暇つぶしエンジニアリング (旧:休日限定エンジニアリング)

アマチュア無線とエンジン付オモチャいじりの日記です。

デジタル簡易無線機

2024-12-03 07:19:45 | 無線小屋

仕事で使用している、デジタル簡易無線機の電源がブツブツと途切れる

ようになってきた。

電源コードの途中に入っているギボシ端子のマイナス側に接触不良がある

ようである。

無線機はスタンダードの467MHz帯の5W機だ。

電源コードの途中に入っているギボシ端子のマイナス側を見ると

少し怪しい感じになっていた。

ここは新しいギボシを使って繋ぎ直しで完了。

ついでにパワーもチェックしてみたところ、きっちりと定格の5Wが出ていた。

もうひとつついでに、最近ほとんど使っていなかった通過型

電力計の動作チェックをやってみた。

古い第一電波と今は無きクラニシのものの二台だ。

どちらもボリュームとスイッチに接触不良がある

状態だった、

とりあえず、WELZのほうから手をかけることに

して分解した。

本来なら、スイッチとボリュームを分解して接点の洗浄をしたいところ

だけど、隙間からアルコール系のクリーナーを射して様子を見る。

 

動作はするようになったので、接点不良だったことは間違いないようだ。

5Wレンジの誤差が大きかったので、終端型パワー計に合わせて終了とした。

 

クラニシの方は、UHFにN型コネクターを使っているため、ケーブルが

無いので、それを用意してからにした。

変換コネクターを使う手もあるが、誤差も大きくなりそうなので

どうせなら少しでも正確に近い方がよいだろう。

 

と言うわけで、今日はこれまで

 

 

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持つべきものはジャンク箱

2024-11-24 11:39:11 | 無線小屋

長年使っていた安定化電源が突然壊れた。

壊れたと言っても電気的な部分ではなく、電源スイッチが効かなくなって

しまったというもの。

ONの状態から切ることができなくなってしまった。

OFF側へ押しても手を離すと戻されてしまう。

スイッチ自体はごく普通なシーソースイッチで、中のレバーやスプリングが

ダメになっているのだと思われる。

最大30A以上を出せる大容量電源なので、この程度トラブルでゴミにする

訳にはいかない。

しかし、同じスイッチが手にはいるのだろうか?

