月曜日、地元の映画館のハッピーマンデーで映画を1本観ました。観たのは、「名もなき者
A COMPLETE UNKNOWN」です。この映画は、2016年に歌手として初めてノーベル文学賞を
受賞したボブ・ディランの若い日を描いた伝記映画です。 ミネソタ出身の無名のミュージシャンだった
19歳のボブ・ディランが、時代の寵児としてスターダムを駆け上がり、世界的なセンセーションを
巻き起こしていく様子が描かれており、事実に基づいた映画だし、音楽モノなので観ないわけにはいけません。
内容は、1961年の冬、わずか10ドルだけをポケットにニューヨークへと降り立った青年ボブ・ディラン。
恋人のシルヴィや音楽上のパートナーである女性フォーク歌手のジョーン・バエズ、そして彼の才能を認める
ウディ・ガスリーやピート・シーガーら先輩ミュージシャンたちと出会ったディランは、時代の変化に呼応する
フォークミュージックシーンの中で、次第にその魅了と歌声で世間の注目を集めていく。やがて
「フォーク界のプリンス」「若者の代弁者」などと祭り上げられるようになるが、そのことに次第に
違和感を抱くようになるディラン。高まる名声に反して自分の進む道に悩む彼は、1965年7月25日、ある決断をする。
自分が彼を知った時には、既にもうレジェントな感じだったので、そんな彼のデビュー前後という
若い頃のことを知るには、とても良い映画でした。ドキュメンタリーではないので、多少の
フィクションもあるかと思いますが、大筋でのことはわかるので。若い頃の彼を知ることは、
とても新鮮でしたね。そりゃ、売れるまでの苦労はあるのは当たり前だが、彼の場合は、
売れてもからも、今度は世間に貼られたレッテルと実際に自分がやりたいことの格差でも
悩むことに。ラストとのフェスは多少フィクションもあると思いますが、そんなこともあったんだと驚き。
そして、やはりボブ・デュランの音楽が良過ぎますね。間違いなく聴きたくなりますよ。