ベコが行く!涅槃な旅路

旅するベコのゆるみ系ブログ。

箱根散歩1 登山電車はアジサイ満開だべこ!

2022年06月19日 | 旅に出るにゃん(国内編)

今回からベコたびは箱根を訪ねます。

ちょうどアジサイの季節を迎え、あちこちで美しいアジサイを堪能できそうです。

それでは、さっそくお散歩開始です!

この時期、箱根登山電車はアジサイ電車と呼ばれ、沿線の見事なアジサイを楽しめます。

のんびりゴトゴト走る電車から色とりどりのアジサイを満喫です。

色も青、赤、白とさまざま。

途中下車した駅のホームには紫色。

うん、華やかですね〜。

さて、いったん下車したのは大平台駅

箱根のアジサイの名所として有名です。

が、肝心のアジサイスポットにはこんな細い小道を歩いていくのです。

本当かな?と思いながら進むと、周囲にはアジサイが静かに咲いていました。

ほー

はー

ふー

線路沿いに出ました。

鉄道の係員さんがアジサイのお世話で大忙し。

皆さんで努力されているのですね。

本当に感謝です!

さあ、それでは次のアジサイスポットにまいりましょう!

つづく

 

<ベコたびinformation>

箱根登山電車

箱根湯本から強羅までをつなぐ登山鉄道。標高96mの箱根湯本から541mの強羅まで、約440m差を登ります。通常の鉄道としてはもっとも急勾配な路線なのだとか。

箱根の風景を眺めながら山肌に沿ってのんびり走る鉄道ですが、有名なのはスイッチバック方式。途中3ヶ所で進行方向を反転し、ジグザグに斜面を登るのです。

そんな登山電車ですが、もともとは明治期に設立された馬車鉄道が始まりだとか。なんと小田原から箱根湯本まで馬車が列車を引いていたそうです。

その後電化されたあと、大正に入ると湯本から先の登山電車構想が浮上。欧米の登山鉄道の視察なども行った上で、強羅までの開通にこぎつけたそうです。

当初は歯車を用いるアプト式が考えられたそうですが、最終的にはヨーロッパで主流だった通常方式になったのだとか。

とはいえ、ジグザグ運転の登山電車は箱根湯本〜強羅間で所要約40分と、少々時間がかかるのが難点。目的地と時間帯にもよりますが、バスを使う方が早いこともあり、使い分けが重要と感じます。

アジサイ電車

箱根登山鉄道では、6月〜7月のアジサイの季節にアジサイ電車が運行され、沿線にあるアジサイの名所を楽しめます。

ふもとの箱根湯本から強羅、仙石原まで徐々に見頃を迎えるそうです。今回訪れたのは6月中旬でしたが、ほぼ全体で見頃だったのはラッキーでした。

今回のブログでは箱根各所のアジサイをご紹介いたしますが、まずは大平台からスタート。線路沿いに咲くアジサイが絵になるスポットでした。踏切付近が見所らしく、鉄道の係員の方が安全確保に努められていました。

ちなみに、大平台のアジサイスポットは場所が分かりにくいので要注意です。案内図を見て探したのですが、結局分からず。さいわい通りがかりの地元の方に教えてもらったのですが、細くて分かりにくいルートです。


 


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下田散歩8 ペリーロードで黒船襲来だべこ!

2022年06月12日 | 旅に出るにゃん(国内編)

ベコの下田散歩もいよいよ最終回。

石廊崎から下田市街に戻ってきました。

出発の時間までペリーロードをぶらぶらお散歩しましょう。

ベコ 「ごきげんようだべこ!」

まずはペリーさんにご挨拶。

そして、このペリーさんが歩いたのがペリーロード。

川岸に石畳と柳並木が続く印象的な小道です。

初夏の日差しに心地よい風が吹き抜けてます。

そして、通りに並ぶのは伊豆石などを用いた古民家。

味わいのある町並みが楽しめるのです。

オープンレストランも気持ち良さそう。

おー、こちらは見るからに古そうな建物です。

通りにはガス灯も設置されてます。

このガス灯は本当のガス灯なのだとか。

お、趣のある古民家がありました。

よく見るとこの建物はカフェらしいですな。

ちょっと、ここでひと息つきましょうか。

店内に入ってみるとこんな感じ。

なるほど、いい雰囲気ですね。

ちなみに注文したのはチーズケーキのコーヒーセット。

超巨大なコーヒーカップが印象的でした。

さて、一服したら再びお散歩です。

石畳の小道を歩くと異国情緒満点。

観光客ものんびり散策中。

といいながら、ペリーロードはここまで。

意外とあっという間に歩き終えるお散歩路でした。

ペリーロードの終点はこちらの了仙寺

ペリーと明治政府が交渉したお寺として有名です。

歴史的なお寺ですが、境内はちょうどアメリカンジャスミンが満開でした。

美しく咲く花に参拝客の皆さんも大満足。

ちなみに、了仙寺の境内には黒船ミュージアムがあります。

残念ながら撮影禁止でしたが、こちらも一見の価値ありです。

さあ、今回の下田散歩はこれでおしまい!