市内にある電子部品屋さんは在庫を縮小している状態なので、探しに行った

ところで使えそうなものはなさそう。

最悪はパネルの穴を何とかして、手持ちの適当なスイッチを付けようかと

ジャンク箱を漁っていると、なんと同じようなスイッチが出てきた。

しかも未使用なのか、ハンダを付けた跡がない。

これなら元と同じ状態に修理ができる。

いつ買ったのか、とこから入手したのかも全く覚えていないが、

いつか使うかもと思って取って置いたものが、たまに役に立つことが

あるからジャンクが増えていく。

しかし、やはり持つべきものはジャンク箱である。

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これまた古いマルチアンプ

2024-10-07 09:38:26 | 無線小屋

赤井電機のシステムコンポがあったのを思い出した。

もともとは小型のシステムコンポで、プレーヤーとダブルカセットの

デッキもついていたのだが、プレーヤーとデッキは随分前に壊れて、

マルチアンプだけが残っていた。

チューナーは内臓なので、せっかくだからラジオとして鳴らしてみようか

とセットしてみたのだが・・・

しばらく聴いていると左側のスピーカーから音がでなくなってきた。

なぜかアンテナの向きを変えると音が出るようになる。

右側は変化無しなので、アンテナというかラジオの受信状態には関係

なさそうだ。

スピーカーの配線や端子の接触不良はなさそうだ。

やはり。ケースを開けるしかないか…

スピーカー端子に繋がる手前に小さなユニットがついていたので、これを

外してみる。

スピーカーのオンオフスイッチとヘッドフォンジャックがついている基盤だ。

スピーカーの接触不良には一番怪しい部分だ。

一応、ハンダの焼直しと、ヘッドフォンジャックの洗浄だけをして試聴して

みた。しばらく様子をみたが、症状がでないようなので改善したものと判断

した。

チューナーはデジタルチューナーではないので、FM補完放送に対応できる

ように受信帯域をずらそうと思ったが、よく見るとアナログTVの音声が受信

できるようになっていではないか。

このプリセットチャンネルに設定してしまえばワンタッチで受信できる。

しかも、FMラジオ放送周波数もセットできるではないか。

今まで作業場ではラジカセでラジオを聴いていたが、やはりオーディオ機で

聴く方が格段に音が良い。まあ、当たり前だけど。

 

 

 

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CDラジカセ 修理

2024-09-28 22:30:58 | 無線小屋

今までは、他人のラジオやステレオを直してきたが、今回は自分のものを

直すことにした。

ずっと放置してあったCD,MDラジカセだ。

1997年製なので、もう27年も前のものだ。MD付きのラジカセが欲しくて

手に入れたものだが、MDはかなり前に機能しなくなっていたのだが、既に

MD自体が世の中から無くなってきたこともあり、必要性が無かったので

直す必要もなかった。

ラジオとしては使えていたのだが、チューニングダイヤルが左右どちらに

回しても周波数が上がる方向にしか動かないという症状が出てきたので

そのまま放置となった。

リモコンでチューニングすると上下どちらにも周波数が変化するので、

ロータリーエンコーダーがあやしい。

ケースは意外と簡単に開けることができた。

入っているスピーカーは口径が10cmでステレオとしては迫力に

欠ける感じだ。しかもMade in China。

でもケースはバスレフ構造となっていたので、ここはポイント

アップと言えそう。

フロントパネルを外すとロータリーエンコーダーとのご対面となる。

基板もフィルム配線などが少なくていとも簡単に外すことができ

ロータリーエンコーダーの分解まであまり手間がかからなかった。

エンコーダーの足は見事にマイグレーションを起こしていた。

これは中もかなり酷いのかと期待して分解したが、それほどでも

なく期待外れと言った感じだった。

接点をIPAで洗浄して組み立て。

基板を元に戻して、バラック状態での機能チェック。

チューニングは問題なくできるようになった。

そしてもう一つ、AMのループアンテナが接触不良を起こしていた

ので、チェックしたところアンテナの側の差し込みカプラーに断線

は確認できなかったので、基板側のハンダ割れかなにかだと推測

してのだが、チューナー部の基板が簡単に外せない。

どうやって組み立てたのだろうかと思うくらいだが、アンテナ線に

繋がっていそうな部分のハンダを焼き直すことができたのでこれで

なんとか直ってくれと祈りながらAM放送を受信すると接触不良の

症状も直っていた\(^o^)/

 

すべてを組み立てて全体チェックをすると、初めに確認していた

チューニングダイヤルの不具合とAMアンテナの接触不調は改善

できていたのだが、新たな不具合箇所が見つかった。

 

なんとFMラジオの周波数が100KHzくらいズレている。

そしてCDプレーヤーでランダム選曲をするとトラックの選択は

するものの曲自体は読み込まないみたいだ。

通常の使用は問題ないので、良しとするか。

FMの周波数ズレは、アナログの糸掛けダイヤルだと多少のズレ

なら当然ともいえるが、デジタルチューナーだと気になるところだ。

 

しかし、もう一度ケースを開けるは面倒なのと、チューナーの基板が

簡単には外れそうになかったので、余計にやる気になれない。

多分、外す方法はあるのだろうけど・・・

 

そして回路図もないので、調整するにも追い込むのが大変そうなので、

一旦は終了とした。

修復度としては70%という感じだが、実用性には問題ないところまで

直っているので、ゴミにはならない範囲だろう。

 

 

 

 

