暇つぶしエンジニアリング (旧:休日限定エンジニアリング)

アマチュア無線とエンジン付オモチャいじりの日記です。

スイッチング電源導入

2024-04-26 09:09:37 | 無線小屋

15~6年程前に、中古で購入したダイワの電源をずっと使っていた。

特にトラブルもなく使用していたのだが、最近になって電圧調整の

ボリュームに少しガリがあることに気づいてしまった。

頻繁に電圧を変える使い方はしないので、実用上ほとんど問題は無

いのだが、とても安価なスイッチング電源を見つけたので思わず

買ってしまった。

 

ぶつはアルインコのDM-330MV 最大32Aなので100W機には

充分な出力容量である。

これが新品で半額近い価格になっていた。

今すぐに必要と言う訳でもなかったのだが、

「あと2台しかないよ」と言われると「今買っておかなければ

後で後悔するオバケ」が自分の中に現れて即決してしまった。

 

スイッチング電源と言えば、ノイズの発生が気になるところで

ある。

今時の電源なので充分に対策されているだろうと思いながらも、

一応聞いてみたところ、HF帯でもほとんど気に

ならないということだった。

「ほとんど」ということは少しはノイズがでるのか?

 

家に戻ってから、FT-817を使って実験してみたが、確かに若干

ではあるがノイズレベルが上がるようである。

ほとんど気にならないという表現は正しく、電源からのノイズ

よりは生活ノイズの方が大きいので、実用上は問題ないものだ。

 

これなら無線機のすぐ傍に置いても問題なさそうなので、

IC-7300の上に載せて使うことにした。

7300はほとんどFT8専用に使用しているので、多少ノイズが出た

としても、解らないだろうということもある。

 

大きな電源をラックから降ろしたこともあり、全体的にラックの

レイアウトを見直したことで、お蔵入りになっていたFR-101と

昨年ジャンクから復活させたFT-301をラックに収めてあげること

ができた。

 

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IC502A 修理完了

2023-11-22 19:47:38 | 無線小屋

VFOユニットから外したバリコンをCメーターで測定してみた

デジタルメーターなので、変化の具合が読みにくいところでは

あるが、2pFくらいの範囲でフラつきながら変化してゆく感じが

読みとれた。

100→99→98→100→98→99→97→98→97→96pFといった感じで

変化してゆくが、他のバリコンで測定してみると

100→99→98→97→96pFと綺麗に変化してゆくので、明らかに

ガリっている感じであることが伺える。

本当なら分解して綺麗に洗浄したいところではあるが、分解は

難しそうなので、シャフトの接触部分に禁断の接点復活剤を注

してクリクリしたあと、パーツクリーナーとプロパノールで当

該部分を洗浄し、エアーブローで乾燥させるという作業を何度

か繰り返したあとに再度Cメーターで変化を測定した。

完全とは行かなかったが、ほぼリニアに変化するようになった。

ただ、時々2pFくらい飛ぶこともあるが・・・

でもまあ洗浄前よりはかなり改善されたので、組み上げてみる

ことにした。

概ね組み上げたところで、電源を入れてシグナルオッシレータの

信号を受信してみると、ビート音がふらつきなく綺麗に変化する

ことが確認できた。

 

あとはダイヤル板と周波数の校正をして最後に送信もチェック。

CWで3Wジャストを示した。

定格どおりのパワーがでている。

(うちのパワー計が正確であると信じての話しではあるが)

パワーはしっかりでているのだが、RFメーターが30%くらいしか

振れない。

しかし、RFメーターの調整用半固定がないので、これ以上どうに

もならないみたいだ。

まあいいっか。

 

Eスポシーズンが終わっていることもあり、普段はほとんど信号

を聴くことができないバンドなので、毎週実施されているSSB

ロールコールを受信して様子を見てみた。

すると同じ周波数を長時間受信した後にダイヤルを動かすと、

若干のQRHが起きるようだ。

その時に、ボリュームのガリ取りと同じように、ダイヤルを

左右に大きく繰り返し動かすとQRHはなくなる。

完全に洗浄された状態ではないみたいだ。完全にするには、

新しいバリコンを使うしかないとうことかもしれないが、以前

よりはかなり良くなったので、たまに電源を入れてダイヤルを

動かしてあげるようにしてあげた方が良いだろう。

 

長年放置していたIC502Aだが、100%とは行かないまでも復活

しゴミ化を回避した。

 

