benben♪leben

日常、あるいは非日常をつらつら綴ってまいります。

『阪急電車』~片道15分の奇跡~

2011-04-24 | NEWS
公開初日に観に行ってきました。

関西人の阪急電車への愛着からかしら、
わりとマイナーな映画館に行ったのにめっちゃ混んでて
観たかった時間をひとつ遅らせました。


阪急電車は、関西の方には言わずと知れたあずき色のレトロなローカル線。

どんな電車かはココをクリック!(←ワンクリ詐欺じゃないから安心してちょ


豪華キャストが勢ぞろいなのに、全然嫌みなく
キャラクター全てがすごくしっかり描かれていて

あるある、こんな光景。
いるいる、こんな人。

死ぬほどついらいわけじゃないけど、誰もが持っている悩みとか苦しみとか
今津線の往復の中で丁寧に描かれていて

ストーリーの端々で共感してしまいます。

誰でも知らないとこでいろんなこと抱えてるもんね。

じわじわ泣いてしまう。

衝撃的なインパクトがあるわけじゃないけど
泣いて笑ってあったかくなる、そんな映画で
私はすごく好きでした。

中谷美紀さん、雰囲気があってすっごい良かったし、
芦田愛菜ちゃんかわいいし、
玉鉄、おバカだけどエエ彼氏やないの~
おばーちゃん役の宮本さんも素敵やし、最後にスッキリ!

全員が全員ハマリ役。

情景を邪魔しない心地のよいBGMもまた乙でした。
aikoの主題歌も良かった◎

もいっかい見たいなぁ。


余談ですが、私が日頃からお世話になっているのは阪急京都線。

前職の通勤で、毎日、京都から梅田までの往復をお世話になりました。
通勤途中、貧血で梅田まであとひと駅のところを耐えられなくて、
十三駅で降りて倒れて、あぁ、その節はは駅員さんに大変お世話になりまして。

よくある出来事なのか、駅員さんたち超優しくて
車いすで医務室運んでくれて、「会社に連絡しましょうか」とか
「ここに横なって休んで下さいね」とか言ってくれちゃったりして
とても手慣れいた。顔面蒼白でグッタリの中、密かに優しさに感動してました。

今でも遊びに行く時に欠かせない阪急さん。

使わなくても、今住むマンションから毎日眺め放題。
うちの前、いわゆる「撮り鉄」君たちの絶景スポットなのです。

映画で使われている路線こそ違いますが、
PiTaPaの「Pi」って音、ホームに流れる音楽、車内放送などなど、
普段聞きなれ見慣れた光景ばかりで
私にとってもなじみ深くなんだかとても懐かしくなりました。

私ですらこんな親近感湧いてしまっているのだから、
生粋の関西人や地元の方々の思いや喜びも一入のことでしょう。


トータルして退屈しなく、観終わった後にいい余韻が残る
ほっこりできる映画でした。


原作買おうかなー。



終着駅は、きっと笑顔。

『阪急電車』~片道15分の奇跡~



公開日:2011年4月23日(土)関西先行公開
     2011年4月29日(金・祝)公開 全国東宝系
キャスト:中谷美紀、戸田恵梨香、宮本信子、他
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サクラサク

2011-04-16 | DAILY LIFE
実家の方では、例年GW前に桜が咲く。
今はまだ辺りに雪が残り、桜の頃はもう少しあと。

雪の重さで折れてしまった桜の枝を近所の桜堤防から拾ってきた母。
それを仏壇の花瓶に他のお花と一緒に生けたら、部屋の暖かさで桜が咲いたそうな。
父が花咲爺なのか、母が花咲婆なのか。

いずれにしても、東北の春まであと少し。



 『ひさかたの 光のどけき

   春の日に静心なく 花の散るらん』


どこにいても、何年たっても
桜を見て思う日本人の心はきっと同じでしょう。



こちらではなんら変りなく慌ただしく過ぎていく毎日に
申し訳なさと違和感を抱き、それでも今自分がすべきをするだけ。



photo:桜通り@茨木市
コメント (2)
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