下田の海を中心に気持ちのいい休日を過ごすことができました。

機会があればまた訪れたいものですね。

ベコもお疲れ様でした!

終わり

 

<ベコたびinformation>

ペリーロード

黒船来航で有名なペリー提督が歩いた石畳の道。下田港から了仙寺まで数百メートル続く川沿いの小道です。日米間の条約交渉の舞台となった了仙寺まで歩いたそうです。

川の両側には柳並木が続き、ナマコ壁や伊豆石などの古い建物と相まって、風情の感じられる一角。並びの建物はカフェやレストラン、ショップなどで、味わいのある店舗を構えてました。

今回、立ち寄ったのは古民家を利用したカフェのひとつ。和風の内装と装飾が特徴で印象的なお店でしたが、このペリーロード自体はもともと花街だったのだとか。

道沿いに立つガス灯はレトロな雰囲気を醸し出してますが、以前は電灯だったものをわざわざガス灯に変更したそうです。夜になるとガス灯に照らされた小道も風情がありそうで、気になるところ。

なお、ペリーロード自体はそれほど長くないため、歩き始めるとあっという間に終わります。雰囲気の良さに気持ち良く歩いていると、あ、もう終わりか〜と残念な感じもしますのでご注意を。

了仙寺と黒船ミュージアム

日米和親条約によって下田と函館の港が開港したのち、付属条約の交渉の舞台となったのが了仙寺。境内にはアメリカンジャスミンが咲き誇り、華やかな雰囲気を醸し出していました。

了仙寺の創建は江戸時代初期。かつて徳川家康が眼を患ったときに、身延山久遠寺の日朝上人に願掛けをして回復したため、建立を認められたお寺なのだとか。

実際に建立されたのは家光の時代らしいのですが、こうした経緯もあって三つ葉葵の御紋が使われる珍しいお寺なのだそうです。

なお、了仙寺の敷地内にある黒船ミュージアムでは、黒船来航から下田開港、そしてペリー提督の来日など、開国前後の資料類が展示されてます。

当時の社会や風俗、世相を表す資料も興味深く、3,000点に及ぶコレクションを所蔵する博物館。思わず見入ってしまう展示物もあり、ぜひ立ち寄られることをおすすめします。


 


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下田散歩7 石廊崎から丸い水平線だべこ!

2022年06月05日 | 旅に出るにゃん(国内編)

春の下田散歩を堪能中のベコです。

次にやってきたのは伊豆半島突端の石廊崎

気象情報で有名な岬ですが、石廊崎へ向かう歩道にはなんと鳥居が。

岬全体が神社の境内なのでしょうか!?

それはそれとして、そのまま進むと灯台が現れました。

ベコ 「灯台だべこ!」

そう、これが有名な石廊埼灯台です。

といいながら、意外と小ぶり。

ちょっと肩透かしでしたね。

周囲を見回すと、やはり伊豆半島らしい岩場が続きます。

ベコ 「でこぼこだべこ」

なるほど、昨日の爪木崎と似たような風景です。

ゴツゴツした岩場があちこちに。

かと思えば、切り立った断崖絶壁。

さすがジオパークです。

そんな石廊崎ですが、灯台を過ぎてさらに進むとそこには!

ひょえー!

岬の先端にはちょこんと飛び出た岬があるではありませんか。

ひゃー、これはちょっと怖そう。

水平線も丸いような、丸くないような…。

これが石廊崎の真実だったのですね。

足元に気をつけて先端まで行ってみましょう。

すると先端の岩場には小さな祠。

そして、伊豆七島の展望図。

お、水上バイクが爆走してやってきました。

うわー、すごい勢いです。

かと思うと、こちらはカヌー。

一生懸命漕いでますね。

ちなみに、驚いたのが釣り人の皆さん。

荒波が来たらひとたまりもない岩場で釣り三昧です。

ちなみに、岬の先端から下を見下ろすとこんな感じ。

なんだかお尻がムズムズしてきます。

ということで、石廊崎訪問はここまで!

