Always Autumn

Letter from Perth

敬語はっ!?

2010-05-19 01:23:45 | 娘と息子の勉強風景
          夕食の準備中、私の携帯が鳴りだしました。

          あ、ちなみに私の携帯はこんな骨董品です

    
  これはA美がハイスクールに入った年に
  買ってあげたものだから~~~~

  かれこれ9歳の携帯ですかねっフルッ!!!

  A美が2年前、新しいのを買った時。
  「ハイ、これ(って古いのを差し出して)。ママが使っても良いよ
  …ってくれたのがこれ。
  …そうですか、そりゃどうも

  ま、いいさ。まだ動くしね






          話は元に戻って…。


          自分の携帯が鳴ることはめったにないので、ハテ誰かな、パース友のMちゃんかなと思いながら。

          「はろ~~~」

          「もしもし、A美さん?」(日本人女性でしたが、Mちゃんのようなキャピーッのノリではありません)

          「いえ、お~たむですけど」

          「お~たむ、さん?」

          「はい、お~たむです、パースのお~たむです~」(誰か日本からかけてるのかと思い…)

 
          「…あ、あの…A美さんのお母さんですか?」


          「あ、はい。そうですけど」(ここでちょっと“誰、アンタ”な雰囲気を漂わせてみました)


          「私、Iと申します。●▲■大学の…」

           (内なるお~たむ:『げーっ!!! 先生だ、先生だ、A美の日本語の先生だぁ~!!』)


          「あ、あぁー!!! I先生ですかっ!!! も、申し訳ありませんっ!!!          

        (と携帯を握りながら頭を下げる母親。何故か“先生”からの電話にびくつく癖があり)         

         A美がいつもお世話になっております~~



         「いえ、あの、この携帯は…?」

         「はい、前はA美のだったんですけど、新しいのを買ったからおかーさん使って良いよって感じで~

         「わかります、ウチもそんな感じで…あの、A美さんはいらっしゃいますか?」

         「はい、ここに! 今、チーズをおろしていますけどっ


           (ここで、キッチンのテーブルでチーズをすりすりしていた娘に代ります。)

         
         ―― はい、A美です、今晩はー。

           …うーん、番号書き変えるの忘れてた。

          (←どうやらA美は大学の連絡先に、古い方の携帯番号を書いたままにしていた模様)


           …あー。

           …できるかなー。うんうん。

           …他の人はいないの? 

           …私で良いの~?

           …じゃーやってみようかなー。

                     
           A美の返事しか聞こえませんでしたが、先生に対する言葉使いに段々イライラっと

 
           そこで私、ひそひそ声で言いました。

          「A美!!! 敬語、敬語、敬語を使いなさいってば!!!」

           (聞こえたらしく、とりあえず“敬語”にしようと努力するA美)


        ―― あ、うん、はい、はい。

           …じゃ、それで良いよ、良いです。

           …明日、授業に行きますから、はい。

           …メール送ってくれれば良いよ。して下さい。

           …はい、じゃぁ、どうも。

         
           (「“ありがとうございました”って言いなさい!」)


        ――― …ありがとうございました。

            …はい、じゃぁね~。バイバイ。

          
            A美が話の内容を書いちゃダメーと言ったので、会話の詳細はご想像にお任せしますが


            「あんたさ、先生にはもっと敬語を使いなよ~~…」と言ったら

            「3年間、いつもああやってしゃべってるから…」。


            


            ええ~~っ いつもなのっ
            

            I先生、この場を借りてA美のご無礼をお詫びいたしますスイマセン




            敬語はまだ、どうも難しいみたいなのよね。

            娘には先生や年上の人、知らない人には敬語を使えって言ってあるんだけど…


            「普段から母親にも敬語を使いなさい 母をもっとソンケーしてみなさい」とでも言ってみようかしら





            A美の日本語が上達しますように

            こちらにカツを一発、お願いいたします


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Comments (10)
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