ベコが行く!涅槃な旅路

旅するベコのゆるみ系ブログ。

ベコのイタリア紀行13 ペルージャの町は中世の迷路だべこ!

2019年06月16日 | ベコのイタリア紀行2019

イタリア・ペルージャを訪問中のベコ。

朝ご飯を食べたら、いよいよペルージャの町並みを散策です。

ちなみに、今回の旅のお供はこちら。

ベコ 「ミラーレスだべこ!」

これまでずっとコンパクトカメラ1つで旅を続けていたベコ。

今回は満を持してミラーレスの出番です。

さっそくホテルを出ると、そこから北に向かってメインストリートが伸びています。

ベコ 「お散歩スタートだべこ!」

空気はまだヒンヤリしていますが、てくてく歩いてみましょう。

道の両側はどっしりした建物が並びます。

立派な鐘楼もそびえてますね。

ペルージャは小高い丘の上にある町。

その割には意外と道路が平坦なのでちょっと意外です。

メインストリートを歩くと、ほどなくして11月4日広場に到着。

ベコ 「11月4日広場だべこ!」

変な名前の広場ですが、旧市街の中心部で主要な建物が並んでいます。

そして、これは巨大なプリオーリ宮

ベコ 「巨大な宮殿だべこ!」

この巨大な建物の3階には有名な国立ウンブリア美術館があります。

さっそく入ってみましょう。

入口のホールは雰囲気満点。

ベコ 「ひゃー、まるで中世だべこ!」

ところが!

なんと美術館の内部は撮影禁止。

かなり広い美術館で、キリスト教を描いた教会美術の宝庫でしたが、ご紹介できずに残念至極です。

一方、同じ建物の横側にあるのは公証人の間

ベコ 「建物の横から入るべこ」

あまり目立たない脇の入口から入ります。

ほー、これは素晴らしい。

きらびやかな部屋です。

壁や柱にはたくさんの絵が描かれています。

これらの絵は何を示しているのでしょうか。

なんだか紋章のような気もします。

いずれにしても、当時の栄華が感じられる装飾です。

プリオーリ宮を出たら、周辺をちょっと歩いてみましょう。

ここはメインストリートの隣にあるもう1つの大通り。

ここにも重厚な建物が並んでいます。

いやー、ホントに中世の町並みですね。

道路わきの街燈もなかなかおしゃれ。

さあ、それでは

11月4日広場からさらに北に向かって進みましょう。

ここから先は細い路地が入り組んだエリア。

まるで中世の迷路に迷い込んだかのような雰囲気になります。

ほーっ

これはなかなか。

突然、古びた町並みになりました。

頭の上にはアーチのようなものもありますが、

どうやら渡り廊下でしょうか?

しかも、路地に入ると急な坂道になります。

おっと、これは要注意。

平坦だった道が、急勾配の坂道になるのです。

そんな中世の路地にはこんな大きなアーチもありました。

いったい何のためのアーチなのでしょう。

ここにも巨大なアーチ発見です。

いやー、まさに中世へのタイムトリップ。

時をさまよう旅人です。

さて、そんなペルージャには有名な水道橋があります。

ほー、なるほど、これが噂の水道橋。

なんとこの水道橋、

 

エトルリア時代のもので、広場の噴水まで水を引くために造られたのだとか。

ちょっと水道橋まで降りてみましょう。

振り返って町を見上げるとこんな感じ。

はるか昔の遺跡ですが、今も住民の生活に溶け込んでいるのです。

感慨深いですね。

そんなこんなで、旧市街の北端まで来ました。

ここは町を囲む城壁のあたり。

歴史を感じさせる建物が並びます。

てくてく歩けば、ホテルから15分程度で来れる距離。

見ると、道路を隔てて向こう側にも町が広がっている模様。

いやー、

なかなか味わい深いペルージャの町でした。

ウンブリア州の州都で大きな町かと思ったのですが、思いのほかこじんまり。

落ち着いて静かに過ごせそうな町でした。

ローマのような騒がしい街に疲れたら、立ち寄ってみるとよいかも。

ベコ 「落ち着いた中世の町だべこ!」

もう少しお散歩したいところですが、次のスポットへまいりましよう!