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ゴミに成りかけのIC-502A

2023-11-19 11:59:13 | 無線小屋

もう何年いや20年以上前から放置状態だったICOMのIC502A

いつか手掛けようと思っていたのだが機会を逃していたものだ。

症状としては、VFOを回したときの周波数変化がリニアでない

という感じ。あまり見たことが無い症状なので表現が難しいが

ヒョロヒョロとQRHを伴いながら周波数が変わっていく状態で

ボリュームのガリがバリコンに起きているというのが解りやす

い表現かもしれない。

一度受信してダイヤルを動かさなければドリフト等は生じない

し、ファインチューニングも付いているので、使用する分には

このままでも大丈夫ではあるが、精神衛生上シックリとこない

ので修理してみることにした。

実は中古で購入したときからこの症状があったのだが、普段は

全く使用していないので、そのまま放置してきたのだ。

修理する部位はVFOユニットで特にバリコンの摺動部を洗浄し

てみることと、基板の状態チェックだ。

 

ハンディー機ではあるが、かなりしっかりとしたシャシの

作りとなっている。

分解するのは初めてということもあり、VFOユニットを外すの

にかなり手こずった。

もとに戻せるか不安になるくらいの状態になった。

そして、今回不具合原因として見当を付けているバリコン

見た目には腐食や錆などもないが・・・

※つづく

 

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TH45G かなり苦戦のすえなんとかゴミから救出

2023-11-03 19:30:57 | 無線小屋

ケンウッドの430MHz帯のハンディ機 TH45G

ハンディ機でありながら、キーパッドは無く(オプションだった)

モービル機のようにダイヤルつまみでチャンネルを合わせることが

できるところが使いやすくて気に入ったトランシーバーだ。

ただ実際に使ったことはほとんどないのも事実だ。

 

そんなTH45Gが、たまには電源を入れてみようかとスイッチを

いれたところ、スケルチが閉じない状態となっていた。

そこで何とか直せないかと分解したのが4年くらい前のことだ。

そのまま、ビニール袋に分解した状態で保管してあったので、

復活させるべく修理にとりかかることにした。

 

この時代のハンディ機といえば、ケミコンの液漏れとそれによる

不具合の発生といったところだろうから、ケミコン全交換で行ける

だろうと簡単に作業を始めたのだが・・・

やはり、ケミコンの多くが液漏れを起こしており、その周辺に

シミや腐食の跡があった。

ケミコンを外すとその下の基板が酷く腐食している部分もあり

この辺りから嫌な予感がふつふつと・・・

 

表面実装のケミコンが足りなくて、隙間のあるところにはリード

タイプのもの使った。

そして全交換が済んで、バラックのまま電源を入れると、スケルチは

正常になっていたので、これで終了かと思いきや、パワーチェックを

してみるとパワー計の針が全く振れないではないか。。。

ほとんど使っていなかったので、もともとパワーが出なかったのかが

はっきりとは解らない。というのも送信時に液晶パネルのインジケーター

は振れるが、これはRFメーターではなくバッテリーチェックのようである

から、パワーが出ていなかったとしても受信しかいないような使い方では

気付かなかったのかもしれない。

 

受信はOKになったので、次はパワーを出るようにしなければならない

のだが、HIとLOWは出ないが、ELだと少しだけパワー計が振れている。

マニュアルによるとこのELはドライブ段から出力して、ファイナルを

休ませているとのことだ。

つまりドライバーまでは生きているということだ。

ということはファイナルか。。。

パワーモジュールの電源とバイアスに供給される電圧が出てこない。

試しに直結で電圧を与えても、何の変化もない。

パワーコントロールの回路も死んでいるが、パワーモジュールも

ダメになっているようだ。

やはり、ケミコン液漏れの仕業に違いない。

 

部品探しをしたところ、標準のM67749MRは既に生産されて

いないらしい。

M67749LRなら入手できるが、これは周波数が400~430MHz

なので、まともに動作するかも解らない。

 

これを使うしかないので、お試しで買ってみた。

パワーコントロール側のICまでは探していない、というか

簡単交換できそうなものではないので、強制的に電圧供給

することで動作させることにした。

これをやると、パワー切換スイッチが完全に使えない状態に

なるが、そこは諦めることにした。というかほとんど送信は

しないというのも理由の一つではある。

この方法で、送信は可能になり、対応している周波数帯が違う

にも係わらず、4.5Wも出てくるではないか。

モジュールの定格は7Wなので、少々少な目ではあるが、TH45G

最大出力は5Wなので、充分な出力が得られている。

因みに、単3電池だと0.5Wしかでません。

途中、次々と不具合が発生して、ここでは書ききれないくらい

苦戦を強いられましたが、何とか使える状態なった。

(途中で何度もクジケそうになった)

