暇つぶしエンジニアリング (旧:休日限定エンジニアリング)

アマチュア無線とエンジン付オモチャいじりの日記です。

やっぱり捨てる神あれば拾う神ありだ

2015-09-21 16:33:52 | マッタリとGS125E
ヘッドが完全にオシャカになっているGS125
のエンジンだがカブ系のエンジンとは違って、
中古や社外の部品はほとんど期待できない。

比較的簡単にできそうなのがエンジンの載せ
換えだが、ネットオークションで出ているの
はほとんどがGN125HかEN125のエンジン。
つまりはスズキとは言うものの中国製という
こと。

パーツリストで必要なものをピックアップし
てみるも、ヘッドAssyで26000円。でもこれ
は当時の価格で今はもっと高くなっているか
もしれない。
やはり中華で妥協するしかないのか。
途方に暮れながらオークションでスズキの
ヘッドに絞って検索していると、見覚えのあ
る画像に目が止まった。

マローダ125のヘッドとヘッドカバーが出品
されていた。
マローダ?
アメリカンには興味がないので良く知らない
が調べたら125があったらしい。
しかもGS と同系のエンジンみたいだ。
中華のGZ125と同じものかと思いきや、GZは
GNの派生型らしく、マローダは別物らしい。

ということはMade in JAPAN ということか。

これが本当にGSに合うのかどうか情報はない
けど、人柱になったつもりでポチってみた。



届いた現物を見ると、問題なく使えそうであ
る。違いといえばタコメーターの取りだし口
に蓋がされているくらいのもの。
蓋を外せば取り付けもできそうである。



マローダに125があっことすら知らなかった
が思いがけないところから良いものを手に入
れることが出来た。
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GS125 腰下はセーフ

2015-09-21 01:38:34 | マッタリとGS125E
車体から完全にエンジンを降ろしてシリンダー
を外してみた。
思っていたほど傷みはなく、そのままで行けそ
うな感じだった。



マイクロメーターが無いので、見た目での判断
しか出来ないけど、ピストン自体に致命的な傷
や擦り跡もない。
ピストンピンのガタもほとんど感じられない。
クランク側のガタもあまりない。とは言っても
計測したけではなく、あくまでも感覚的なもの
ではあるが…



シリンダーはクロスハッチも残っている状態で
スカート部に若干のスカッフがあるくらいだ。
ヘッド側の摩耗からすると、オイル管理が悪く
腰下もかなりヤラれているか覚悟していたので
少々拍子抜けだ。

しかしなぜヘッド部だけあんなに酷い状態なの
だろう?
いったい何があったのか全く想像がつかない。
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GS125 エンジン開けて二度目のビックリ

2015-09-19 17:31:14 | マッタリとGS125E
前回はヘッドカバーを開けて、ロッカーアーム
とカムシャフトの状態に驚いた。

その続きでヘッドを降ろすべく作業に取りかか
った。
ヘッドが少し浮いたところでカランと何かが落
ちた。

拾ってみると何かの破片のようである。



初めは何だか解らなかったが、良く見ると表面
は鋳肌のような感じでザラザラしている部分と
何かに擦れたようにピカピカに光っている部分
がある。

んーっ これは
どうやら元々はこうなっていたのだ。
 ↓


ここまで来たら、エンジンを降ろして腰下の状
態も見ておいたほうが良さそうだ。

ご丁寧にエンジン後部のボルトはスイングアー
ムととも締めになってる。



面倒臭いなあ。
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GS125 エンジン開けてビックリ

2015-09-13 21:18:11 | マッタリとGS125E
バッテリーの充電完了後しばらく放置してみたが
比重や電圧の低下もないことから使用可能と判断
した。

実際に車体に載せてエンジン始動へと進めた。
タンクとエアクリーナーは外してあるので、キャ
ブからキャブクリーナーを一吹きしてスターター
を回すと、初爆があった。



これは簡単にエンジンが掛かるようになるかも。

いつもの点滴をつないでスターターを回すが中々
かからないので、キャブに直接もう一吹きすると
エンジンが掛かった。

しかしガチャガチャとノイズがあるのと、中速か
ら上が回らない。

基本的な部分から点検をする必要がありそうなの
で、まずはバルブクリアランスから点検を始めた

これが驚きの結果で、インテーク、エキゾースト
ともに異常なくらいのクリアランスがあった。
0.4mmのシックネスゲージを入れてもまだガタが
あるような状態だった。

これならカチャガチャ言うのも当然だが、なぜ
そのような状態になっているのか?

