ボディのヤレは否めず、リヤゲートの大きさが災いして、段差を乗り越えた時など車体に大きな入力が加わるとリヤ周りがガタピシと音を立てるのは気になるところ。エンジンはNAの660ccだけに1000kgもの大柄なボディにはさすがに非力で、大きなギヤ比で高めの回転数を保ちながらの発進となる。しかし小さめののギヤ比のトップギヤまでシフトアップしてしまえば中速での巡行は意外と不快ではない。総じて交通の流れから遅れをとるようなことはなく、この辺りはメーカーによるエンジンの出力特性とギヤ比の入念な検討の跡が見て取れる。
つづく
つづく