秋の栂池自然園で紅葉を堪能しているベコ。
秋晴れの下、足取りも軽やかにハイキングです。
引き続きルートに沿って湿原を巡りましょう。
徐々に標高も高くなり、遊歩道から望む周囲の山々はすっかり秋の風景。
あちこちに立っている松(シラビソ?)の緑が目立ちます。
こちらはすっかり色づいたカエデ。
さて、ここは三つ目の浮島湿原。
小さな池塘が点在する湿原で、あまり広くはありません。
ただ、周囲の山肌のダケカンバは真っ白。
印象的な風景です。
ほー
はー
まるで絵画のような風景です。
しかし、浮島湿原を過ぎると勾配が急になってくるのです。
ベコ 「はあはあ、ぜえぜえだべこ」
栂池自然園はここからが踏ん張りどころ。
焦らずゆっくり登りましょう。
とはいえ、一段と山が近くなった気がします。
ちなみに、階段を登る途中に自然園の全景を一望できる場所があります。
写真ではちょっと分かりにくいかな。
目を凝らすと、はるか向こうから歩いてきたことが分かります。
なるほど、どうりで疲れるはずです。
一方、こちらからは周囲の山脈を一望。
いやー、汗をかいた体に心地よい風が吹いてます。
ただ、よく見ると周囲の葉っぱはやはり傷んでます。
残念ですね。
さあ、引き続きルートを進みましょう。
足元の悪い急登を経て、標高もかなり上がってきた様子。
ここまで来たら、あともう一息です。
周辺の紅葉に励まされながら最後の一踏ん張り。
ということで、急登を登り切って到着したのはここ!
バーン!
栂池自然園の最高地点にある展望湿原です!
ベコ 「やったー、ついに踏破だべこ〜!」
いやー、フラフラになりながら最後はなんとか到着です。
さっそく高度を測定しましょう。
うん、2,000mを超えてベコも大満足。
ベコ 「うおーっ!」
ベコ 「うおーっ!」
いやー、ホントお疲れ様でした。
湿原の向こうには白馬連峰の山腹に広がる白馬大雪渓。
夏でも雪が溶けずに残っているのです。
湿原を囲む山並みも紅葉が進んでいました。
まさに見頃ですね。
よく見ると、ここにもダケカンバの白い樹木。
力を振り絞って登り切ったベコも感無量。
気がつくと、お腹も空いてきた頃。
それでは、いったんここでお昼休憩とまいりましょう!
つづく
<ベコたびinformation>
栂池自然園の地獄の混雑
栂池自然園は、ふもとの栂池高原からゴンドラリフトとロープウェイを乗り継いで到着。で、ピークシーズンに付き物なのが混雑。朝早くから行列ができて大変です。
夏も混雑していましたが、秋は比べ物にならない大混雑でビックリ仰天。今回は休日を外して月曜に訪れましたが、それでもゴンドラ乗り場には延々と行列が続いており愕然としました。
宿のご主人によると前日の日曜はさらに物凄い混雑で、ゴンドラ待ちが2時間にもなったそうです。栂池自然園の上にある白馬岳方面への登山を諦めたハイカーもいたとのこと。秋の栂池、恐るべしです。
そんな栂池自然園ですが、少しでも混雑を避けるなら前売券の購入や平日の訪問くらいしか方法がありません。前売券は宿泊する宿で販売されており、チケット売り場に並ばずに乗り場へ直行できるのがメリット。
ただ、ゴンドラリフトは回転が速くなんとか乗れても、問題のボトルネックは乗り継ぎのロープウェイ。定員が決まっており、ゴンドラから移動してきた乗客を同じペースでさばけないのです。
今回は平日の月曜日でしたが、8:40にゴンドラ待ちの列に並び、ゴンドラに乗れたのが9:15。その後、ロープウェイ待ちの列に並んだのが9:40で、ロープウェイに乗れたのが10:05。
結局、栂池自然園に到着して、トレッキングを開始できたのが10:30。ふもとのゴンドラ駅から2時間後です。
帰りも帰りで問題です。下りのロープウェイに乗るのにこれまた待ち時間が発生。ただ、上りとは逆に、下りのロープウェイを降りた後はゴンドラには問題なく乗れるのは安心材料です。
いずれにしても、帰りのバスに間に合うよう早めの下山が重要です。今回は15:26発の長野行きの特急バスに乗るため、13:45からロープウェイの列に並びました。
で、下りのロープウェイに乗れたのが14:05で、ふもとのゴンドラ駅に到着したのが14:35。ロープウェイに乗れさえすれば、順調に降りることが可能です。
下山後は、コーヒーを飲んで、コインロッカーから荷物を取り出し、観光案内所で特急バスのチケットを買って、バス停に並んだのが14:55。
バス停では行列の先頭でしたが、バスの乗客はそれほど多くなくて助かりました。これも平日だったのが良かった模様。ピークシーズンの休日には特に注意が必要ですね。
ところがです。そんな混雑と格闘してようやく入園した栂池自然園でしたが、実は園内に入園したらなぜか人が少ないので2度ビックリ。行列待ちをしていたあれだけの人は一体どこへ!?頭の中が「?」になりながら帰宅した白馬訪問でした。