土曜日、伏見ミリオン座で観た2本目の映画は、「バグダッド・カフェ 4Kレストア版」です。
その名前は知っていて、良い映画とも知っていますが、観たことはなかったので、
せっかく4Kレストアで公開されるなら、これは観るしかないと思いました。そういえば、
どうでも良いことですが、「バクダット・カフェ」で思い出すのは漫画「スラムダンク」で、
好きな女子に「バスケット部」に好きな人がいるからとフラれた主人公桜木花道が、
クラスメイトが「きのうビデオで、バグダッド・カフェって映画みてさー」 と喋っていると、
「バスケット・カフェ?」と聞き間違えて、頭突きをかます場面。確かジャンプ連載は、
自分高校時代なので、それくらいがミニシアターブームだったのかなあ。
内容は、ドイツから夫とともにアメリカ旅行に来たジャスミンは、夫婦ゲンカの末に
1人で車を降り、モハーベ砂漠にあるモーテル兼カフェ「バグダッド・カフェ」に
たどり着く。バグダッド・カフェには不機嫌な女主人ブレンダら一癖も二癖もある人々が
集い、いつも気だるいムードが漂っていた。しかしジャスミンの出現により、彼らの
心は次第に癒やされていく。
ちょっと予想とは違うストーリーだったが、良い映画でした。あと主題歌「コーリング・ユー」 が、
ずっと耳に残る。そして「コーリング・ユー」を聴くたびに「バクダット・カフェ」を
これから思い出すようになるだろう。旦那とケンカして別れたばかりという共通項は
あるものの、何もかも正反対なジャスミンとブレンダ。ブレンダのほうは、特に警戒心があったが、
ジャスミンのある意味ズカズカとお構いなしに人の心に入っていくところが、バクダッドカフェの
人々の琴戦に振れていきブレンダとも仲良くなってしまうのには、そんななるかなと
思いつつ、心がホッコリしていくのでした。良い映画ですね。あと、映像が素晴らしい。