夕食の準備中、私の携帯が鳴りだしました。
あ、ちなみに私の携帯はこんな骨董品です
これはA美がハイスクールに入った年に
買ってあげたものだから~~~~
かれこれ9歳の携帯ですかねっフルッ!!!
A美が2年前、新しいのを買った時。
「ハイ、これ(って古いのを差し出して)。ママが使っても良いよ」
…ってくれたのがこれ。
…そうですか、そりゃどうも
ま、いいさ。まだ動くしね
話は元に戻って…。
自分の携帯が鳴ることはめったにないので、ハテ誰かな、パース友のMちゃんかなと思いながら。
「はろ~~~」
「もしもし、A美さん?」(日本人女性でしたが、Mちゃんのようなキャピーッのノリではありません)
「いえ、お~たむですけど」
「お~たむ、さん?」
「はい、お~たむです、パースのお~たむです~」(誰か日本からかけてるのかと思い…)
「…あ、あの…A美さんのお母さんですか?」
「あ、はい。そうですけど」(ここでちょっと“誰、アンタ”な雰囲気を漂わせてみました)
「私、Iと申します。●▲■大学の…」
(内なるお~たむ:『げーっ!!! 先生だ、先生だ、A美の日本語の先生だぁ~!!』)
「あ、あぁー!!! I先生ですかっ!!! も、申し訳ありませんっ!!!
(と携帯を握りながら頭を下げる母親。何故か“先生”からの電話にびくつく癖があり)
A美がいつもお世話になっております~~」
「いえ、あの、この携帯は…?」
「はい、前はA美のだったんですけど、新しいのを買ったからおかーさん使って良いよって感じで~」
「わかります、ウチもそんな感じで…あの、A美さんはいらっしゃいますか?」
「はい、ここに! 今、チーズをおろしていますけどっ」
(ここで、キッチンのテーブルでチーズをすりすりしていた娘に代ります。)
―― はい、A美です、今晩はー。
…うーん、番号書き変えるの忘れてた。
(←どうやらA美は大学の連絡先に、古い方の携帯番号を書いたままにしていた模様)
…あー。
…できるかなー。うんうん。
…他の人はいないの?
…私で良いの~?
…じゃーやってみようかなー。
A美の返事しか聞こえませんでしたが、先生に対する言葉使いに段々イライラっと
そこで私、ひそひそ声で言いました。
「A美!!! 敬語、敬語、敬語を使いなさいってば!!!」
(聞こえたらしく、とりあえず“敬語”にしようと努力するA美)
―― あ、うん、はい、はい。
…じゃ、それで良いよ、良いです。
…明日、授業に行きますから、はい。
…メール送ってくれれば良いよ。して下さい。
…はい、じゃぁ、どうも。
(「“ありがとうございました”って言いなさい!」)
――― …ありがとうございました。
…はい、じゃぁね~。バイバイ。
A美が話の内容を書いちゃダメーと言ったので、会話の詳細はご想像にお任せしますが
「あんたさ、先生にはもっと敬語を使いなよ~~…」と言ったら
「3年間、いつもああやってしゃべってるから…」。
ええ~~っ いつもなのっ
I先生、この場を借りてA美のご無礼をお詫びいたしますスイマセン
敬語はまだ、どうも難しいみたいなのよね。
娘には先生や年上の人、知らない人には敬語を使えって言ってあるんだけど…
「普段から母親にも敬語を使いなさい 母をもっとソンケーしてみなさい」とでも言ってみようかしら
A美の日本語が上達しますように
こちらにカツを一発、お願いいたします
あ、ちなみに私の携帯はこんな骨董品です
これはA美がハイスクールに入った年に
買ってあげたものだから~~~~
かれこれ9歳の携帯ですかねっフルッ!!!
A美が2年前、新しいのを買った時。
「ハイ、これ(って古いのを差し出して)。ママが使っても良いよ」
…ってくれたのがこれ。
…そうですか、そりゃどうも
ま、いいさ。まだ動くしね
話は元に戻って…。
自分の携帯が鳴ることはめったにないので、ハテ誰かな、パース友のMちゃんかなと思いながら。
「はろ~~~」
「もしもし、A美さん?」(日本人女性でしたが、Mちゃんのようなキャピーッのノリではありません)
「いえ、お~たむですけど」
「お~たむ、さん?」
「はい、お~たむです、パースのお~たむです~」(誰か日本からかけてるのかと思い…)
「…あ、あの…A美さんのお母さんですか?」
「あ、はい。そうですけど」(ここでちょっと“誰、アンタ”な雰囲気を漂わせてみました)
「私、Iと申します。●▲■大学の…」
(内なるお~たむ:『げーっ!!! 先生だ、先生だ、A美の日本語の先生だぁ~!!』)
「あ、あぁー!!! I先生ですかっ!!! も、申し訳ありませんっ!!!
(と携帯を握りながら頭を下げる母親。何故か“先生”からの電話にびくつく癖があり)
A美がいつもお世話になっております~~」
「いえ、あの、この携帯は…?」
「はい、前はA美のだったんですけど、新しいのを買ったからおかーさん使って良いよって感じで~」
「わかります、ウチもそんな感じで…あの、A美さんはいらっしゃいますか?」
「はい、ここに! 今、チーズをおろしていますけどっ」
(ここで、キッチンのテーブルでチーズをすりすりしていた娘に代ります。)
―― はい、A美です、今晩はー。
…うーん、番号書き変えるの忘れてた。
(←どうやらA美は大学の連絡先に、古い方の携帯番号を書いたままにしていた模様)
…あー。
…できるかなー。うんうん。
…他の人はいないの?
…私で良いの~?
…じゃーやってみようかなー。
A美の返事しか聞こえませんでしたが、先生に対する言葉使いに段々イライラっと
そこで私、ひそひそ声で言いました。
「A美!!! 敬語、敬語、敬語を使いなさいってば!!!」
(聞こえたらしく、とりあえず“敬語”にしようと努力するA美)
―― あ、うん、はい、はい。
…じゃ、それで良いよ、良いです。
…明日、授業に行きますから、はい。
…メール送ってくれれば良いよ。して下さい。
…はい、じゃぁ、どうも。
(「“ありがとうございました”って言いなさい!」)
――― …ありがとうございました。
…はい、じゃぁね~。バイバイ。
A美が話の内容を書いちゃダメーと言ったので、会話の詳細はご想像にお任せしますが
「あんたさ、先生にはもっと敬語を使いなよ~~…」と言ったら
「3年間、いつもああやってしゃべってるから…」。
ええ~~っ いつもなのっ
I先生、この場を借りてA美のご無礼をお詫びいたしますスイマセン
敬語はまだ、どうも難しいみたいなのよね。
娘には先生や年上の人、知らない人には敬語を使えって言ってあるんだけど…
「普段から母親にも敬語を使いなさい 母をもっとソンケーしてみなさい」とでも言ってみようかしら
A美の日本語が上達しますように
こちらにカツを一発、お願いいたします