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シキンカラマツ

 キンポウゲ科カラマツソウ属の「シキンカラマツ(紫錦唐松)」。長野県、群馬県、茨城県、福島県の限られた地域に分布する多年草で山地の林内や湿り気のある草地に生育している。草丈は50~200センチで7~8月に茎の上部に円錐花序を出し直径1センチほどの花を多数咲かせる。花弁のように見えるものは萼片で多数の雄蕊が輪状に並んでいる。もちろん当地では自生は見られずこれは神代植物公園のもの。
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シギンカラマツ・4~開花2

 片倉城跡公園の林内に生えている「シギンカラマツ(紫銀唐松)」。キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草で日本固有種。関東地方以西の林縁や草地に分布している。草丈は30~70センチで7~9月に茎の上部に複散房花序を出し直径1センチほどの白色の花を付ける。萼片は4枚で淡紅色を帯び開花すると落ちる。花弁は無く多数の雄蕊が輪状に拡がっている。この和名は同属のシキンカラマツの紫色の萼片と黄色い葯の花を“紫錦”としたのに対して、本種は純白に見えることから“紫銀”としたようだ。名前は澄むと濁るで花は大違いだ。
 余談だが言葉遊びで『世の中は澄むと濁るで大違い 刷毛(ハケ)に毛があり禿げに毛が無し』があるが戯れにいくつか挙げてみよう。
『世の中は澄むと濁るで大違い 福は徳なり フグは毒なり』
『世の中は澄むと濁るで大違い ジャは人を呑み 茶は人が飲む』
『世の中は澄むと濁るで大違い 仏に釈迦あり 草にシャガあり』
『世の中は澄むと濁るで大違い ためになる人 ダメになる人』
『世の中は澄むと濁るで大違い 柿は茶色で 鍵は銀色』
おあとが宜しいようで。
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イチビ・2~果実

 アオイ科イチビ属の「イチビ(いち麻※)」。インド原産の一年草で繊維植物として古代に中国を経て渡来した。その後は輸入穀物などに混入したものが全国に拡がっている。果実は直径2センチほどの半球形で10~15個の分果が輪状に並んでいる。次は熟した果実と種子の様子を観察したいが雑草なので刈られるかも知れない。
 ※いちの漢字は草かんむりに商の字の下の部分と口の下に横線
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