Always Autumn

Letter from Perth

久々のレコードプレーヤー

2008-06-15 00:44:05 | 音楽

CDというデジタル音の世界に慣れて久しい。

それでも旦那は、昔のアナログ音を聞きたくなる時があるそうだ。

家にあるレコードプレーヤーは、いい加減ガタが来ていて
曲のスピードが、うにゅうにゅと速くなったり遅くなったりするので
キャビネットの上でずっと放置状態。

せっかく山とあるレコードが聴くに聴けない状況で、もう何年も経っていた。

そしたら昨日。
旦那が仕事の帰りに、いきなりこれを買って来た

アメリカ製のレコードプレーヤー。




特価でその商品を売っていた電気店では、ヘッドと言うのか
レコード針の部分が、なぜか盗まれていたらしい
仕方がなく、店の人がもう少し上等なヘッド部品を、無料で付けてくれたそうだけど・・・

開けてびっくり
そのパーツは、針から細かなワイヤーから何もかもバラバラ。
旦那は、パーツはもう組み立ててあるものと思っていたそうだ。

家に帰って即、アナログ音楽の世界に浸れると楽しみにしていたらしいのに
何て言うか・・・お気の毒?

説明書を広げ、懐中電灯を手元に置いていざ、作業を開始する旦那。

『・・・って自分で組み立てるんかい、それを』
つい、憐みの目で見てしまう私。

どこぞの大手家具会社の〇KEAを思い出す・・・
(余談だけど。ここの家具を組み立てるのは、マジに大変

それでも着々とパーツを組み立てていき、格闘の末1時間後には
ようやっと針のヘッド部分が完成

本体に取り付けて、大昔のLPレコードをかけてみる。

ぷちぷちとか、さ~~っという独特の音とともに
ロックなんだけど、やわらかく暖かみのあるレコードの音が響き始める。

うわ、めちゃくちゃ懐かしい感じ
たまには良いな。

レコードプレーヤーは英語でTurn‐table。訂正があります。追記参照お願いいたします。)

ハイテク時代に生きる息子は、それがどんな物かピンと来なかったようだ。

テレビや映画でDJが使うのは見たことがあるけれど、ホンモノは初めて見ると言う息子。

目の前でくるくる回るLPレコードを見ながら
彼の目もくるくるしていたなんで蚊取り線香・・・

世代の違いだなぁ(笑)

綺麗ですっきり無駄のないCDの音とは、また違った良さがある。

最近、レコードと共にプレーヤーも復活し始めたというのは
そういう音をまた聴きたいと思う人が増えてきたからなのかな。


これでもか、これでもかと日々進化を続けるテクノロジーの威力には実に恐れ入る。

でも、人間たまには原点に戻ってみるのもいいものだわ


2013年1月7日追記+訂正とお詫び●○●○●○●○●○●○●○●○●○

読者のsuomi様から、以下のような貴重なご指摘をいただきました。
コメント欄にお返事を書かせていただくよりも本文の方が良いかと思い、そうさせていただきます。

『レコードプレイヤーは、英語では"Record Player"です。
それを"Turn‐table"というのは、今風の言い方。特に、「レコードプレイヤー」が日本独特に言い方、と言うわけではありません。
そもそも、"Turn‐table"は回転盤のこと。レコードを乗せる回転盤以外のお皿も世の中では回っているのですから、それらも含めて"Turn‐table"です。』

suomi様、どうもありがとうございます。

このブログ記事は5年前のものでした、拙い表現で申し訳なかったと思います。

自分の上の文章、“レコードプレーヤーは英語でTurn‐table。”と断言するのは間違っておりました。

やはり普通にレコートプレーヤーとも呼びますね、ここに訂正してお詫び申し上げます。

ついでに、Turntableで一語でした

ただ、オーストラリアでは"Turntable"とよぶ人が多いので、ああそうなんだな、と思ってしまったわけです。

WikipediaでTurntable→Phonographで調べましたところ、このような一文がありました。

【Australia;
In Australian English, "record player" was the term; "turntable" was a more technical term;】
(オーストラリア英語では、レコードプレーヤーは用語で、ターンテーブルはより専門的な用語である。)