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今日もラジオの修理 ICF-T30

2024-09-15 12:46:35 | 無線小屋

散歩などの時に外に持ち出しているポケットラジオ ソニーICF-T30

これのイヤフォンとスピーカーの切換スイッチが接触不良で聴きづらい

状態となってきた。

もともと中古品で入手したときからその傾向があったのだが最近

顕著になってきたので修理することにした。

でもケースを開けてみると部品類はとても小さくて簡単に手を入れる

気にならないものだ。

本当ならスイッチを外して分解し、接点を洗浄したいところなのだが

分解どころかウチのハンダこてでは外すことすら難しい。

取り敢えずスイッチのハンダを焼き直してみることにした。

ハンダ割れ程度の状態であれば、これで改善するかもしれない。

半田ごての先端を何とか当てることができたので、焼き直すことが

できた。できれば一度古いハンダを吸い取って、新たにハンダ付けを

したほうが良いのだろうけど、余計なところまで溶かしてしまう自信?

があったので、そこまでは見送ることにした。

 

ケースを開けたまま電源を繋いで聴いてみると、スイッチの接触不良が

直っているではないか。

やはりハンダ割れだったのか、スイッチをいくら動かしても全く症状が

でなくなったので、これでしばらく使ってみることにした。

 

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ナショナルの古いラジオ パナペットR12

2024-09-14 19:27:56 | 無線小屋

7年くらい前に見つけ出してそのままになっていたラジオをゴミに

ならないように直しておくことにした。

現状ではボリュームに多少のガリがあり、電池ボックスの蓋が紛失

している。そしてケースの足が1個折れている状態だ。

電気的に不具合はないので、使って使えない訳ではない。

でもこのままだとゴミに向かって行くことにもなりそうなので、

正常に近い状態にしておかなければ。

まずは、紛失している電池ボックスの蓋だが、これは新品部品など

手に入るわけもないので、何かで代用するか作るしかない。

しかもこの蓋は足の一部も担っているものだ。

半端のアルミ板で蓋を作った。

この蓋に、スペーサーを使って足を付けることでなんとか形にした。

とは言っても足の形は元どおりではないが・・・

そして電池スナップの線が切れていたので、それを修復。

三本の足の長さが微妙に違っていて、少し傾ているけど、スタンドを

使うのが本来の姿なので、このままでいいだろう。

ボリュームのガリは接点クリーナーを吹き付けてゴリゴリやった

だけだ。

接点復活剤と違って、主成分はアルコールのようなので、すぐに

乾燥して埃がつうこともないだろう。

 

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テスターをゴミから救出する

2024-08-19 20:30:10 | 無線小屋

5年程前に入手したときにジャンク状態だったサンワの古いテスター。

ずっと放置していたのだが、この度奇跡的に回路図が入手できたので

あらためて復活を試みた。

 

まずはA303という大きめのテスターだが、これは12Aレンジの抵抗が

焼損していたのと、22.5Vという乾電池が必要な状態のもの。

焼損していた抵抗は回路図では0.97Ωということになっているが、

0.97Ωって持っている訳もなく、そもそもそんなの売ってるのか?

この12Aという大電流が測定できるレンジは一旦見送ることにした。

各レンジのチェックをしたところ、22.5Vの電池がないと動作しない

ところもあり、ここも一旦見送りとなった。

電圧はAC/DCとも若干の誤差はあるが動作の確認ができた。

22.5V電池の入手ができれば抵抗レンジも全て動くようになる。

実用というよりはコレクションの位置づけとしてはゴミにならずに

済んだというところか

 

そして次はSP15D

これは、ごく一般的な汎用普及モデルとでも言うところか、新品価格も

それほど高くはなかったように記憶している。

不具合内容としては、AC電圧の測定値誤差が非常に大きいことと

抵抗レンジの×1が全く機能していないという2点だ。

 

AC電圧は30%程の誤差があり、全く使えない状態だった。

コンセントの電圧を測定すると75Vくらいを指している。

250V以上どのレンジでも同じような測定結果になる。

 

