教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

VaRショック再来するか?

2015-05-30 21:46:45 | 経済/経済/社会
日本の「バブル」がはじけるとき
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150529-00071388-toyo-nb



この記事の話をカンタンにまとめると、日銀が国債を買占めすぎて流動性がなくなったおかげでリーマンショックみたいなバブル崩壊になるんじゃないかと心配だ、という話だ。

とくに反論するところはないが、言いたいことがある。



まず。
これを例えるならリーマンショックじゃなくてVaRショックなんじゃなかろうか。

VaRショックとは|金融経済用語集
http://www.ifinance.ne.jp/glossary/world/wor015.html

サブプライムのモーゲージみたいな元からカスなものを金融工学で自分の都合がいいように見せかけて売りさばいていたのとは話が違うんじゃないの…と言いたい。

つぎに。
日銀が国債を買占めすぎて流動性がなくなったというのなら、財政健全化でも同じことが起こる。

なぜなら、市場に流通する国債が少なくなりすぎたというのを原因といっている以上、日銀の買占めでなく発行量を少なくしすぎても同じ現象が起きるということだ。

つまり、日銀の国債買占め反対論者は財政健全化に対しても反対を表明しなければツジツマが会わなくなる。
(なお先の記事の著者は消費税値上げ反対を表明しており、財政健全化論者というほどでもない)

ドイツ国債がトンデモな予感
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20141203

前に当blogでドイツが国債の新規発行を停止したことによりドイツ国債が何かすごいことになりそうだと予言した。

その後、ドイツ国債は10年モノですらマイナス金利に刺さりそうなほど沸騰しつづけたのち、いきなり1か月で金利が10倍になるほど反転暴落した。

これこそが国債の流動性危機、これこそがドイツ版ミニVaRショックなのでは?