オットは家で趣味の音楽スタジオを持っており(本職は放送関係)、地元のミュージシャンたちが出入りしていますが
その人たちもやはり“Turntable"と言っているので、もしかしたら業界の人はそう呼ぶのかもしれません

オットに聞いてみたところ、CDプレーヤーなどと明確に区別するために"Turntable"と呼ぶ人が多いようだ、とも申しておりました。
どうやら、この言い方はオーストラリア英語で特に使われるようです。

いろいろと勉強になりました。
このような専門的なことは最初からもっと調べてからブログに書くべき、申し訳ありませんでした。
以後、気をつけようと思います。

suomi様、どうもありがとうございました。

 

お~たむ







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誕生日においしいワインでお祝いを。

2008-05-28 18:15:32 | 音楽
5月27日は、旦那の〇〇歳のお誕生日でした


本人はお仕事で忙しく、特にお祝いはできなかったけど
夕食は旦那が好きな鶏肉のトマト煮込みを作り

マーガレット・リバー(パースから南へ330キロほど下った所にあるワインの産地)の
ちょっとお高め赤ワイン(当家比)で乾杯

すごい、おいし~い
喉ごしが良く、口いっぱいにふわ~っと暖かみが広がるのです。

マーガレット・リバーのワインはなかなか有名なのだけど
このワインは、今まで飲んだ中で一番おいしかったかも

今度日本に帰る時にお土産に持って行こうかな・・・

チキンのトマト煮込みは我が家の定番ですが、簡単で失敗無し
見かけは大したことないけど、味はまあまあ?


さて実は、5月27日というのは
私がパースに来てすぐに、大ファンになったミュージシャン
Neil Finn(ニール・フィン、在ニュージーランド)のお誕生日でもあるのです

Happy Birthday,Neil

はぁ~~。

一緒にこのワインを飲みたかった(笑)

いつだったか、ニールのお誕生日が旦那と同じ日だとわかった時は
凄くびっくりしたのを覚えています。

確か、思わず
「そっか  だから私、あなたと結婚したんだね

・・・と叫んだら旦那が

「無理もない。実は俺とニールは双子の兄弟なんだ」。

や、それ絶対、無理だから

どうやって3年離れた双子が生まれるんですかっ(笑)


10年近く前だったかな。
ニールがパースでソロ・コンサートをした時に、一家で見に行ったのですよ。

彼のコンサートはものすごく楽しいので、子供達も全然飽きなかったし
娘なんか結構、ファンになっているし

あの時、コンサートも終盤を迎え、彼ちょっと西オーストラリアワインが回っていたのかな~。

ギター1本で名曲の“Don't Dream It's Over”※を熱唱していた時に
天下のニール・フィン様、舞台からどてっと落っこち遊ばされて

満員御礼の観客が「おおーーーっ」と総立ち

どうやら足元が暗くて、舞台の端がよく見えなかったそうな。

倒れながらもギターを弾き続けていたのは、さすがプロ(笑)

そのコンサート・ツアーでギターを弾いていたニールの息子さんが

“Are you Ok, Dad?”(父ちゃん、大丈夫かい)と聞いたのが印象的でした。

音楽の神様的存在の彼も、息子に心配されるごくフツーのお父さんだったのかって


それからパースでコンサートがある度に、ニールはその時の話をするのです。

あたしゃ生き証人の一人として得意、得意(笑)

最近のニールは、なかなかの年齢になってしまいましたが、声は衰えていません。
またアルバム出さないかな・・・


ところで私自身はてんびん座ですが
相性が良いのが、この時期のふたご座の人らしい。

だからなのかどうか。
お友達に、ふたご座の人が多いのです

亡くなった母親(友達???)は、5月24日生まれだったし

ニール(良いんです、お友達ってことで)も、旦那も5月27日。

これから6月は、更にお友達誕生日ラッシュ。

3日に一人、10日に二人、15日に一人、21日に二人。

メール送るからね~
(お心当たりの方へ)


