作品に育てられてきた。
たとえばイースⅠ・Ⅱだ。
ある意味で心の故郷の1つが剣と魔法の世界なんだと言ってもいい。
あのころの好奇心と感動を満たすことが人生の目的であると言ってもいい。
だが。
我々はいつしかそんなことを忘れていた。
心の片隅で深層意識だけが覚えている忘れかけた故郷の1つだった。
しかし!
いまようやく思いだした。
ヤツらのおかげで思いだした。
赤い髪、貴賓と冒険心に満ちた瞳、剣と魔法とその身ひとつで戦う少年冒険者。
ヤツはかつて少年だった我々にイースのアドル・クリスティンを意識するように意図的に登場した主人公だ。
ここは心のふるさとの1つを現代に復元した世界。
実家に帰っても思いだすことのできない別の世界の実家の1つだったのだ。
魔弾の王と戦姫、わたしの主観では今期最強のダークホースはこいつだ。
追伸:
いまのアニメはそこそこ以上におもしろいアニメが多数あるという意味においてはすばらしい環境にある。
しかし、こいつは最高だ!と唸るアニメは寡作である。
その違いはどこから生じるのかを説明するのも難しいが、その1つに思い当たるものがある。
それはだな。
人間関係に苦悩する平凡な高校生…みたいな、世界観や空気感に感動できない設定的に平凡な作品あまりにも多いからだ。
世の中には、
「SFやファンタジーなんて現実感がないじゃん。だから真剣に見られないんだよね」
なんて言うヤツは多い。
だがわたしはそんなものどうでもいい。
現実似というたった1種類の世界観を使いまわすだけのほうが遥かに凡作臭がするじゃないか。
そんなどこにでもありそうな凡作からは視聴に真剣さを要求されないものだとわたしは言いたい。