テレビのトーク番組で、サンビスタ(サンバをする人)の心にしみる言葉を語った我がサンバチームの女王、ナニ。同じ番組で、物好きな日本人サンバ一家として紹介された私たちとは、まるで風格が違っていました。
いよいよ結果発表の日が来ました。前評判のよかったサンバチームには、メンバーが集まり、テレビの生放送の審査結果をクアドラ(練習場)で見入るのです。我モシダージは、みんな口には出さないものの、ハイーニャ(女王)がパレード中に大やけどを負うという大惨事を起こしているだけに、優勝はもう無理だとあきらめていました。
我が家では、審査結果はクアドラではなく、連日のパレードの疲れをとりながら自宅のテレビで見る、というのが恒例になっています。この年も、寝転がりながら各チームの点数が審査項目ごとに順番に読み上げられていくのを半分眠りながら見ていました。
モシダージのクアドラにも中継のテレビカメラが駆けつけており、発表を見守る人たちの中には、手に包帯をしたナニの姿もありました。
審査結果を見に外に出歩けるほどになったのだ、と彼女の姿をテレビで見て安心した人は多かったはずです。
意外にもモシダージの結果は好調で、「デーズ!」(10点)「デーズ!」という10点満点の得点が読み上げられていました。モシダージ優勝か! というところまで来ました。あんな大惨事があっても優勝できるなんて、これはすごい、と私もいつのまにか、飛び起きてテレビの前に食いついていました。
しかし「躍動感」という審査項目で、10点満点をとることができず、モシダージは1位と2位に僅差で3位になってしまいました。3位でもすごい栄誉です。ですが、サンバの世界では、1位でなければ意味がないのです。
テレビ画面には、惜しくも3位となったモシダージに再び中継が入り、ナニがインタビューされていました。
「デーズ、デーズ、デーズと10点が続いて、モシダージが優勝できると思ったのに・・・」とナニがコメントしながら、泣き崩れていく姿が映っていました。
あの事故がなければ、優勝だったかもしれない。彼女の思いが、痛いほど伝わってきました。
ですが、ナニは、ここでくじけるハイーニャではないのです。
(この続きは、後日またブログに書きます。)
いよいよ結果発表の日が来ました。前評判のよかったサンバチームには、メンバーが集まり、テレビの生放送の審査結果をクアドラ(練習場)で見入るのです。我モシダージは、みんな口には出さないものの、ハイーニャ(女王)がパレード中に大やけどを負うという大惨事を起こしているだけに、優勝はもう無理だとあきらめていました。
我が家では、審査結果はクアドラではなく、連日のパレードの疲れをとりながら自宅のテレビで見る、というのが恒例になっています。この年も、寝転がりながら各チームの点数が審査項目ごとに順番に読み上げられていくのを半分眠りながら見ていました。
モシダージのクアドラにも中継のテレビカメラが駆けつけており、発表を見守る人たちの中には、手に包帯をしたナニの姿もありました。
審査結果を見に外に出歩けるほどになったのだ、と彼女の姿をテレビで見て安心した人は多かったはずです。
意外にもモシダージの結果は好調で、「デーズ!」(10点)「デーズ!」という10点満点の得点が読み上げられていました。モシダージ優勝か! というところまで来ました。あんな大惨事があっても優勝できるなんて、これはすごい、と私もいつのまにか、飛び起きてテレビの前に食いついていました。
しかし「躍動感」という審査項目で、10点満点をとることができず、モシダージは1位と2位に僅差で3位になってしまいました。3位でもすごい栄誉です。ですが、サンバの世界では、1位でなければ意味がないのです。
テレビ画面には、惜しくも3位となったモシダージに再び中継が入り、ナニがインタビューされていました。
「デーズ、デーズ、デーズと10点が続いて、モシダージが優勝できると思ったのに・・・」とナニがコメントしながら、泣き崩れていく姿が映っていました。
あの事故がなければ、優勝だったかもしれない。彼女の思いが、痛いほど伝わってきました。
ですが、ナニは、ここでくじけるハイーニャではないのです。
(この続きは、後日またブログに書きます。)