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日曜日、崎山蒼志のライブ前に2本映画を観ました。1本目は、伏見ミリオン座で、「敵」を見ました。
この映画は、筒井康隆 の小説が原作で、主演が長塚京三。予告を観ると前編白黒と興味がそそられる。
「敵」とはいったいなんなのか?どんな結末なのか?最近は、事実に基いてない映画もポチポチ見てるし、
スケジュール的に合ったのも大きく、観ることにしました。先週は、観たい映画がラッシュでした。
逆に今週末は、特に観たい映画がないんですよ。全く。観たい映画は合っても、時間もが合わない
とうのもあり、今週末の映画は0本になりそうです。
内容は、大学教授の職をリタイアし、妻には先立たれ、祖父の代から続く日本家屋にひとり暮らす、
渡辺儀助77歳。毎朝決まった時間に起床し、料理は自分でつくり、衣類や使う文房具一つに至るまでを
丹念に扱う。時には気の置けないわずかな友人と酒を酌み交わし、教え子を招いてディナーも振る舞う。
この生活スタイルで預貯金があと何年持つかを計算しながら、日常は平和に過ぎていった。
そんな穏やかな時間を過ごす儀助だったが、ある日、書斎のパソコンの画面に「敵がやって来る」と
不穏なメッセージが流れてくる。
前半は、ひたすら日常が丁寧に描かれています。こんなにキッチリと1人で生きていくのはなかなかできませんよ。
自分も、大学生の最初の頃は色々しっかりやってましたが、楽なほうに流れていきますよね。
そんな平和な生活に「敵」がやってくる。しかし、何者かはっきりしない。日常生活が「敵」に
蝕まれていくと言う設定な感じだが、「敵」がいるのかなあ?とも思う話の展開。何か大事が起こるが、
それは夢。その繰り返し。終いには主人公も、これは夢だからと。きっかけが「敵」なのかなあ?
という疑問が残る。ストーリーの展開とか面白いし、結末は、やっぱりと思うものだったが、
「敵」が、うまく絡みきれてないような不完全燃焼な思いも残った。良作なのは間違いないです。
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