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イチビ・1〜開花

 アオイ科イチビ属の「イチビ(莔麻)」。インド原産の一年草で古代に中国から日本に渡来した。平安時代の『本草和名』には既に名前があり繊維を採るためや燈明の芯に利用したと考えられている。現在は各地の畑地の雑草となり作物収量を激減させその繊維の強さで農耕機械に不具合を起こさせているようだ。花期は7~9月で直径2センチほどの黄花を数個咲かせる。イチビの名前は以前から知っていたが当地の畑地などでは除草されているためかこの花をなかなか見られなかった。これは地元の愛好家の方の情報でやっと実物を見ることができた。
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ヤブデマリ・5~果実

 長池公園“第2デッキ”で見られる「ヤブデマリ(藪手鞠)」。ガマズミ科(←レンプクソウ科←スイカズラ科)ガマズミ属の落葉小高木で山地のやや湿った場所に生育している。花期は4~5月で散形花序の周囲を飾る純白の装飾花が美しい。果実は長さ5~7ミリの核果で稔り始めは赤いが熟すと黒くなる。
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オオバアサガラ・3~若い果実

 エゴノキ科アサガラ属の「オオバアサガラ(大葉麻殻)」。本州~九州の山地の渓流沿いなどに分布する落葉少小高木で6月頃に長い花序を垂らし小花を多数咲かせる。写真は若い果実の様子でこの後淡褐色に熟す。果実は核果で長い毛が密生している。
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