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今日は8na8na-clubの活動日。
今続けているバッセルトン旅行の話とコラボしてみます。
↓バッセルトンに向かう途中で通ったABBA Riverの橋のそば。
Arum Lily(calla lily:カラー・リリー/サトイモ科)が
あたり一面に咲いていました。
よく見ると、森の奥までずーっと広がっています。
今まで南の地方に行くときは夏休み(1~2月)ばかりで、春の初頭に来たのは初めて。
見たことが無い光景でした。
この橋だけではなく、もう行く先々、西豪州の南地方かなりの広範囲で咲きまくっているこのお花。
始めのうちこそ、「あらきれいね~」なんて呑気に写真を撮っていましたが
よくよく考えてみるとなんだか変
これってオージーのお花じゃないよね、なんでこんなにあるんだろう?
そのあまりの数の多さに、違和感を覚えました。
Rさんに聞けば、「外来種なんだろうな~」と。
その後、お宿の管理人の方にもお話を聞いたらやはりそう、『外来種』の花でした。
この花は南アフリカ原産で、オーストラリアに本来無かったものです。
ずっと昔、移住してきたヨーロッパ人によってこの国に持ち込まれて以来
ものすごい勢いで増殖し続け、南の森に生きるネイティブ植物の大敵になってしまいました。
ユリの大きな球根が、森の貴重な地下水や栄養分を奪ってしまうので
今や彼らは『雑草』扱いされています。
「どこでもカラーを育てるのは簡単ってわけじゃないのに、皮肉なものね」と
宿の管理人さんがおっしゃっていました。
カラー・リリーなら我が家の庭にも一株ありますが、全然増えていきません。
残念ながら、この南の地方の気候がリリーにぴったりだったのでしょう。
当時の人たちの軽い行動が、一世紀、二世紀後の森にこんな深刻な問題を残してしまったなんて
ユリの花に限りませんが。
今現在、自分たちが取っている行動は将来のためになるのか否か。
責任重大、怖いことです。
日本だったら、例えば沖縄のマングース問題といったところでしょうか?
外来種問題はどこの世界にもありますね。
未来がどうなるのかを予測するのは難しいけれど、過去の過ちから学習して
同じ間違いを繰り返さないよう、気をつけないと。
そして未来を生きる世代のためにも、少しでも地球に長生きしてもらわないと・・・。
どこまでも続くオーストラリアの森にはびこる白いユリたちを車の窓から眺めながら
珍しく真面目にいろんなことを考えていたお~たむでした
こうして、ヨーロッパからオーストラリアに持ち込まれ
後々大問題になった(なっている)動植物は他にもたくさん。
ご参考までに…
オーストラリア発見
オーストラリアの植物相(Wikipedia)
「8」が付く日は「8na-8na Club」の活動日。
この日に、皆さんと一緒にいろんなお花の写真をアップしてみませんか~という楽しい集まりです。
詳細はawa部長さんへどぞ
awaさんのブログはこちらです Dear to you
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追記です。
『パース』さま、コメントをありがとうございました。
奥様は楽しいご旅行をなされましたか?
ヤンチャップ、ナンバン、カルバリー、シャークベイ…となると、北へ行かれたのですね。
ちょっと暑かったかしら?
その辺ですと、携帯その他、電波が通じにくかったかもしれないですね。
もしくは楽しすぎて連絡できなかったか(笑)
またの機会に、今度はご一緒にぜひ♪