ゴールデンウィーク前半真っ只中、心地よい天気の中、行ってきました春合宿。文庫の参加者は、26名。少年部の中には4名(うち1名は女子)、新中学生2名の初参加者がいました。それぞれに緊張の面持ち。体験してみないと想像も付かないのが合宿です。
中学生のユウタ&マサツネは、選択稽古も偶然一緒。部屋は少年部と一緒だったから、にぎやかだったことと思いますが、それぞれに充実した稽古をした様子です。二人とも緑帯を目指しているのだろうけど、今回の合宿参加は、その意気込みの表れのひとつでセンセーもとっても喜んでいました。人数点呼をする副隊長を何人かで兼任したのだけれど、中学生にはちと恥ずかしい任務なのか、照れながらも報告してくれていた。性格のいいマサツネは小学生にいじられながら嫌な顔一つしないで優しく対応し、ユウタは、ほとんど食べたことのないという苦手な肉類に悪戦苦闘しながら挑戦していた。
女子少年部のサキは、キャリア充分でありながら満を持しての初参加。初めてとは思えない落ち着きぶりで、男女関係なく場を明るくし、バスの中でも部屋でもぐいぐい皆をリードしていく。女の子の部屋は、実は微妙にメンバーによっては雰囲気が違うのだけれど、ナツミ、ハルカとともに本当にいい感じ。休憩時間に私の枕元で3人揃って、いろんな話をケラケラ笑いながら話してくれた。こちらもつられて一瞬、箸が転がっても可笑しい頃にもどってしまった。今回からは、いつもは男子しか聞けないせんせーによるこわい話にも参加して、「こわかったぁ」と言いながら、一般部の講話を終えて部屋に戻るとすやすや揃って可愛い顔をして寝ていた。頼んでおいた布団敷きもきちんとしておいてくれていた。大人の女子部も子供に負けじといろんな話をし、大笑いして楽しかったよね~♪
ダイキ、カイト、エイキの初参加男子少年部は、なぜか揃って新一年生。親御さんもどっきどきだったのでは??ダイキは入門当初、私のお膝で寝てしまったほど幼かったけれど、長きに渡る親御さんの空手への働きかけが報われたのか(ほんと半端なく大変だったもんね♪)、マイペースにエンジョイできた様子です。カイトは、普段からなかなか自分の感情を表にだそうとしないので、緊張の連続の中、何を聞いてもフリーズ状態(笑)。たぶんお母さんと離れたことないんだろうなぁ~と想像がつきました。彼にとっては大変な状況の中、それでも何度か笑顔を見せていました。稽古でも少しずつ、より自分を表現できたらいいよね。エイキは入門からわずか3ヶ月。ものおじする方ではないけれど、さすがに知らないメンバーに混じって不安だったと思う。お母さんからの心配事は、「突然いなくなることが・・」という最大のテーマだったけど、リクトがばっちり張り付いて何事もなく帰ってきました。3人それぞれいろいろあっただろうけど、3人ともが自分から合宿に行く!と決めて頑張りきったことが、何より一番素晴らしい。今は合宿ベテラン組さん達もみんな最初は大変だった。でも参加するごとにできることが増え、普段とは全く違う環境でも楽しむことができるようにまでなってる。今回初めてひとりで参加したジョウジだって、よく頑張った。真面目なだけにペースを乱されることが苦手だろうけど、お父さんやお兄さんが一緒じゃなくてももいつも稽古してる仲間がいるからね。ひとりで乗り切ったことはかなりの自信になったと思う。
合宿は稽古も普段以上に沢山できるけど、それだけではなく、集団の中で自分がどう行動したらいいのかを教えられる場所でもあるよね。自分のことを自分でできるようになること、自分の体調を整えること、仲間を思いやること、助け合うこと・・・。いつもの文庫の仲間もいるし、いつもはなかなか会えない木元道場の仲間もいるしね。師範もセンセーも指導員の先生も沢山いるしね。沢山の人と触れ合ってとっても勉強になると思う。できなかったことも少しずつ少しずつできるようになればいいんだよ。
翌日の今日、大人はほとんどの人がお仕事やいつもと同じ忙しい日々。少年部は学校があり、疲れてる中大変だったと思うけど、皆が遊んでいる中、稽古することを選んだ人達にはきっといいことがあると思うなぁ~。あって欲しいと思うなぁ~。