平々凡々とした日々(?)を支離滅裂に綴る雑記

映画・F1・時計等が趣味です。
日々これらのことにに関することや雑感などを駄文乱文でつづっていきます

ファイナル アカウント 第三帝国最後の証言

2022年08月08日 23時59分11秒 | 映画・ドラマ・アニメ
さて、土曜日に伏見ミリオン座で映画を2本観ましたが、その後用事もあったので、
映画は2本のみ。しかし、先週封切りの映画は、観たい映画が多かったので、翌日の
日曜日も名古屋へ行くことに。この日は3本観ました。1本目は、またも伏見ミリオン座。
観たのは、「ファイナル アカウント 第三帝国最後の証言」です。やはり夏は第2次世界大戦を
扱ったモノが出てきますね。とりわけナチス関連の映画は多いです。今回もナチス側の証言を
集めたドキュメンタリー映画ということで、すぐに観ることを決めました。


内容は、ナチス支配下のドイツ・第三帝国に参加したドイツ人高齢者たちの証言を記録したドキュメンタリー。
母がユダヤ人難民であったというルーツを持つイギリスのドキュメンタリー監督ルーク・ホランドは、
2008年から10年の歳月をかけて250以上のインタビューを敢行する。その対象となったのは、武装親衛隊のエリート士官、
強制収容所の警備兵、ドイツ国防軍兵士、軍事施設職員、近隣に住んでいた民間人など、ホロコーストを目撃した、
生存する最後の世代である高齢者たち。彼らはナチス政権下に幼少期を過ごし、ナチスの精神を植えつけられて育った。
長きにわたって沈黙を続けてきた彼らが語ったのは、ナチスへの加担や受容したことを悔いる言葉だけではなく、
自己弁護や言い逃れ、さらにはヒトラーを支持するという赤裸々な本音まで、驚くべき証言の数々だった。


ナチス側の証言って、あまりなくて興味深かった。それにしてもナチスは、少年少女のうちから洗脳していったんですね。
学校の先生がナチスで、ずっとナチの思想を叩き込まれていたり、ナチスに入れば自由に遊べたりする特権が与えられたり、
カッコイイ制服が着れるとか、もう知らない間にナチに入りたくさせちゃってたんですね。軍に入る前の少年少女の団の
うちは楽しいことばかりだけど、軍に入隊したら、もう逃げれませんからね。なんかこのやり方は間違っているとか思っても
逆らえませんからね。ナチの軍人達も心を痛め、間違いだったと思っている人もいます。しかし、その方が若者と討議のさいに
ドイツとしてやっとことを恥じるのは、ドイツ人として生きていくことを恥じることになるので、そんな考えは間違っていると
いう若者がいた。その方は、ドイツ人としてやっとことを恥じるのは、ドイツ人として生きていくのを否定するわけではないと
言っていました。中には、この若者と同じ考えのもと軍人もいて、ナチの思想は間違っていない。ユダヤ人の虐殺はやりかたが
間違っていたかもしれない。何処かの国で自治でもさせておけば良かった。他には特に間違っておらず、ヒトラーにも罪はない。
その人は、ナチを否定することは私の人生を否定することだから、できないと。あと、監督が自分の母がユダヤ人難民だったせいか、
証言者に自分が加害者と思うかと最後に問うのだが、戦争中、軍人として軍に所属していれば、これはおかしいとも思っても、
命令に背くことはできないだろう。ましてや自分が所属しているナチの怖さは、本人たちが一番わかっているんだから。末端の兵士
個人までに罪を問うのいかがかと思った。命令に背いたら、彼らは証言できなのだ。殺されているから。国が戦争に梶を切った時に、
末端ではどうすることもできない。ホロコーストを彼らには、どうすることもできなかったのだ。



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