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ムラサキニガナ

 奥高尾“高尾林道”で咲き始めた「ムラサキニガナ(紫苦菜)」。キク科アキノノゲシ属の多年草で草丈は70~120センチ。6~8月に茎の上部に下向きの頭花を多数咲かせる。頭花は直径1センチほどで全て舌状花から成る。花柄に腺毛がある種をケムラサキニガナとするが、この個体には見られなかったのでムラサキニガナと判断した。
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コガンピ・2~開花

 図師町の谷戸の陽当たりの良い場所に生えている「コガンピ(小雁皮)」。ジンチョウゲ科アオガンピ属の落葉小低木で関東地方以西に分布している。草丈は40~70センチで花期は7~8月。花弁のように見えるのは萼片で長さ10~15ミリの萼筒の先端が4裂している。同属のガンピ(雁皮)は“カミノキ(紙の木)”と呼ばれ奈良時代から紙の原料として利用されてきたが、本種は紙の原料とならないため「イヌガンピ(犬雁皮)」とも呼ばれている。
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キヌガサタケ・6~終期

 スッポンタケ科スッポンタケ属の「キヌガサタケ(衣笠茸)」。梅雨時期や秋に主に竹林に発生するキノコで、初めは直径4~5センチの球体が地面に現れる。その後、早朝に先端が10~15センチ伸びその後レース状の付属器官が拡がっていく。午前10時頃にはレースが地表に到達するが、午後には委縮し始めて倒れる。写真は前日にレースを拡げた個体で根元からポッキリ折れ“女王”の面影は無い。
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