帰りの時間も気になるので、そろそろ下田市街に戻りましょう。

つづく

 

<ベコたびinformation>

石廊崎

伊豆半島の突端に突き出た岬で、雄大な太平洋を望む絶景ポイントです。東に相模湾、西に駿河湾が広がり、荒々しい海と岸壁でスカッとします。

岬全体は石廊崎オーシャンパークとして整備されており、きれいな休憩施設と駐車場完備です。先端まで行くと石廊埼灯台や石室神社、最突端には熊野神社などがあります。

アクセスは下田市街から車で30〜40分程度ですが、国道136号から県道16号へ進み、海岸沿いを走ると大きな駐車場に到着します。

途中、石廊崎の漁港にも駐車場があるようで、そちらへ誘導する看板もありました。ただ、漁港の駐車場から石廊崎まで歩くとやや距離があるのでご注意を。

なお、漁港の近くには遊覧船乗り場があり、一周約25分の石廊崎岬めぐりが運行されています。もし遊覧船に乗るなら漁港の駐車場もありかも。

石廊埼灯台

設置されたのは明治時代とかなり古い灯台。政府に雇われたイギリス人技術者による設計で、当初は木造の八角形だったそうです。

昭和に入りコンクリート造の灯台に建て替えられ、平成になると現在の白亜のタイル張りに。太平洋を望む岬に立つ洒落た灯台になりました。ただ、実際訪れてみると思いのほか小さな灯台でした。

ちなみに、岬の名前は「石廊崎」ですが、灯台の名前は「石廊埼灯台」。なぜか「崎」と「埼」で字が異なっています。

石室神社と熊野神社

ブログではご紹介しませんでしたが、石廊崎の断崖絶壁にへばりつくようにあるのが石室神社。海上安全など海の守り神とのこと。

この神社は千石船の帆柱を土台に建てられているそうです。社殿の床にガラス張りの窓があり、そこからその帆柱を見られるそうですが見落としました。訪れる方はぜひご確認を。

一方、岬の再突端の岩場にあるのが熊野神社の小さな祠。お静という村娘と漁師の幸吉の恋話の言い伝えにより、縁結びの神社として信仰を集めているそうです。


 


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下田散歩6 寝姿山は全山これ緑だべこ!

2022年05月29日 | 旅に出るにゃん(国内編)

春の下田散歩を楽しんでいるベコです。

今日は下田滞在3日目。最終日です。

朝から晴天ですね!

安定したお天気に今日も元気いっぱいのベコ。

まず訪れたのは寝姿山です。

ベコ 「ロープウェイで急上昇だべこ!」

下田駅近くのロープウェイに乗ると、寝姿山の山頂まで3〜4分。

あっという間に山頂の展望台に到着です。

ベコ 「出たーっ、伊豆の海を一望だべこ!」

なるほど、これは素晴らしい風景ですね。

目を凝らしてよく見ると、なんと伊豆七島が見えるではありませんか!

この日は伊豆大島から神津島まできれいに見えて視界も良好。

なんとも気持ちのいい寝姿山からの展望です。

そして、素晴らしいのは展望だけではありません。

今はまさに新緑の季節。

ベコ 「全山これ緑だべこ!」

遊歩道沿いの草木は美しい緑色。

自然と気分も盛り上がります。

きちんとお手入れされた草花も満開です。

鮮やかな赤色です。

なんという花なのでしょうか?

しばらく進むと2つ目の展望台に出ました。

錨を模した標識です。

台北とニューヨークの方角もバッチリですな。

それにしても、ここからの眺めも良好。

眼下には下田港が広がります。

停泊中のヨットがぷかぷか。

こうしてみると、岬に囲まれた形の良い入江であることが分かります。

古くから港として栄えたのには理由があったのですね。

お、遊覧船が航行中。

時間があれば乗ってみたいところです。

それでは、さらに遊歩道を進みましょう。

ベコ 「緑の遊歩道だべこ」

遊歩道沿いには歴史的な史跡が点在しています。

これは縁結びの神様である愛染明王堂

建物は奈良・法隆寺の夢殿を模して作られたのだとか。

一方こちらは黒船見張所

大砲が黒船襲来に備えて厳重警戒です。

幕末の混乱が伝わってきますね。

ということで、寝姿山のお散歩はこれでおしまい。

最後に山頂駅に併設されているカフェでひと休み。

入ってみると、妙に雰囲気の良いカフェでした。

そして、座席からは下田の海が一望。

遊歩道を歩いた後にひと息つくにはいい施設でした。

さて、コーヒーをいただいたら次のスポットへまいりましょう!