つづく

 

ペルージャ Perugia

ペルージャは町全体が中世の落ち着いた雰囲気。町の周囲には爽やかな緑が広がっており、賑やかなローマに疲れた人にはちょうどいいかも。日本人観光客もほとんど見かけませんでした。

今回のペルージャ観光は1日限りでしたが、思ったほど大きな町ではなく、2日あればほぼ回りきれそうです。今回訪れた「ウンブリア美術館」や「公証人の間」以外にも見所があり、中でも「大聖堂」や「サン・ピエトロ教会」は時間の関係で行けず残念でした。

そのウンブリア美術館は、教会の祭壇画を中心に約40室に4000点の美術品が並びます。ブログでご紹介できないのが残念ですが、1時間以上かけてじっくり見学しました。

展示されている絵の題材は、キリストの殉教や聖母マリアの受胎告知などほぼ同じ題材。同じ題材でこれだけ違う絵があるのもびっくりですが、それぞれの画家が同じテーマをどう描き分けているのか興味深いと感じました。

公証人の間は見ての通りですが、入口はプリオーリ宮の広場側の2階の側面から入ります。入口が分かりにくいので注意が必要かも。一方、ガイドブックに紹介されている「商人組合」の入口は結局見つからず。期待していたのですが残念でした。

ちなみに、ペルージャは小高い丘の上にあるため急な坂道だらけです。メインストリートとその両側は平坦ですが、路地裏に入るといきなり急な坂道が始まり、谷に落ち込むようにどこまでも続くのでご注意を。

最後に、滞在中の買い出しで不可欠なのがスーパー。鉄道のペルージャ駅前に大きなco-opがありますが、サラダやサンドイッチなどパックされた食料がないのは不便。ただ、カタコトのイタリア語で量り売りのお惣菜を買ったところ、味はなかなか美味でした。

一方、旧市街で宿泊したホテル近くにumbroというスーパーがありましたが、スーパーというより小さな八百屋さん兼食堂で、お惣菜もなく期待はずれ。ペルージャ滞在最終日に11月4日広場近くのco-opを発見しましたが、時間がなくて確認できずじまいでした。


 


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ベコのイタリア紀行12 雲海にそびえるペルージャだべこ!

2019年06月09日 | ベコのイタリア紀行2019

7年ぶりのイタリア紀行

遠路はるばる、やっとの思いでペルージャに到着したベコですが、

一晩ぐっすり寝てようやく目覚めました。

目をこすりながらカーテンを開けてみるとびっくり!

なんとそこには…

ペルージャの町を囲むように雲海が広がっていたのです!

ひょえー!

周囲は完全に雲海です。

いや、これはすごい…

予想外の光景にホントびっくり。

ちなみに、これは昨晩ライトアップされていた教会のようです。

教会の向こうの方は完全に雲の中。

もくもくです。

雲海の上には山並みが見えてます。

ペルージャのあるウンブリア州は、小高い丘が連なる地形。

そんな丘と丘の谷間に雲海が立ち込めるのです。

朝からえらいことになりました。

ベコ 「えらいことだべこ!」

予想外の雲海に、寝ぼけまなこのベコも感動です。

あれは旧市街に建つ教会の塔でしょうか。

凛々しい姿です。

塔の向こうの谷にも雲海がただよっています。

はるばるやってきたペルージャですが、長旅の苦労が報われる絶景ですね。

とはいえ、朝はかなり冷え込んでまるで冬の寒さ。

持参したダウンジャケットを着込んでしばし撮影です。

さあ、お日様も徐々にのぼってきたようです。

木々の新緑もきれいですね。

屋根瓦とのコントラストも味わいがあります。

さて、朝の撮影もここまで。

お腹も空いてきたところで、朝ごはんといきましょう。

ということで、

朝食はお屋敷の一室を思わせる食堂でいただきます。

何かのホールとして使われていたのでしょう。

窓から見える外の景色は石造りの建物。

中世っぽいです。

そして、これがホテルの朝ごはん。

ベコ 「いただきますだべこ!」

イタリアの朝食はいたってシンプル。

ハム、チーズ、パンがメインで、野菜はごくわずか。

温かいスープもありません。

パンの種類はかなり豊富なのですが、日本でいえば菓子パンとタルトばかり。

毎日これだとちょっと厳しいかもね。

さあ、腹ごしらえがすんだら、さっそく活動開始です!

