暇つぶしエンジニアリング (旧:休日限定エンジニアリング)

アマチュア無線とエンジン付オモチャいじりの日記です。

CDラジカセ 修理

2024-09-28 22:30:58 | 無線小屋

今までは、他人のラジオやステレオを直してきたが、今回は自分のものを

直すことにした。

ずっと放置してあったCD,MDラジカセだ。

1997年製なので、もう27年も前のものだ。MD付きのラジカセが欲しくて

手に入れたものだが、MDはかなり前に機能しなくなっていたのだが、既に

MD自体が世の中から無くなってきたこともあり、必要性が無かったので

直す必要もなかった。

ラジオとしては使えていたのだが、チューニングダイヤルが左右どちらに

回しても周波数が上がる方向にしか動かないという症状が出てきたので

そのまま放置となった。

リモコンでチューニングすると上下どちらにも周波数が変化するので、

ロータリーエンコーダーがあやしい。

ケースは意外と簡単に開けることができた。

入っているスピーカーは口径が10cmでステレオとしては迫力に

欠ける感じだ。しかもMade in China。

でもケースはバスレフ構造となっていたので、ここはポイント

アップと言えそう。

フロントパネルを外すとロータリーエンコーダーとのご対面となる。

基板もフィルム配線などが少なくていとも簡単に外すことができ

ロータリーエンコーダーの分解まであまり手間がかからなかった。

エンコーダーの足は見事にマイグレーションを起こしていた。

これは中もかなり酷いのかと期待して分解したが、それほどでも

なく期待外れと言った感じだった。

接点をIPAで洗浄して組み立て。

基板を元に戻して、バラック状態での機能チェック。

チューニングは問題なくできるようになった。

そしてもう一つ、AMのループアンテナが接触不良を起こしていた

ので、チェックしたところアンテナの側の差し込みカプラーに断線

は確認できなかったので、基板側のハンダ割れかなにかだと推測

してのだが、チューナー部の基板が簡単に外せない。

どうやって組み立てたのだろうかと思うくらいだが、アンテナ線に

繋がっていそうな部分のハンダを焼き直すことができたのでこれで

なんとか直ってくれと祈りながらAM放送を受信すると接触不良の

症状も直っていた\(^o^)/

 

すべてを組み立てて全体チェックをすると、初めに確認していた

チューニングダイヤルの不具合とAMアンテナの接触不調は改善

できていたのだが、新たな不具合箇所が見つかった。

 

なんとFMラジオの周波数が100KHzくらいズレている。

そしてCDプレーヤーでランダム選曲をするとトラックの選択は

するものの曲自体は読み込まないみたいだ。

通常の使用は問題ないので、良しとするか。

FMの周波数ズレは、アナログの糸掛けダイヤルだと多少のズレ

なら当然ともいえるが、デジタルチューナーだと気になるところだ。

 

しかし、もう一度ケースを開けるは面倒なのと、チューナーの基板が

簡単には外れそうになかったので、余計にやる気になれない。

多分、外す方法はあるのだろうけど・・・

 

そして回路図もないので、調整するにも追い込むのが大変そうなので、

一旦は終了とした。

修復度としては70%という感じだが、実用性には問題ないところまで

直っているので、ゴミにはならない範囲だろう。

 

 

 

 


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