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フジウツギ・2~奥高尾

 奥高尾“萩原作業道”で咲いている「フジウツギ(藤空木)」。ゴマノハグサ科(←フジウツギ科)フジウツギ属の落葉低木で山地の日の当たる場所や渓流沿いに生育する。花期は6~7月で茎先に穂状花序を出し紫色の小花を多数付ける。ひとつの花の長さは2~3センチで花序の基部から順に開花し先端が開花して終わりになる。花冠の直径は5ミリほど。
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マルバマンネングサ

 NHK朝ドラ『らんまん』の評判が良い。視聴率は右肩上がりで最近の朝ドラの右肩下がりの逆を行っている。実話をベースにしたストーリーで久し振りの朝ドラ成功パターンだろう。史実をかなり独特な解釈をしている今回の大河ドラマ『どうする家康』の視聴率が右肩下がりになっているのが対照的だ。今週は槙野万太郎(牧野富太郎)が採取した「マルバマンネングサ(丸葉万年草)」がロシアの植物学者マキシモヴィッチ博士によって新種と認められ学名に“Sedum makinoi Maxim”と自分の名前を付けてもらったというエピソードだった。マルバマンネングサはベンケイソウ科マンネングサ属の常緑多年草で本州~九州の山地の岩場などに生育している。
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アカメガシワ・3~雄花序

 小山内裏公園“戦車道路”の林縁で見られる「アカメガシワ(赤芽槲)」。トウダイグサ科アカメガシワ属の落葉高木で雌雄異株。初夏に枝先に長さ10センチほどの円錐花序を出す。写真は雄花序でひとつの花の直径は1センチで多数の雄蕊が球状に拡がっている。
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イケマ・3~開花

 奥高尾の陽当たりの良い崖地に生育している「イケマ(牛皮消・生馬)」。キョウチクトウ科(←ガガイモ科)カモメヅル属のつる性多年草で北海道から九州まで山地の陽当たりの良い林縁や草地で見られる。花期は6~7月で葉腋から散形花序を出し直径1~1.5センチの花を多数咲かせる。同属のコイケマはほとんど開かないが本種は花冠が大きく開く。イケマの根には毒がありアイヌがその毒を矢に塗り狩猟を行っていたという。その名前はアイヌ語で“カムイケマ(神の脚=神の根)”から来ている。また民間では生薬“牛皮消根(ごひしょうこん)”として強心・利尿などに利用される。“生馬”の字はアイヌ語の音を当てたようだ。名前に牛と馬の字が揃っているのが面白い。
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コイケマ・6~散形花序

 長池公園外周で蔓を伸ばしている「コイケマ(小生馬)」。キョチクトウ科(←ガガイモ科)カモメヅル属のつる性多年草で、キジョランやイケマと同じくアサギマダラの食草になる。6~7月に直径3センチほどの球形の散形花序を出しひとつの花の直径は4~5ミリ。イケマが大きく開くのに対して本種はほとんど開かない。
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アカメガシワ・2~雌花序

 長池公園外周の林縁に生育している「アカメガシワ(赤芽槲)」。トウダイグサ科アカメガシワ属の落葉高木で雌雄異株。写真は雌花序で長さは10センチ程度。小花には花弁は無く雌蕊だけからなる。雌蕊の花柱は3裂している。
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バイカツツジ・5~城山

 ツツジ科ツツジ属の「バイカツツジ(梅花躑躅)」。北海道~九州の山地で見られる落葉低木で6~7月に枝先の葉芽の下に直径2センチほどの花を付ける。花冠は皿状に開きツツジのように筒状にはならない。花冠の上部に紅色の斑点があり下部には無い。雄蕊は5本で上の2本は短く基部に細かい毛があり、下の3本は長く前に突き出ている。これは城山のもの。
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エゾスズラン・2~花

 ラン科カキラン属の「エゾスズラン(蝦夷鈴蘭)」。カキランの仲間だがカキランのような柿色ではなく花は薄緑色で花被片は大きく開かない。背萼片は薄緑色にわずかに薄紅色掛かっている。唇弁は薄紅色で基部は椀状になり先端が隆起している。
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ドクダミ

 ドクダミ科ドクダミ属の「ドクダミ(毒溜)」。5~6月に白い苞が目立つ花を咲かせるが、通常は苞は4枚。園芸品種ではこの苞が何段にも重なった“ヤエドクダミ”が存在するが、野生種の中にも苞の数が多いものも見つかることがある。
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アカショウマ・2~花

 高尾山系でこの時期に良く見られる「アカショウマ(赤升麻)」。ユキノシタ科チダケサシ属の多年草で花は純白だが根茎が赤みを帯びるようだ。サラシナショウマとともにこの根茎を生薬として利用したことで名付けられている。小花の花弁は5枚で長さ3~4ミリのヘラ状。雄蕊は10本で雌蕊の柱頭は2裂している。
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