つづく

 

<ベコたびinformation>

ウンブリア地方のバス Fsbusitalia

ペルージャはウンブリア州の州都でローマからは直通列車で2時間半。しかし旧市街は小高い丘の上にあるため、鉄道のペルージャ駅からはバスかメトロでさらに20分程度かかります。

今回利用したバスは4路線ありますが、いずれも終点は旧市街のイタリア広場。バスの切符は駅の窓口か自販機で購入し、1回70分有効で1.5ユーロ。自販機で何枚かまとめ買いましたが、10ユーロ札がはねられたためカードで購入。やはり自販機は厄介です。

バスの車内では停留所の表示もアナウンスもありません。たまたま終点が目的地だったので良かったですが、途中のバス停だとかなりヒヤヒヤ。そういう意味ではメトロの方が安心ですが、宿泊するホテルがバス停の近くなのでやむなくバス利用でした。

ペルージャをはじめウンブリア地方のバス路線図や時刻表は「fsbusitalia.it」のサイトで閲覧可能です。必要なページだけあらかじめ印刷するか、まるごとスマホに保存していけば便利。

 

ホテル・シーナ・ブルファニ Hotel Sina Burufani

 ペルージャ旧市街の南端にある5つ星ホテル。バス停のあるイタリア広場のはす向かいという好立地。思ったほど大きくありませんが、格式を感じさせる立派なホテルです。

今回宿泊したのは30平米のスーペリアルダブル。落ち着いた作りで雰囲気のいい客室でした。部屋はガーデンビューを予約しましたが、バルコニーからはウンブリアの緑の大地を一望できる絶景の部屋でした。

お風呂はバスタブ付きで足を伸ばせるサイズで嬉しいところ。カーテンはやたら分厚い布で、まるで宮殿の寝室。無料Wi-Fiの接続も良好で助かりましたが、コンセントが少ないのは玉にキズ。

 ペルージャはローマよりも気温が低く、5月でも朝晩はかなり冷え込み冬の寒さです。さいわい客室のエアコンはしっかり効いてくれ、お風呂のお湯もアツアツで助かりました。

朝食バイキングはまずまずですが、5つ星ホテルとしては寂しい限り。パンは品数が豊富ですが、野菜やおかず類はごくわずか。スープ類もありません。ヨーロッパの朝食は質素なものが多くやむを得ないのですが、ちょっとがっかり。

客層は欧米人が多い様子で、日本人は見かけませんでした。スタッフもフレンドリーで快く滞在できるホテルです。5つ星なのに料金もかなり安く、ペルージャ滞在の際はおススメです。


 


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ベコのイタリア紀行11 復活のイタリアだべこ!!

2019年06月02日 | ベコのイタリア紀行2019

さて、今回から新たなベコ旅シリーズが始まります。

旅の目的地は2度めのイタリア

前回の2012年はローマ、フィレンツェ、ベネチアを巡るイタリア三都物語でした。

一方、今回は緑のトスカーナ州とウンブリア州を巡る、自然と歴史の旅。

なかでも、トスカーナ州のオルチャ渓谷では世界遺産の絶景を堪能する予定です。

果たしてどんな旅になるのでしょうか。

乞うご期待です!

    

旅の始まりはいつもワクワク。

さっそく飛行機に乗り込みましょう。

今回は北京経由の乗り継ぎ便でイタリアまで合計18時間。

ベコ 「イタリアに向けて出発だべこ!」

高らかな雄叫びとともにテイクオフです。

とはいえ、計18時間のロングフライト。

しっかり腹ごなししないといけません。

ベコ 「いただきますだべこ!」

一見カレーライスのようですが、これは牛めし。

シンプルな食事です。

ところで今回の飛行機のフライト情報画面はちょっとユニーク。

いろんな角度から飛行状況を見れるのです。

 

ベコ 「お、コクピットだべこ!」

360度ビューもあってなかなか興味深い画面です。

とはいえ、18時間のフライトはなかなかハード。

目的地のローマはまだまだ先です。

映画を2本見て、ガイドブックを熟読してからしばしお昼寝。

それでもローマはまだまだ。

さらにイタリア語の予習をして、エコノミー症候群予防のために機内を軽くお散歩。

そうこうしているうちに、本日3回めのご飯となりました。

ベコ 「不思議な味だべこ」

なんだか、子供のころに食べた給食のソフト麺のような味でした。

そんなこんなで、ヘロヘロ状態でようやくローマ・フィウミチーノ空港に到着。

ベコ 「もう、ヘロヘロだべこ〜」

現地時間は19時過ぎですが、日本時間ではすでに夜中の2時。

さらにローマ市内までは空港特急のレオナルド・エクスプレスで30分。

夜のイタリアを移動します。

ベコ 「うー、眠いべこ~」

ローマ・テルミニ駅に着いたら買い物をしてホテルに入り、シャワーを浴びたら日本時間で明け方4時過ぎ。

いやー、乗り継ぎ便はホントにハード。

前後不覚の眠りについたベコでした。

しかし、翌日も夕方から再び移動です。

一路、ペルージャを目指します。

ベコ 「今日も移動だべこ」

ローマ・テルミニ駅から鉄道とバスを乗り継いで3時間半。

そんなこんなで、ようやく最初の目的地ペルージャに到着です。

ペルージャでお世話になるホテルに入るとそこは…

おおっ

おおっー!

