このクマザサハナムロの群れは突然雨のように降り注いできました。
小さな島では、エントリーするとすぐ外洋だったりするので、このような小物の魚の群れや、時には大物に突然出くわしたりするので面白いのです。
その反面、島と島の間の海峡などは干満時にかなり激しく潮の流れる事が有り、たまたまその時刻に其処で潜ってしまったりしたときには、とんでもない事になってしまいかねません。
今回のバリ島での遭難事故原因も、
浮上時に天候が急変していて、強風と大雨でボートの船長は潜っているダイバーの呼気泡が判別出来なくなり見失ってしまった(船長談)事。
(救助された日本人女性ダイバー4名は、「浮上時にはスコールも降ってなく、うねりも多少あった程度だったがボートを見失った。」と証言しているとの事。)
そして、浮上後に鳴門の大渦まがいの流れに引き込まれてしまって、出られなくなって流されてしまった事。
奇跡的に5名は無事でしたが、お一人は残念な結果になってしまいました。
残るお一人の無事生還を祈らずには居られません。
クーも底引きの潮や渦の潮の経験がありますが、なんとかこうしていられるのは、どうにか脱出出来る程度の恐さ(潮の流れ)だったからだと思い返しています。