あれ。
今日のブログ、誰の誕生日の話がメインだったのやら


※ご参考までにこちらが例のグループです↓



Don't dream It's over-Crowded House
















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宣伝です

2008-03-29 22:52:02 | 音楽
最近、旦那さんが“Acid Planet”という音楽サイトの
編曲コンテストにはまっています

基本となる課題曲は、プロの人が投稿します。
それをダウンロードし、各自が編曲して、再投稿するのです。

世界中の人が、思い思いのアレンジを投稿しています。
同じ歌でも、アレンジによってかなり感じが違いますよ

旦那さんは編曲用のソフトを使いながら、パソコンのドラムの音を入れたり
時に自分で弾いたエレキギターやアコースティックギターの音を入れています。

自分が投稿した歌を一人でも多くの方が聞いて下さると、スコアが上がるそうなのです

そこでですね
どなたか、これを読んで下さっている・・・
ハイ、そこのあなた

毎度お騒がせですが、ご協力をお願い申し上げてよろしいでしょうか

もしよろしければお聞き頂けますか、旦那さんがアレンジした歌

一応、以下のリンクを付けておきます。

http://www.acidplanet.com/artist.asp?PID=1097175&t=1257


ここに飛びますと、旦那さんの投稿画面に着陸します。

青い四角のロゴがあって、その横に
“Beth Hirsch Contest Remix”と太字のタイトルがあります。

更にその右横の方に「PLAY SONG」というのがあるので
そこをクリックしていただけると、歌が聞ける画面が出て来ます。

そこでPLAYアイコンを押せば、お聞きいただけるものかと。

歌手は女性です。
さわやかな感じの歌です。

何を歌っているのやらは、よくわからんとです

でも、旦那さんのエレキギターやドラム、パーカッションの音が入って
良い感じに仕上がっていますよ

・・・って一応宣伝したので、明日は何を奢ってもらおうかな


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コンサート

2007-11-17 17:01:30 | 音楽
昨晩、私の大好きなグループのコンサートを旦那と一緒に見に行ってきました

グループ名は「Crowded House」と言って、日本ではあまり知られていないけれど
イギリスを中心としたヨーロッパ各国やアメリカでは
根強い人気のロック系グループです。

私がこの国に住み始めたばかりの頃。
あまり友人も居なくて家に一人で居る時が多かったので
何となく音が欲しいな、とラジオを良く聞いていたのです。

その当時(1988~1989年)にヒットしていたのが、彼らの歌で
なんだかじ~んと来る歌声と、丁寧な音がすごく気に入ったのでした

そのリードシンガーは、なかなかイケメンということもわかって
一粒で2度おいしいってやつ?

旦那に、ある時「この歌、好きだなぁ」と言ったら、早速CDを買ってくれました。
彼も、そのグループが気に入っていたのでした。
以来、CDは手当たり次第に買い込み。
日本人としては彼らのナンバーワン・ファンだ、と自負している私です。

彼らの歌のおかげで、この国に住む楽しみも増えたしね

会場は、市内にある広い芝生の野外コンサート場。
パースのコンサートは、切符が発売当日、数時間で完売だったとか。
ちなみに、イギリスでも、来月12月に行われる5箇所の会場のチケットが、SOLD OUT(完売)だそうです。

リーダーのシンガーソングライター、ニール・フィンがニュージーランド人で
後はキーボードがアメリカ人(マーク・ハート)
新メンバーのドラマーもアメリカ人(マット・シェロッド)。
ベースギタリストがオーストラリア人(ニック・シーモア)。
そのオーストラリア人がメンバーにいてくれるおかげと、昔はニールもこの国に住んでいたので
Crowded Houseは一応“オーストラリアのバンド”となっています

まだ私が日本に住んでいた1986年に、彼らが発表した「Don't Dream It's Over」と言う歌が
USチャートで2位にまで上がったのですが、当時、その歌を日本でも良く聞いたし
今でもカラオケのリストには入っているとか(日本人の友人Kちゃん談)

10年以上活動していた彼らは、10年程前に解散しましたが(涙、涙
今回は新しいメンバー(ドラム)を入れて、再結成
久々のアルバム発売と、世界ツアーというわけです。

