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サンバダンサー ナニの転身

2011-04-22 | サンバ
 モシダージ・アレグレで10年ハイーニャ・ダ・バテリア(サンバ・クィーン)を務めていたナニが、今年はライバルチームであるヴァイヴァイで出場しました。これは、サンパウロの多くのサンビスタ(サンバ人)にとって、驚くニュースで、一体何があったのだろう、と色々なデマが飛び交いました。
 ナニは、オ・ペイシのダンス講師とサンバ・メイクの講師を務めてくれているので、オ・ペイシを愛用してくれている人たちには、勝手な推測に惑わされないよう、本当のことを伝えておきたいと思います。

 ナニはモシダージで世の中に出たサンバダンサーで、この10年、チームで本当に献身的に踊っていました。2006年、パレード中に審査員席の前で、ナニが頭飾りにつけていた花火の仕掛けが、彼女の顔に向かって噴き、大やけどを負いながらも、最後まで踊り続けたことを知っている人も多いでしょう。

 2008年に男の子を出産した彼女は、翌年のカーニバルにはバテリアの前ではなく、山車のデスタッキ(主役ダンサー)として、子供たちに囲まれて出場。我が家の息子も、ナニと同じ山車で彼女の近くにいたお陰で、テレビによく映してもらえました。
 2010年には、再びバテリアの前に復帰。でも、今年のカーニバルでは、バテリアの前は、ナニとペアを組んでいた、子供ハイーニャのみ。ナニは、モシダージでは出場しませんでした。

 彼女が今年出た、ヴァイヴァイは、彼女のご主人のチームなので、ナニが出るのは何も不思議なことはありません。クラシック音楽がテーマだったので、ナニはヴァイオリンを弾きながら見事にサンバをしました。
 この9年、常に上位に入っていたモシダージは今年は7位でしたが、ナニが出場したヴァイヴァイは優勝で、彼女が運をもたらした、とも言われました。

 ナニはモシダージでは出場しなかったけれど、それでも「自分のチームはモシダージで、モシダージを愛している」と言っています。
 彼女のように才能あふれるダンサーは、どこのチームへ行っても活躍できると思います。

 ナニは、モシダージのハイーニャではありませんが、オ・ペイシでは引き続き、彼女のサンバレッスンとサンバメイクをしています。このブログを読んでくれた方も、機会があったら是非どうぞ。


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