テスターの中身なんて抵抗と整流用ダイオードしかないので経年劣化で

抵抗値が変わったのかと思ったが、100Vを入れた時にどのレンジでも

同じように75Vとなることに違和感を感じた。

単に抵抗値が変化したものなら、各レンジがバラバラの値になっても

よさそうなものである。ということは、全体的に使われている部分に

問題があるのでは。。。

ということで、整流ダイオードを疑ってみた。

このダイオードが付いていたがどう見ても整流用というよりは

検波用ダイオードに似ている。

表示がないので何なのかは不明であるが、手持ちの1SS97によく

似ている。

これを外して1000V1Aの整流用ダイオード1N4007に交換した。

すると交流電圧が多少の誤差はあるものの、どのレンジでもほぼ

正常と思われる値を示すようになった。

整流用ダイオードとショットキーバリアダイオードではvfが違うので

このような結果になるのは理解ができるところだ。

 

そして次は抵抗レンジ×1である。

このレンジはどの抵抗を測定してもほぼ0Ωとなり抵抗値が全く

測定できない。

×1レンジに繋がれている18.8Ωの抵抗が怪しいので、外してチェック

すると2.9MΩもの抵抗があった。

本来18.8Ωが2.9MΩにもなっているということで辛うじて繋がっている

状態なのだろう。

しかもこの抵抗は他の抵抗より太い抵抗が使われている。

許容電力が何ワットなのか解らないが、似たような太さで20Ωの抵抗が

あったのでこれを付けてみたところそれほど大きな誤差もなく測定

できるようになった。

誤差が少ないといっても、ウチにあるデジタルテスターとの比較であって

それ自体がどこまで正確なのかという疑問が無きにしも非ずではあるが・・・

 

更に内蔵のヒューズは0.5Aが指定となっているが、なぜか15Aのものが

付いていたので、過去に交換されているようだ。0.5Aなんてあまり

使われるものではないので、間に合わせで入れたのだろう。

 

このSP15Dは外観がかなりオンボロの状態で敢て復活させる価値があるのか

と言われると否定はできないが、簡単にゴミにできない理由もあるのでした。

 

これで、古いサンワのテスター2台、ゴミから救出となった。

 

 

 

 

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古いステレオの修理

2024-08-08 23:03:56 | 無線小屋

あるカフェに故障したまま置かれていたモジュラーステレオの

修理を頼まれた。

状態としては、スピーカーを繋ぐとブーンという音がでるという

ものだった。

ものはLo-Dの4チャンネルモジュラーステレオだ。

プレーヤーもあるが、今回の症状からはプレーヤーを繋ぐ必要は

ないと考えて、本体とスピーカーだけを預かってきた。

ハム音が出るということなので、電源の平滑コンデンサを交換すれば

直るだろうと簡単に受けてきたのだが、電源のケミコンを交換した

だけでは全く症状が改善されなかった。

 

それでも古い機器なので基本的にケミコンの容量抜けが原因だろうと

各ケミコンを外して容量チェックを行った。

しかし、容量抜けしていると思われるケミコンは無かった。

液漏れで基板を汚しているようなものもなかった。

 

あとはハム音の原因として一般的なものはアース不良か?

基板のハンダ割れは見た目には確認できなかったが、一応

ハンダの盛り直しを行ってみた。

しかし、一向に改善せず。。。

 

完全に振り出しに戻った感じだ。

 

もう一度症状の確認をすると、LEFT側のスピーカーを繋ぐと

ハム音が出る。

左右を入れ替えてみると、やはりLEFT側を繋いだときにハム音が

でるということが確認できた。

つまりは、電源の問題ではないということだ。

最初から良く見ておけばよかったのだが、またしても先入観で

作業を進めてしまった。

 

音量を絞ってもバランスを右側に寄せても関係なくハム音が出る

状況だ。

こうなってくると回路図が欲しいところだが、説明書すらない

状態だ。

ネットで検索してみたが出てくることも無かった。

 

手探りで追って行くしかないので、スピーカー側から順にオシロ

スコープを使ってノイズの発振状態を追うことにした。

※画像では切れて写っているが、綺麗なサインカーブが描かれている

 