さて、会場入り口で荷物検査。
リュックサックはダメなんでだろう
私達は八百屋の布袋(笑)を持っていたので、大丈夫だったけど

食べ物の持ち込みもダメ誰かが買って来ていた“のり巻き”が没収されていた・・・
ああ、もったいない。食べてあげたのに
飲み物はペットボトルのお水だけ。

会場の中に入れば、軽食もアルコール類も売っていますが
そのために18歳以上限定のコンサートなのです。

コンサートは前からずっとずっと楽しみにしていたのですが、不安な点もちらほら。

酔っ払いが増えて手が付けられなくなったり
あちこちでケンカが勃発して巻き添えを食らったらどうしようとか・・・
群集に押しつぶされたらどうしようとか・・・
迷子になったらどうやって帰ろうとか

悶々と悩んだりしたのですが・・・。

なぁ~んてことはない。

彼らが活動していたのは、1980年代後半から90年代後半。
ファンはつまり、私達と同年代や年上が圧倒的に多く
まあそれもどうよ、ですけどね。

観客は皆、大人の余裕って言うんですか?
おとなしくしてました
後ろの方に陣取ったお兄さんは芝生に敷物を引いて
あの、ちょっとくつろぎすぎですよ~

会場には男女問わず若いファンも大勢、来ていました。

つい最近、若い人気女性シンガー数人がCrowded Houseの歌を歌ったアルバムをリリースしたことで
彼らの歌が知れ渡ったこともあるだろうし
親の影響でファンになった人もいるのかな?

さて、私達は舞台が割りと良く見える場所に陣取りました。
やがて、2組のオープニングアクトが演奏を開始。

最初のアーティストは若い男の子。
結構、上手。
会場から盛大な拍手が沸きます

その子が演奏の最後に
「皆さん、今日は来てくださって、ありがとう。
あ、でも・・・皆さん、ボクの演奏を見に来てくださったわけじゃないんですよね
と、とにかく、早く来てくださってありがとう」と謙虚な挨拶。
会場は笑いの渦。

うんうん、立派立派。
そういう謙虚な態度が、成功に導くのだよ、頑張りたまえ、君。
と心でエールを送っておいた。

次のオープニングアクトは、最近人気が出始めた新人バンド。
なかなかの迫力で、こっちはかなり歓声が上がっていました。

さあ、彼らが終わると待ちに待った本番

広い芝生にはたくさんの人。
公園の左側のスワン川の向こうに日が沈み
右側の市内の高い建物高層階に付いた明かりが輝きを増し
真上には細い月と、明るい星がちらほらと。

そして、まん前のステージにぱっと青い光が照らされて
リードシンガーがギターを抱えて
ピーンと最初の音を弾いた瞬間に、会場の1万人が総立ち

ええっ
・・・た、立つのか、やっぱり

そうしてコンサートの間中、立つ羽目になったのですが
2時間以上も立っていたなんて信じられないほど
時はあっという間にのように過ぎてしまいました。

会場の前方左右に付けられた大スクリーンで、良く見えました。
歌の間中、誰もが一緒に歌って、踊って。
グループのメンバーの掛け合いとジョークに、爆笑に包まれて

私の目の前の2組の若いカップルは仲良く抱き合いながら
ささやきあったり、踊ったりしてて・・・
ちょっとちょっと、公衆の面前で
コラコラって注意してしまおうかと、何度思ったことか

これって、単なる僻みってやつですかね

私の好きなリーダーは、ま、そらぁ年は取ったけど
相変わらずのパワフルな演奏(ギター、キーボードなんでもやる)と
歌声には魅了されまする。
時々アドリブも歌に入って楽しい。

はぁ~
良いなぁ~
最高・・・

会場で旦那が買ってくれた記念Tシャツを着れば
何だかちょびっと、若返ったような気分だし

家でライブDVD2時間立ってなんか見ないけど。
やっぱ、ライブは別物

あの臨場感、空気を振るわせる音の躍動感
好きな音楽を聴き、他人同士でも心が一体となる人々の高揚感・・・

たまらんですね










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