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感動のエンサイオ・テクニコ

2010-02-02 | サンバ
 主要サンバチームの予行練習、エンサイオ・テクニコは、大抵、3回はありますが、2部、3部のチームになると、サンバ会場、アニェンビーでの予行練習は、1回限りしかありません。

 一昨日、私の愛するサントスFC応援団のサンバチーム、トルシーダ・ジョーベンのエンサイオ・テクニコがありました。
 日が暮れて、本番さながら、ライトに照らされての時間帯は、主要チームが占めているので、ジョーベンのようなサンバの世界では、マイナーなチームは、毎年1番目か2番目の日がカンカンに照りつけている真昼間にあります。

 今年は2番目。人がまだまばらなアニェンビーで行われました。
 と言っても、ジョーベンのカーニバル当日の参加人数は、1,500人。エンサイオ・テクニコには、その3分の1で、500人程度は集まったでしょうか。

 パレード出発前に、サントスFCの応援歌を歌ったり、チームの不変のテーマ曲を歌って、参加者を盛り上げてから、いざ、今年のパレードの歌に入ります。

「♪デスポーントウ~」と今年の歌に入った途端、私は不覚にも感激してポロポロと涙が出てきてしまいました。
 通い続けた練習、クアドラ(体育館)をサンパウロ市に取り上げられて、雨の中、路上でやった練習、深夜、永遠に歌ったこの歌、チームの人間関係・・・
 
 さまざまな出来事が、今年の歌と共に頭をよぎり、踊りながら、涙を止めることができませんでした。

 私たちが踊っている向かいでは、ポルタ・バンデイラとメストレ・サラ(旗持ちのカップル)3組がスタンバイしています。彼らに私が泣いていることを気づかれてしまっては恥ずかしいと、踊りながら、涙を上手く隠したつもりです。

 よく、エンサイオ・テクニコで、ゴール地点の黄色い線に到達した途端、大泣きしている人がいるのですが、その感動は、よくわかります。
 この練習の仕上げ段階にたどりつくまで、1年間、みんな色々な思いをしているのです。
 
 チームのメンバーに厳しいことを言われたり、けんかしたり、つらい練習に耐えたり・・・。

 カーニバルの当日に負けないほど、エンサイオ・テクニコにも、色々な人の思いが込められています。

 ジョーベンのエンサイオ・テクニコは、ハプニングがあったものの、参加者ほぼ全員が振り付けを踊り、歌い、去年から確実に大きく進歩していました。

 この炎天下でのエンサイオ・テクニコの後、応援団魂にあふれるジョーベン生粋のメンバーは、その足で、サントスまでサッカーの試合の応援に行き、そして、午前1時から4時までは、いつもの夜の練習に出ていました。
 さすがに私は、サッカーの試合には、カーニバルが終わるまで行けないと思います。
 

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