つづく

 

<ベコたびinformation>

寝姿山

下田駅の裏手、徒歩すぐにあるのが下田ロープウェイ。このロープウェイでサクッと行けるのが寝姿山です。

標高わずか200mと低いものの、展望台からの眺めは絶景。下田港を眼下に見下ろし、周辺の岬を一望できる好立地です。伊豆三景の一つといわれ、天気が良ければ伊豆七島を見渡せます。

寝姿山という名前の由来は、山を横から見ると婦人が仰向けに寝ている姿に見えるためだとか。もともと海底火山のマグマが固まってできた山で、伊豆半島が本州に衝突した後、隆起・侵食によって地表に現れたそうです。

それはさておき、特に素晴らしいと感じたのが緑豊かな遊歩道。ちょうど初夏で新緑が眩しい季節でしたが、色とりどりの草花も咲き、気持ちが高まりました。

遊歩道は山頂付近をぐるりと巡るコースですが、いい運動にもなりそう。見所としては、二つの展望台と、愛染明王を祀る愛染堂や幕末の黒船見張り所あたりでしょうか。

ブラブラしながら約1時間ほどで一周できるコースですが、最後はロープウェイ山頂駅に併設されているカフェ・レストランがオススメ。

入店すると妙にゴージャスな内装で、ご覧の通り組子などの伝統工芸を用いた造り。伊豆を走る豪華観光列車「ザ・ロイヤル・エクスプレス」と同じデザイナーによる設計なのだそうです。思わずロイヤルエクスプレスに乗りたくなりますが、なかなか商売上手です。


 


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下田散歩5 爪木崎から太平洋を一望だべこ!

2022年05月22日 | 旅に出るにゃん(国内編)

春の下田散歩で下田の海を楽しんでいるベコ。

本日最後は海に突き出た半島の先端、爪木崎にやってきました。

ベコ 「爪木崎だべこ!」

向こうの方に灯台が見えてますね。

遊歩道をてくてく歩くと岬の突端に到着です。

ベコ 「爪木崎灯台だべこ!」

太平洋に悠然とそびえる灯台なのです。

西日を浴びて堂々とそびえています。

そして、岬の先端からの光景がこれ!

ベコ 「うおーっ!」

ベコ 「うおーっ!」

雄大な太平洋にベコも感嘆ですね。

周囲の風景を見渡すと・・・

やはり下田らしい入り組んだ海岸線。

ザッパーン

ザッパーン

ザッパーン

岸壁に波が打ちつけています。

ちなみに、反対側を見てみると西日に照らされた海と岬。

逆光でキラキラです。

うーん、眩しいです!

岬だけあって風もビュンビュン。

体も冷えてきたので、そろそろ宿に戻りましょうか。

ちなみに、爪木崎の付け根のあたりには、ちょっとした入江がありました。

帰りがてら、降りてみましょう。

入江に降りると、風もぱったりやんで穏やかな海岸でした。

波も穏やかでカヌーを漕ぐ人も。

きれいな海の色ですね。

さあ、爪木崎はここまで。

いやー、好天の1日、下田の海岸を弾丸訪問したベコ。

最後は雄大な太平洋を望む絶景の爪木崎でした。

ベコも大満足です。

ベコ 「下田の海を制覇したべこ!」

いやいや、制覇したわけではないですよ。

ちなみに、帰り道にちょっとした花壇があり、色鮮やかな花々が咲いていました。

なんという花でしょうか。

観光客もあまり立ち寄らない小さな場所で、ひっそりと咲いていました。

さあ、それでは宿に戻り、温泉に浸かってゆくっり休みましょう!

つづく

 

<ベコたびinformation>

爪木崎

下田の先にある岬で、伊豆半島からちょこんと飛び出た半島です。須崎御用邸があることで有名ですが、岬まで出ると広大な太平洋と波に削られた荒々しい岸壁が印象的。

岬付近には爪木崎灯台や入り江の海岸、自然公園などがあり、気持ちのいいお散歩が楽しめます。特に有名なのが冬場に咲くスイセンの大群落だとか。その数は300万本とも言われ、多くの観光客が訪れるとのこと。

そして、爪木崎でもう一つ有名なのが「俵磯」。岬の先端に向かう途中、周辺の岸壁を見ると、なんだかカクカクした岩が並んでいるのが見えます。

これは地質学でいう「柱状節理」。NHKのブラタモリでよく紹介されますが、海底火山のマグマが地層の隙間に入り込み、冷える時に柱の形に固まったもの。

そして伊豆半島が本州に衝突した際に隆起・侵食して、地表に現れたものなのだそうです。

伊豆半島は全体がジオパークでもあり、地質学的にも貴重な場所があちこちに。たまにはこうした勉強もいいかもしれませんね。


 


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