まずは規定値に調整して、再度エンジンを始動し
てみた。



しかし相変わらずガチャガチャは変わらない。
エンジンを止めて再度点検すると、またクリアラ
ンスが大きくなっている。
なんじゃコレ?

これはもう中を開けてみるしかなさそうなので、
まずヘッドカバーを開けてみた。
カバーだけが外れると思ったら、ロッカーアー
ムがヘッドカバーに組み込まれていた。

ここでビックリ、まさに「なんじゃコリャー!」

ロッカーアームが異常磨耗しているではないか
バルブクリアランスの調整云々以前の問題だ。



スラッジも結構溜まっているし、カムシャフト
を受けている部分も傷が入っている。
しかもヘッドカバーと一体なので、完全にお釈
迦じゃないですか(--);

カムシャフトの方も頂点が減っているので使用
不可。



ヘッドカバーから外したロッカーアームは写真
のとおりで、よくここまで使ったなあと感心さ
せられてしまうくらいだ。
と言うか、こんなの見たことが無い。



ヘッド周りでこんな状態なら、腰下も結構ダメ
ージがありそうだな。
ある意味ヘッドをはぐって見るのが楽しみにな
ってくる。

しかし、このエンジンを活かすにはフルオーバ
ーホールを覚悟しなければいけない状態だ。
部品代等を考えても、中古エンジンを探した方
がよさそうだな。

いっそ同系の200ccに載せ換えもアリか・・・


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GS125E 修理開始

2015-08-30 14:18:54 | マッタリとGS125E
エンジンは不動ということで受け取ってきたが
どういう状態なのか、いつから放置されているの
かなど詳細は判らない。

バッテリーは完全に上がっているし、キックも無
いので、クランキングができるのかをクランクケ
ースのサービスホールを外してチェックしてみた



Tレンチで回すと、簡単に回ってくれたので、焼
き付きや固着もないみたいだ。

しかし、キックが無いと言うのは不便である。

まずはバッテリーを用意しなければダメか。

サイドカバーを外すとバッテリーは搭載されてい
るが、無負荷電圧で0.85Vって完全にお釈迦じゃ
ありませんか。

それでも一応充電してみるか。
また電気の無駄使いになるかもしれないが・・・

そういえば以前に6Vバッテリーで電気の無駄使い
をしたときに購入した電撃丸が残っているので
これも入れてみようという訳で3粒残っていたも
のを砕いて、適当に6分割して入れた。

バッテリー液も少なめだったので、希硫酸を入れ
た。
当然この状態では幾ら希硫酸をいれたとは言え
ほんの少量なので比重も低い状態だ。

充電を開始して5分くらい経って気がつくと
なんとバッテリーが蟹になっている!!!(笑)



泡の引くのを待ってからもう一度充電してみると
するか。
まあ、爆発することも無いでしょう。
インドネシア製のYUASAブランドだし。
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ちょっと変なGS125Eの正体はナント・・・

2015-08-28 16:28:40 | マッタリとGS125E
事情があってGS125Eを所有することになった。



写真では結構きれいに見えるけど、それなりの
色褪や傷、錆などがある。

さすがにマイナー車なだけあって、あまり情報が
なく、カスタムやチューニングに関する情報は
ほとんど無い。

そんな中で、GS125の系譜のようなものが書かれ
ているサイトを見つけて、とても有益な情報を
得ることができた。

そして不思議だった点が一気に解決できた。

不思議な点とは、カラーリングとフレームNo、
それにANDFが付いていないということだ。



フレームNoはNF41B-55****となっている。
国内で生産されていたGS125は10*****~のよう
であり、5から始まっているということは
50万台以上生産されたということか?
それとも年式で始めの数字が違うのか?

それとタンクのカラーリングだが当初はKATANAの
特徴ともいえる斜めに入ったSUZUKIのロゴ。
そして最終モデルでは小さなロゴとストライプ
という地味なデザインだったはず。

このようなデザインはカタログにも載っていない

そしてネット上で見つけた情報によれば、
どうやら欧州向けに生産されたものを、レッド
バロンが逆輸入して国内で販売していたという
ことが解かった。

そしてその裏付けとなるものもあったのだ。

コーションシールがすべて英語表記になってい
る。





そして日本語表記のコーションシールには
しっかりとレッドバロンのロゴが入っているのだ。



そしてこの欧州向けGS125はフォークブーツと
ANDFは付いていないらしい。

なるほど。

ひょっとしてレアな存在なのかもしれない。

逆輸入ということは、中華GSのように、向こうの
工場で作ったものではなく、信頼性の高い国内で
生産されて一度輸出したものを改めて輸入した
ということだから、品質も安心できるものという
ことになろうか。

しっかりとMADE IN JAPANと書かれていた。




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