[レビュー] 気候カジノ

みなさん、地球温暖化関連の本についてどう思われるか？

あくまでもわたしの印象では・・・
１/３は「ＰＴＡが子供に読ませたい本」的な読書に値しないクソつまらん上にやたら道徳的に押しつけがましい犬作が書いたんじゃなかろうかと彷彿させるような宗教本、
１/３は（人類にとって）不都合な事実を伝える人にとって不都合な事実をすべてカットしてあるイデオロギー的な手垢にまみれた民主党のマニュヘストのごときインチキ臭さ芬々たる宗教本、
かろうじて読むに値する程度以上なのは残り１/３、
・・・といったところだろうか。



そもそも温暖化したら日本は、とくに日本の農業はどうなるか？

わたしが思うに・・・
西日本では暴風雨耐性の低い米の品種の作付け面積は下がるだろうけど、北海道では収穫が増えるだろうし、単に大気中の二酸化炭素が増えるだけで収穫にはプラスの影響だろうし、あんがいプラマイゼロ付近にとどまるのでは？
・・・というふうに漠然と考えている。

こんなことを言うと
「世界的に悪影響が（以下略）」
みたいな人が大勢現れてめんどくさいのでこれくらいにしておきたい。

ようするに、地球温暖化はあらゆる意味で「非常に大きな負の影響だけ」しかないという宗教的教義から外れた意見を言おうものなら人格攻撃で袋叩きに合うというので、大きな声でそういうことを言う有名人はあまりいないのだ。
わたしから見れば地球温暖化問題とは半分はカルト宗教である。
その様は天皇を賛美すると逮捕される反日カルトの某隣国のごとし。

だいたいピナツボ火山が噴火したときなんて
「地球が寒冷化して農作物への影響が（以下略）」
なんてさかんにあおっていたくせして、温暖化の話になったとたん
「地球が温暖化して農作物への影響が（以下略）」
なんて言われても
「おまえ言ってることさっきと違うじゃないかｗｗｗ」
と思われるだけだし、
そんな終末論的な説明ではブラジルくんだりまで行って大統領の共同記者会見の場ですら反日を語る某隣国の大統領くらい無能で回りが見えてないとすら言える。



では、地球温暖化についてマトモにとりあげている本は無いもんか？

いや、見つけた。
↓これ、「気候カジノ　経済学から見た地球温暖化問題の最適解」だ。




https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784822250768



この本には日本固有の話はほとんど書いてはいないが、さっきの農業の話でいうと・・・
１℃アップなら農業にはわずかにプラスの影響がありそうだ、
３℃アップだと痛い目に合いそうだ、
と書いてある。

そういう不都合な事実にとって不都合な事実もちゃんと伝えないと説得力は無いもんだとあらためて感じる次第である。

わたしはこの本はオススメだからぜひ読めとは言わない。
ただめずらしくマトモな本ではあるとは言いたい。