ある日、夫が朝から猫の死体を見たと。
うちのすぐ近くのマンションの駐車場。
炎天下のもと、確実に車が行き来するスロープ
ど真ん中にバタリと広がり横たわっていたらしい。
ボロボロの痩せ型のヌコ。
あんな暑いところでかわいそうに。
それ、なんだか身に覚えがあって。
同じ朝の通勤ルート、
通りひとつ挟んで私も同じ光景
見ていたのだ。
視界に入った時、とっさに私も
ご臨終と思い、凝視せず
血とか諸々見てはいけないような気がして
そそくさ通過してたところなのだ。
助けてあげられる心の余裕も時間もなく。
翌日、翌々日、そして毎日。
気になるあの駐車場。
朝と帰り、位置を変えてヌコは
横たわっている。
あれ?
そう、生きていたのだ。
どう見ても死体風に横たわっていたから
てっきり死んでいるんだと思ったら、
冷たいアスファルトの場所を探して
各所で横たわってただけのよう。
なんという紛らわしい寝そべり方。
ノラネコなのか、ボロボロだし
何よりその横たわり姿がどう見ても屍。
寝そべるその姿が堂々たるもの。
だってど真ん中なんだもの。
あのマンションの居住者は
どうやって入出庫してるの?
生きていたことが判明して以来、
毎日、夫とヌコの生存を確認している。
今日はここ、昨日はあそこにと。
夫が在宅勤務がある日は私を迎えに来てくれるのだが
とある在宅の日はヌコと待っていた。
今日はここにいるよ、とな。
近くの別のマンションの前にいた。
いつからか、このヌコに親近感が湧いてしまった。
名前はまだない。
これからも近所のヌコの動向を
見守っていくつもりだ。
ヌコちゃんも暑いんでしょうねぇ🔥
いや、ちゃんいる?まぁ、いいか‥
なにか名前をつけたくなりますね😃
実はゆずの「夏色」の駐車場ネコはアクビ
をしながら〜♪からとってみました😅
週末はヌコの通り道を通らないので
ちょっと心配です。
続報お待ちくださいませ🐱