スピーカー端子⇒パワーTR出力部⇒パワーTR入力分⇒~~という

ように追って行くと、パワーTRの前々段のTR出力には波形が出るが

入力部には出なかったので、このTR(2SC458)が悪さをしていると判断して

交換となった。

左は手持ちにあった未使用品。

右は不良品で足がしっかりとイオンマイグレーションを起こして

いた。

他にも足が黒くなっているTRがあるので、他の不具合も出る

可能性があるが、ひとまずハム音は止まったので、完了とした。

 

どうやらこのステレオで古い洋楽のLPを掛けたいらしい。

またひとつゴミからの救出ができた。

 

 

 

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真空管ラジオ ゴミからの復活

2024-07-12 21:23:47 | 無線小屋

トラッキング調整を終えて、いよいよ木製キャビネットへの収納という

段階まできた。

ツマミ類は3個ついていたうち2個は割れていて、使えるものは1個

だけという状態だった。

本来なら、同じデザインのもので統一したいところだが、同じような

デザインのものは在庫が無いので、汎用のツマミで統一しようかとも

思ったが、時代的に合わないデザインなので、手持ちのもので最も

レトロ感のあるものを付けてみた。

デザインに統一感は全くないが、オーナーさんはこのほうが故障の

都度修理を重ねてきた感じがあって良いといってくれた。

2m程度のワイヤーアンテナで充分に受信できているので、あえて

IFTの調整などは行っていない。

この手の古い機器は、特段不具合もない部分を下手に弄るよりは、

触らぬ神に祟りなしの精神を貫いた方が賢明だろうという考えだ。

コンデンサーは全滅に近い状態でありながら動作しているという状態

なので、いつまた不動となるか解らないが、とりあえず70年以上

経っていると思われるラジオをゴミから救うことができた。

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真空管ラジオ復活間近

2024-07-09 22:09:13 | 無線小屋

コンデンサーの不具合など若干の問題を抱えながらも、信号を受信

できるようになったので、トラッキング調整をしようと思ったのだ

が、その前にダイヤルの指針がないことに気づいた。

裏側を見ても、ダイヤルの糸掛けに指針がついていた跡もない。

多分、糸が切れて張りなおしたのだろう。

このラジオは手直ししようとしたのか、改造しようとしたのか、

線の切られたところや、ハンダがきちんと乗っていないところが

随所に見られるのだ。

手を入れたが、なんらかの理由により途中でやめてしまったのだろう。

 

指針となる板をとりつけて、おおよその周波数が解るようになった

ところでトラッキング調整を行った。

シグナルオッシレーターの出番である。

せっかく持っているので無理矢理使用したようなもので、567KHz

のNHK第1と1440KHzのSTVを受信すればそれで充分調整は可能で

あるのだが。。。

 

口径が18cmもある大きなスピーカーだが、裸の状態では決して良い

音とは言えない。

しかもこのスピーカーはフィールドコイルで励磁するもので、

今回初めて見たものだ。

このフィールドコイルを電源平滑回路のチョークコイルとしても使用

しているという合理的なものだった。

 

通常に使用するには問題ない状態となったので、あとはキャビネット

に戻すだけとなったところで、新たに不良個所が見つかった。

なんとバリコンを留めているボルトについているゴムブッシュが

溶けたようになって固まっている。

これを交換したいところだが、ブッシュを交換することで、バリコンの

取付位置が若干変わるので、糸掛けダイヤルの張具合も変わって

しまうことになりそうだ。

現状で動作している部分についてはあまり弄りたくないので、この

ままにしておくことにした。

 

次はいよいよキャビネットへの収納だ。

 

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コンデンサはほぼ全滅

2024-07-08 09:13:33 | 無線小屋

修理中である真空管ラジオの電源平滑コンデンサがパンクしたことも

あり、他のコンデンサもチェックしてみることにした。オイルペーパー

コンデンサをCメーターで測ったところ、ほぼ全てが表示の容量より

増えていた。??