これまたすごいホテルに来てしまったようです。

クラシックな雰囲気満点のホテルです。

それもそのはず。

ペルージャ旧市街ではもっとも格式の高いホテルなのだとか。

お部屋も立派です。

高級感たっぷり。

もしや、昔は貴族の館だったのかも。

バルコニーに出ると夜景が見えました。

ペルージャは小高い丘の上に広がる町。

周囲の町並みが見渡せるようです。

すぐ近くには教会も。

は~、これで長旅の疲れが癒せそうですね。

ま、何はともあれ、ゆっくり休むことにいたしましょう。

明日からいよいよ活動開始です!

つづく

 

<ベコたびinformation>

中国国際航空 Air China

今回は、北京経由の乗り継ぎ便で中国国際航空を利用。かつて何度か利用したこともあり、料金の安さで決めました。中国東方航空も料金の安さでは負けてませんが、スターアライアンス加盟の中国国際航空に決定。

ところが、今回は機体の到着遅れのため羽田〜北京便の出発が大幅遅延。あわや乗り継ぎ困難かという危機に陥りました。

結果的に無事に乗り継げたものの、北京空港での乗り継ぎ時間はほぼ30分。国際線の乗り継ぎは最低でも1時間は必要と言われる巨大な北京空港で、地獄の猛ダッシュで奇跡的に乗り継ぎました。

ちなみに、当日のパリ便やロンドン便へは乗り継げなかった模様。たまたま復路で乗り合わせたイギリス帰りの日本人の話では、なんと北京で2日間足止めにあったそうです。ホントに危機一髪だったのです。

そんな中国国際航空ではありますが、全般的にあまり心配はいりません。食事は正直オススメできませんし、機内の映画も本数が少ないものの、機体はちゃんとしてますし、値段の安さを考えたら十分選択肢。

なお、公式サイトから予約すれば事前の座席指定も可能で、オンラインチェックインは36時間前から。ただ、不思議なのは搭乗券を印刷して持参すること。旅行中にはプリンタもなく印刷できないため、結局オンラインチェックインは利用せずでした。

トレニタリア Trenitalia

日本でいうJRに当たる鉄道で、イタリアの国内移動では必須の交通機関。略称は「FS」で、列車の種類は大きく3種類あります。

1.新幹線に該当するフレッチャ
 ・フレッチャロッサ(FR)
 ・フレッチャルジェント(FA)
 ・フレッチャビアンカ(FB)
2.特急のインテルシティー(IC)
3.在来線のレッジョナーレ
 ・レッジョナーレベローチェ(RV)
 ・レッジョナーレ(R)

今回は主に短・中距離区間を走るレッジョナーレシリーズとインテルシティーを利用しました。

切符の購入方法は、駅の窓口、駅の自動販売機、オンライン購入の3種類。そのうち駅の窓口は言葉の問題もある上、行列に並ぶ必要があるため利用せず。自販機は前回のイタリア訪問時にカードの支払いがうまくいかず苦労したため回避。ということで、今回は事前のオンライン購入により日本で切符を手配しました。

オンライン購入は日本語画面もあるため使い勝手は問題なし。希望の列車を指定して申し込むと、電子メールで切符が送られてきます。これを印刷して持参すればOKです。乗車前の打刻も必要なく、検札の車掌さんに提示するのみ。

インテルシティー以上では全席座席指定ですが、座席は自動で割り振られてしまいました。座席はほとんどがボックス席ですが、ボックス席では座席番号が横並びではないため、複数人で座席指定する場合は注意が必要かも。

なお、ローマ~ペルージャ間は直通列車があまりありません。「歩き方」によると直通は1日4~5便とありますが、昼間の列車はなんと2本のみ。1時間に1本くらいはあるだろうと思っていたため、大きく予定が狂ってしまいました。直行だと2時間半ですが、乗り換えだと3時間~4時間近くかかるため要注意です。

ちなみに、ローマのテルミニ駅のプラットフォームは1番線から25番線まで横一列に並んでおり分かりやすい構造。ただ、空港からのレオナルドエクスプレスが発着する25番線と、近郊路線のレッジョナーレが発着する1EST、2EST番線のプラットフォームは入口からはるか彼方。延々と歩くことになり、時間ギリギリに行くと間に合わないのでご注意を。

また、トレニタリアの車両自体はやや粗雑な作り。特にトンネル内での気圧の変化が激しく、ホントに耳が痛くてしかたありませんでした。


 


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