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サンバ選曲会 テーマは日本

2007-08-12 | サンバ
 サンパウロのサンバチーム、ビラ・マリアの来年のサンバの選曲会に先日行って来ました。ビラ・マリアの来年のテーマは、「日本人ブラジル移住 100周年」とあり、クアドラ(練習場)のあちらこちらには日本国旗が飾られ、主要メンバーの多くは、赤い鳥居とブラジル国旗をデザインしたTシャツを着ていました。

 候補曲の26曲が次々に発表され、歌詞によく耳を傾けると、「♪笠戸丸(1908年6月、移民第一号を乗せた船の名前)に夢を乗せて乗船した」「♪綿作りの成功」と日本人移住者を称える歌詞が散りばめられており、一日本人としてジーンとくるものがありました。
 他にも「♪書道」「♪盆栽」「♪相撲」といった結構マニアックな日本文化も歌詞に入っており、楽しく聞かせてもらいました。

 実は私は、このビラ・マリアで、2000年と2001年には、アーラ(サンバの一集団)の前で踊るパシスタ(フリーダンサー)として、2002年には、バテリアの前で「MADE IN JAPAN」
というファイシャ(たすき)をもらい出場させてもらいました。
 当時のビラ・マリアの会長と副会長が、X9のサンバクィーンコンテストに私が出場しているのを見て、「うちのチームでも出ないか」とありがたいことに誘ってくれたのです。

 2000年、私がこのチームで初めて出場した年は、ビラ・マリアはまだクアドラもなく、路上で練習しており、雨が降ると練習は出来ませんでした。カテゴリーもグループ2で、観客がほとんどいない会場でパレードをしていました。それが、どんどん勝ち進んでいき、一部リーグに入り、今年はモシダージに続き、なんと2位まで昇りつめました。今では、サンパウロ一の設備と面積を誇るクアドラになっています。

 ビラ・マリアが日本をテーマにパレードをするとなると、日本人のサンビスタとしては、やはり出たくなります。サンバの審査会に行くとその思いは余計に強くなってしまいます。しかし実際、遠くまで練習に行けるか、自分の体力が持つか、と思うと冷静に考えなければなりません。
 
コメント
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