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バテリア(打楽器隊)の前

2010-03-01 | サンバ
 カーニバル中は、あわただしくて書くことができなかった話を少しずつ書いていきたいと思います。

 バテリア(打楽器隊)の前で踊るのは、みんなの憧れの的。リオの大きなチームは、この場所で踊るハイーニャ・ダ・バテリア(サンバ・クィーン)は1人ですし、クィーン、プリンセーザ、ミス・シンパチア、ムーザ(女神)とどんなに多くても5人です。

 去年、サンパウロのモシダージ・アレグレのハイーニャ、ナニが「今年のカーニバルでは、バテリアの前では踊らない」と宣言をした途端、大変なことが起こりました。

 次の練習から、バテリアの前に、色々な人が場所を奪い合うように、踊りに来たのです。
2代前のハイーニャ、バテリア所属ではないチームのムーザ、ダンスがうまいとされている人・・・。 色々な人が入り込んで来て、あわよくば、カーニバル当日もそこで踊ろうと企てたわけです。

 しかし、いくら常駐のハイーニャが今年はその場所で出ないからと言って、そう簡単に他の人が出れるわけもありません。チームの代表が、ハエを追い払うがごとく、彼女たちをバテリアの前から追い出していました。

 それだけ、みんなが出たい場所に、私は1999年から、ほぼ毎年出続けています。モシダージと同等のチームで出た年もあり、本当に感謝しなければならないことだと思います。

 とあるチームでバテリアの前のダンサーをまとめる人が言っていました。

「バテリアの前で踊る人は、体力とカリスマ性がなきゃいけない」

 彼女は、結構、私のことを買ってくれていたのですが、私には体力はあっても、十分なカリスマ性があるとは、とても言えません。

 バテリアの前の責任は、見かけ以上に重いものだと感じています。
 

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