コンデンサの容量抜けというのはよくあるが、容量が増えるって?

よく解らないが、ネット上の情報ではコンデンサの絶縁層が劣化に

より漏れ電流が増えることで容量が増えたようになるとか。

ふ~ん なるほどって感じだ。

試しに電流計をつないでペーパーコンデンサーに15VのDC電圧を

かけてみると15μA程の電流が流れた。

同じ容量の新品コンデンサーに同じことをしても電流は流れなかった。

 

ただ、しばらく電圧を掛けっぱなしにしておくと、当初15μA流れて

いたものが20分くらいで4μAまで減少した。

これが自己回復というやつか?

真空管の機器をエージングするというのは、このためなのかも。

 

まずはパンクした平滑コンデンサーを何とかしないと電源も入れられ

ないが、耐圧500Vのケミコンなんて中古品すら持っていない。

それでもジャンク箱を探していると250V47μFのものが2個あった。

これを直列にすれば500V耐圧にできる。

容量は47/2μFになるので元の容量10μFより多いが、まあ問題ない

だろう。

バランス抵抗は漏れ電流から計算して云々と面倒なので適当に

500KΩを各コンデンサーに繋いでみた。

これで電源は入るようになったのだが、スピーカーからかすかに

ハム音はするのだが、受信音もノイズも聞こえない。

 

各真空管のヒーターは灯っているののだが、動作しているのかどうか

不明なので、まずはプレート電圧のチェックをしてみた。

すると、検波に使っている球のプレートに全く電圧が掛かっていな

かった。その手前にある抵抗が内部で断線しているようである。

もともとは250KΩだが、1/4W程度のものしか無かった。

使えそうなもので270KΩのものがあり、これだと5Wくらいあり

そうなのでこれに交換した。

するとノイズが聴こえるようになったので、1mくらいのビニール

線をアンテナに繋ぐと、NHKが受信できた。

バリコンを回すと民放局も弱いながらに受信できた。

 

取り敢えず受信できること確認でき、復活の兆しが見えてきた。

 

この正体不明のラジオは何時頃作られたものなのか?

ST管が使われているが、再生式ではなくスーパーなので、戦後で

あることは間違いないだろう。

そして木製キャビネットに入っているので、昭和30年以前だろう。

昭和25年前後ではないかと推測できる。

70年以上経っているということか・・・

 

コンデンサーの劣化なんて当たり前の話で、そんな状態でも受信

できるというのが凄い。「恐るべし真空管ラジオ」

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ケミコンがパンク

2024-07-05 23:42:59 | 無線小屋

先月から手掛けている正体不明の真空管ラジオ。

同じような球を使っているラジオの回路図をいくつか見つけたので

これを参考に修理へと進むことにしたが、その前にラジオ本体から

スピーカーに繋がっているハーネスの被覆が経年劣化でボロボロに

なっているので、これを先になんとかしないと電源を入れた瞬間に

煙が・・・という事態になりそうだった。

昔の布被覆を被った配線なので、これを活かしたかったのだが、

布被覆の中の線はそのビニール被覆も硬化してポロポロになってた。

どこまで詰めていっても使えそうな部分がないので、この配線の

使用は諦めて6芯ケーブルを使うことにした。

使用するのは6本のうち3本だけだが。

 

配線の処理をおえて電源を入れてみると、パイロットランプと

ヒーターが灯った。

取り敢えず電源が入ることは確認できたのだが、なんだかグツグツ

と何かが沸いているような変な音がする。

もしやと思い電源のケミコンを触ってみるとかなり発熱していた。

これはまずいと思い電源を切った瞬間にケミコンがパンクした。

他のコンデンサも多分ダメだろうから、一個々チェックしてみる

こととするか。

でもダメだとしても、高耐圧のコンデンサなんてほとんど手持ちが

ないので、どこかから調達する必要があるが、持ち主は部品代をかけ

てまで直すつもりなのだろうか・・・

 

