現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

ジュラシックワールド 新たなる支配者

2022-08-14 17:09:39 | 映画

 2022年公開のアメリカ映画です。

 「ジュラシックワールド」三部作の完結編であるだけでなく、前シリーズの「ジュラシックパーク」も含めた全六作品の終結でもあります。

 そのため、両シリーズで活躍した主な登場人物は全て集結するというオールスターキャストなので、懐かしさも覚えますが、ストーリー的にはやや散漫な感じもします。

 「ワールド」組のオーウェンとクレアは、遺伝子操作で生み出されたメイジーを親代わりに育てていましたが、彼女とヴェロキラプトルの子供が誘拐され、それを追跡します。

 「パーク」組のアランとエリーは、遺伝子操作されて巨大化したイナゴの謎を追っていますが、そこでイアンとも合流します。

 別々に行動していた二つのグループが途中で合流して、共通の敵であるバイオシン社のCEOと対決します。

 この作品では、恐竜は初めから人類と共生するものとして扱われています。

 そのため、「ジュラシック・パーク」のような新しい発見の驚きや恐怖などはありません。

 恐竜と人間、恐竜同士の戦いもありますが、それらは言ってみればテーマパークのアトラクションのようなものです。

 瞬間的なスリルはあっても、心底からの恐怖や驚きというようなものは、この映画からは失われてしまいました。

 主な登場人物が一堂に会しての同窓会的ななつかしさは感じられますが、このシリーズ全体の大団円的な感動はありませんでした

 

 

 

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TAXi3

2022-08-14 16:38:48 | 映画

 2002年公開の人気シリーズの第三作です。

 今回も、プジョーの改造車のタクシーを中心に、カーアクションがたっぷり楽しめます。

 スピード狂のタクシー運転手、その可愛い恋人、彼女の父親の変人の将軍、お調子者の刑事、その恋人の長身のドイツ人のデカ長、変人の署長などのおなじみのメンバーによるおしゃれな会話が楽しめます。

 今度の事件はサンタ強盗ですが、それよりも、二人の恋人の妊娠、出産が中心になったドタバタコメディになっています。

 今回の怪しい外国人は、第一作のドイツ人、第二作の日本人についで、時代を反映してか中国人になっています。

 

 

 

 

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TAXi2

2022-08-14 16:37:55 | 映画

 2000年公開の、人気映画シリーズの第二作です。
 今回も、リュック・ベンソン監督作品ならではの、スタイリッシュな映像と音楽と会話が楽しめます。
 最大の魅力であるスピード感あふれるカー・アクションは健在ですが、今回はスケールアップを意識してかかなりCGを使っていて、かえって興ざめの部分もあります。
 このあたりが、シリーズ物の難しさでしょう。
 今回も、ストーリー自体は、日本の防衛庁長官誘拐をめぐる、日本のヤクザや忍者(?)とフランスの警察や軍隊の攻防を中心とした他愛ないドタバタコメディですが、スピード狂の無免許タクシー運転手を中心に、彼のかわいい恋人、その父親の変人将軍、マザコン刑事、彼が憧れる長身のドイツ人のデカ長の女性、変人の警察署長などのおしゃれなやりとりは、相変わらず楽しめます。
 今回はマルセイユだけでなくパリも出てくるので、フランスの観光案内にもなっています。
 日本人の目から見るとかなり怪しい日本人が多数登場しますが、出てくるフランス人たちはもっと怪しいので、文句は言えません。
 そう言えば、第一作の銀行強盗たちはドイツ人だったのですが、彼らもドイツ人から見ればかなり怪しかったのでしょう。


 

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TAXi

2022-08-14 16:36:08 | 映画

 1998年公開のフランス映画です。
 リュック・ベンソン監督ならでは、スタイリッシュな映像と音楽と会話が楽しめます。
 なんと言っても、この映画の魅力は、CGだけに頼らないスピード感あふれるカー・アクションでしょう。
 冒頭のピザ配達のスクーターによる疾走シーンから、プジョーの改造車のタクシーの爆走まで、マルセイユを舞台に迫力あるカー・アクションの連続です。
 ストーリー自体は連続銀行強盗とマルセイユ警察の攻防を中心とした他愛ないドタバタコメディですが、スピード狂の無免許(!?)タクシー運転手を中心に、彼のかわいい恋人、マザコン刑事、そのチャーミングな母親、刑事が憧れる長身のドイツ人のデカ長の女性、変人の警察署長などのおしゃれなやりとりは、結構楽しめます。
 また、陽光あふれるマルセイユの街のあちこちが紹介されますので、南フランスへ行ってみたくなるのもこの作品の魅力の一つでしょう。


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奥さまは魔女

2022-08-14 16:26:17 | 映画

 2005年公開のアメリカのロマンチック・コメディです。

 人気テレビシリーズだった同名作のリメイクを作る際に、奥さま役に選ばれたのが本当の魔女だったという、かなり凝った作りになっています。

 ストーリー自体は、主演の二人の恋をかなりドタバタで描いた他愛のないものですが、主演のニコール・キッドマンは、この魔女の奥さまをかなり魅力的に演じています。

 お話の中に、テレビシリーズで使われていたギャグや登場人物が頻出するので、それを見ていない人たち(特に若い人たち)にはあまり親切な映画とは言えないでしょう。

 

 

 

 

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リンダ・ニューベリー「おもちゃ屋のねこ」

2022-08-14 15:59:54 | 作品論

 2009年にイギリスで書かれた、不思議な味わいを持った中編です。

 主人公のハティは小学生ぐらいの女の子です。

 ハティは、放課後、おかあさんが仕事を終えるまでの間、大叔父さんのやっているおもちゃ屋「テディとメイ」の手伝いをしています。

 テオ(テディ)おじさんは、メイ大叔母さんが亡くなった後、一人でお店をやっているのです。

 そんな「テディとメイ」に一匹の猫クルリンがやってきて、居ついてしまいます。

 それ以来、お店は、おおにぎわいになります。

 そうです。

 クルリンは、まさに福をよぶ招き猫だったのです。

 その猫を中心に、いくつかの小さな事件(怪しい老年のカップルが、お店に謎の箱を置いていきます。ハティがクルリンを家にもらったために、お店の商売がうまくいかなくなります)が起こり、やがて収まるところに収まってハッピーエンドを迎えます。

 登場人物はみんないい人ばかりなのですが、中でもテオおじさんが魅力的です。

 商売は下手(お金を取りはぐれてばかりです)なのですが、おもちゃと子どもたちが大好きで、こんなテオおじさんだからこそ、クルリンのような福をよぶ猫が居ついたのでしょう。

 この作品はファンタジーではないのですが、不思議な魅力に富んでいます。

 

 

 

 

 

 

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