エンジンにオイルを回すべく、エンジンをかけることにした。
全車ともバッテリーは虫の息状態である。
本当なら今シーズンには交換しようと考えていたところなの
だが、そうも行かなくなってしまったので、とりあえずは
この状態のまま、エンジン始動だけにするしかない。
フラマグ方式のものは、特に問題もなく始動できたので、
十分に暖まるまでエンジンをかけておくことができた。
バッテリー点火方式のK125のバッテリーは無負荷電圧が
3.45Vしかない。
これで点火ができるのかと思い、プラグを外して火花の
チェックをすると、火が飛んでいることが確認できた。
これならエンジンがかかるかもと思ったが、いくらキック
しても始動する気配がなく、仕舞にはプラグがカブル始末。
他にバッテリーも無いので、このバッテリーを充電してみる
ことにした。
完全充電までいかなくても暫くつないでおけば多少は回復
するだろう。
その間にプラグの掃除なんかを済ませておいた。
まだ10分も経っていないが、充電器からの補填分もある
ので始動できるかもと思いキックすると、一発で始動した。
3.45Vしか出ないバッテリーでは大気中で放電できる
くらいの二次電圧にはなっても、圧縮の掛かった状態では
火花を飛ばすだけの電圧にはならなかったのだろう。
せっかくキックが付いていても、バッテリーが完全に
上がってしまうとエンジンがかけられないということか・・・
今時のバイクはスターターしかないものがほとんどなので
それが普通なのかもしれないけど、昔風人間には不安が
残りますね。