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真空管ラジオ

2024-06-30 10:14:31 | 無線小屋

真空管ラジオの修理を頼まれたのだが、真空管の製品を弄った経験は

学生時代にTS520やFT101の100W改造キットを組んだことがある程

度で修理等の経験は全くない。

電源がはいるのか、使っていたのかどうかも全く解らない。

当然ながら回路図もない。

製造元や製品番号も解らなく何の情報もない状態だ。

ただ、ダイヤル目盛りのガラス板に「GOMI MUSEN KOGYO CO LTD」

というレタリングがあった。

聞いたこともない社名なのでネットで検索してみたが、参考になる

ような情報はなかった。

多分、かなり昔に会社は無くなっているのだろう。

球は整流管を含めて6本ある。

昔のものなので、それ程複雑な構造でなければ、どこの

ラジオでも似たような回路だろうということで、球の銘柄を

調べて同じ球を使っている回路図を探してから、それを参考

に手をかけることにした。

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古いアイワのラジカセその後

2024-06-25 14:07:09 | 無線小屋

ACアダプタがないため、乾電池と安定化電源を使って機能チェックを

したところ、ラジオはOKだがテープは回らない。電源コードをつくる

前に、ケースを開いてゴムベルトのの具合を見てみた。

予想通りにゴムベルトは完全に朽ちていた。

ゴムベルトは手持ちに調度良いサイズのものかあったので交換

することにしたのだが、そもそもモーターが回らないではないか!

 

プレイボタンを押下してもモーターに電圧がかからない。

一応モーター自体のチェックとして、モーターに直接電圧をかけると

回ることが確認出来た。

スイッチの接触不良か、メカニカルな部分での動作不良品だと思われ

るのだが、その部分にたどりつけないのだ。

ケースのフロントパネル側が外すことができれば簡単に見る

ことが出来そうなのだが、外すことができない。

裏から攻めようにも、プラスチックの部分が割れたりして、

再起不能になるのが怖いので無理に分解することは諦めた。

そして組み上げると、テープが回った。

やはりマイクロスイッチあたりの接触不良なのだろう。

 

ACアダプターは手持ちに6Vのものが無かったので、12V用

を使用して、途中に3端子レギュレーターを入れて6Vを得る

ことにした。

 

コードの途中に小さなケースを入れて作ることにしたが、

せっかくなのでシャレも含めてエブリイのオモチャを使用

してみた。

しかし、このコードを使うとラジオがノイズの嵐で全く受信できなく

なってしまった。

はじめはAcアダプターからのノイズと思ったが、どうやら3端子

レギュレーターが発振しているようだ。

パスコンの値がダメだったようで、入り口に22μFのケミコン

出口側を0.1μFの積セラに交換することで対処ができた。

 

今まで3端子レギュレーターをいろいろな処で使ってきたがパス

コンの選定で発振したことはなかった。

あとはケースが小さいので放熱が心配だったが、ラジオを聞いて

いる分にはそれほど熱はもたないようなので、多分大丈夫だろう。

 

ラジオとしてしか機能しないがボリュームのガリは全く無いので

まだまだ使えるだろう。

 

 

 

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アイワの古いラジカセ

2024-06-17 08:36:17 | 無線小屋

古~いアイワのラジカセを修理というよりは総合チェックとして依頼

された。

半世紀以上は経っているということで、ウチにある古い資料で

調べてみた。

資料とはロクハンという雑誌の創刊号。

これときの特集がラジカセだったので、探してみると載ってました。

この本が昭和50年7月なので、それ以前生産されたもののようだ。

当時の価格で28,800円だ。

今ならこの金額を出せばもっと豪華なラジカセが買えそうというか

CDも着いてくるだろう。

 

まずは、電源が入るのか確認したいところなのだが、DCアダプター

がない。しかも電池も入っていない。

どうせ長期間放置されていたのだろうから電池は入っていない方が

良いが

 

単2電池を入れると、ラジオは生きているがテープレコーダーは動

かないことが解った。

 

まずは電源コードを何とかするか。

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