これは西伊豆・井田で見つけたホリキヌヅツミガイです。
橙色のヤギの仲間にカクレエビとか付いて居ないかなと、枝を眼でなぞって探していたら、妙な膨らみ方をした部分が眼に止まりました。
薄暗い水中ではただの膨らみか、何かが付着しているのか判別しにくいので水中ライトで照らしてみたんですけど、はっきり分かりませんでした。
その時はホリキヌヅツミガイなんぞ知りもしませんでしたので、もしかしたら何かの生物かもと思い、取り合えず撮ってみた次第です。
そしてまた「ウミウシガイドブック②」なんですが、『他人の空似1 遠い親戚の貝類』と云うページがあり、そこにこのホリキヌヅツミが載っていました。
その写真はクーが写した貝の背中のボツボツが、本物のヤギ類の開いたポリプそっくりに開いていました。
本文に『よくわからないときは指で軽くソーッと触れてみよう。巻貝ならば、美しい外套膜が収縮して下から貝殻が見えてくるはずだ。』とあり、な~るほど、と得心した次第でありま~す。