ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

8/5日 南信の尾高山(2212.4m)と奥茶臼山(2473.9m)探訪 その2:尾根道を歩き始める

2013-08-08 09:13:09 | 草花
8月5日は天気がハッキリしなくて、行程中は常にガスの付きまとった山でありました。
そのために遠くへの眺望は全くゼロで、道端に現れてくる草木の風景のみに特化して歩いて行きます。
復路では細かく降る雨のためにカメラをリュックにしまってみたり、出したりする作業の忙しい山道となりました。

こんなときに毎回悩まされるのは顔面にうるさく飛び回り、ある時には吸血してくるブユの存在ですね。今回は虫除けにムヒの「ムシペールPS」なるものを持参して、これが本領を発揮してくれました。
ただ、顔面や肌に直接噴射して使いますので、これに対して相性の悪い方もきっとあることでしょうね。

レポートその2では峠付近を見回り終わり、いよいよ山歩き開始となります。
登山口 ↓

前の日の雨の所為でしょうね、濡れて滑りやすくなっている木段を慎重に登っていきます。



山の地肌を踏む ↓

木段を終わると山の地肌に直接一歩を踏んでいきます。あたりは背丈の低い笹が生い茂っています。


始めは落葉松の植林帯 ↓

右側の斜面は急傾斜ですので手付かずの原始の林ですが、左側は緩傾斜のために植林がされています。樹種は落葉松ですね。この木ばかりで埋め尽くされた植林帯では景色が単調になり、林の下生えも貧相で、名前ばかりがロマンチックに先行する落葉松林をあまり好きにはなれません。



オクモミジハグマ ↓

穂先に蕾がついていますので、あと少しで開花しそうです。



サワギク ↓

雪が遅くまで残る場所なのでしょうか、湿った明るい日陰を好むサワギクが時々姿を見せてきます。



原生林 ↓

今回は比較的背丈の低い原生林が行程中ずっと続きました。この景色はかつて小生が慣れ親しんだ奥秩父の原生林に非常に近い光景だと思いました。
そんなことですので、この道をとても嬉しく思いながら歩いて行きます。



「ナツノタムラソウ」 ↓

この仲間にもいくつか近似的なものが有り、判断しかねましたが、とりあえず鉤括弧をつけてナツノタムラソウの仲間と言うことにしておきます。



キソチドリ ↓

残念ながら花が終わっていました。



コイチヨウラン(群生) ↓

小さい花を付けたコイチヨウランが群生しています。



コイチヨウラン ↓

近撮用のレンズを持ってこなかったので、近寄れる限度一杯のところで写します。



原生林の尾根道 ↓

こんな道が何処までも続いていきます。今回の山行では山に入っている間中、10時間以上に亘り、誰にも出会いませんでした。



ギンリョウソウ ↓

今山行中実に何度もこの花に出会いました。
コメント (6)
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