赦し

今日は、久しぶりに伏見ミリオン座で映画を４本観ました。１日４本は久しぶりかな。
しかも、途中でセンチェリーシネマに移動することなく、全部、伏見ミリオン座ってのは
超久ぶりなんではなかろうか。まず最初に観たのは、「赦し」です。この映画は、全て
フィクションではありますが、いくつかの要 素は実際に起こった事柄からインスピレーションを
受けているとのことだったので、観ることにしました。


内容は、17歳の福田夏奈は同級生の樋口恵未を殺害し、懲役20年の判決を受ける。7年後、
恵未の父・克と、別れた妻・澄子のもとに、夏奈に再審の機会が与えられたとの連絡が入る。
娘の命を奪った夏奈を憎み続けてきた克は、澄子とともに法廷で裁判の行方を見守ることに。
夏奈の釈放を阻止するべく証言台に立つ克と、つらい過去に見切りをつけたい澄子。やがて
夏奈は、7年前に自分が殺人に至ったショッキングな動機を告白する。


う～ん、自分が殺人を起こした直接の動機を最初の裁判で明かさなかったのが不思議である。
つ～か、警察だってそんな重大なとこに気づかず捜査を終えるかなあと思ってしまう。裁判の
重要なファクターが、そんな感じで出て来るのでそれまでの登場人物たちの心の移り変わりが
意味ないものに思えてしまうのである。主人公である父親が娘がいなくななったショックは、
大きいとは思うのだが、そこに甘えてしまっているような生活が、いまいち共感できないとこ。
悲劇の主人公になり、仕事もしない、朝から酒飲む、ひたすら加害者の罪が重くなることを望む。
こんなんでは、そりゃ奥さんも逃げるよ。奥さんも今幸せな家庭があるのに、別れた旦那と、
そんなことになるのかなあ。優しい今の旦那が可哀想だよ。となんか加害者の少女よりも、
周りの大人のドロドロした人間劇に、ウンザリしてしまうところがある。そうそう、あきらかに
金めあての弁護人とかね。少年犯罪の映画かいうよりも、大人のダメなところが目立つ映画に
なっていました。









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