本体はゴミにならずに済んだが、ゴミとしての部品はたくさん

出ました。

 

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FT-301S 修理は一旦終了

2023-10-17 19:51:43 | 無線小屋

送受信ができるようになったFT-301Sは、更に予防修理として足の

黒くなったトランジスタ類の新品交換や、基板のハンダ盛り直し

などやっておいきたいが、トランジスタは全数交換するだけの在庫

はないし、今のところは動作しているので、とりあえずはこのまま

でいくことにした。

各部の調整についても本来ならキッチリとやっておくべきなのだが

受信感度が著しく悪いわけでもなく、パワーも10Wを超える勢い

なので、調整が必須という感じではない。

ただ、20mbでの音が少し濁った感じに聞こえるのと、LSBとUSB

でノイズの音が違うことから、キャリアポイントとキャリアバラ

ンスの調整、そしてマーカー発振器の校正だけを行った。

その後にパネルやツマミをシリコンスプレーで磨いてみたらメチャ

メチャ綺麗になった。

 

 

 

 

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FT-301S  何とかゴミからは救出できた

2023-10-14 20:13:59 | 無線小屋

FT-301Sのその後は、何とか送受信ができるようになったので

ゴミからは解放された。あとは基本調整を行って本来の性能に

どれだけ近づけることができるかという段階まで辿り着いた。

 

まずは受信が80m、40m、20mしかできなかった原因だが

そもそもが10W機なので、当時の電話級を対象としていること

から160mと10mのA,C,Dはクリスタルがオプションだったため

未実装だった。(でもなぜか20mは実装されている)

15mはクリスタルがダメで発振していなかった。

そして10mAのところには11mが実装されていて、ちゃんと

発振もしている。

 

ガリの酷いボリューム類とロータリースイッチ類はプロパノール

で洗浄して、ほぼ満足ができる状態になった。

そして部品取りとなったFT-301Dから15mのクリスタルを移動し

15mも受信できるようになった。

ついでに160mや10mの各バンドも移動させたが、160mは発振

しなかったので、結局は80mから10mまでと11mが使える状態

となった。

感度は別としてとりあえず受信は可能となった。

 

そして送信の方は、AMだと少しだけパワーがでるが、SSBと

CWは全く出てこない。

まずはリレーの接点不良を疑って清掃してみたが、症状は

変わらなかった。もっともAMは若干だがパワーがでるので

リレーは関係ない。

ブロック図と回路図を見ながら、順に追ってゆくとIFユニッ

トにあるCWキャリア発振の信号が出てこないことが解った。

発振には2SK19が使われている。

当然ながら足は銀マイグレーションを起こしていて真っ黒だ。

これを交換すれば発振するようになるかと思いきや、そうは

行かなかった。

試しに、部品取り301Dのユニットをそのまま差し替えると

送信ができた。

 

そのままユニットごと使うのが手っ取り早いが、何か釈然

としないので、ユニットを戻した。

こうなると次は発振クリスタルを交換してみるのが正当な

手順とばかりに、基板からクリスタルを外して差し替える

とCWの送信が可能となった。

ついでにAMユニットも移植した。

結構元気が良くて、各バンドとも10~15Wも出てくる。

一応、送受信が可能となったので一段落だ。

 

一段落したところで、細かなところを手直しすることにした。

まずは、なぜか配線がぶち切られているメーターランプの

修復。

同じものはないので、自動車用のメーターランプと球の大きさが

同じくらいだったので、流用した。

 

そしてなぜか、マイク端子の配線が変更されていた。

トリオやアイコムのマイクを使用していたのかと思いきや、

なんとナショナルの配線になっていた。

これをヤエスに戻した。

 

外部電源のパイロットランプが点いたり消えたりしていたので

手持ちの部品と交換した。

このパイロットランプは学生の頃に、何かに使おうとして買った

のだが、そのまま使うことなく残っていたものだ。

40年以上も部品棚の中で眠っていたものだ。

 

今後のトラブル予防として、銀マイグレーションを起こしている

トランジスタやFETはすべて交換し、基板のハンダもすべて盛り

なおしたいところだが、手間を考えると躊躇してしまう。

 

【余談】

フロントパネルを外したところで気づいたのだが、

ダイヤルの目盛板に「FT-620B」の印字があった。

FT-620Bと共用部品だったみたいだw

 

 

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FT-301S ジャンクを入手

2023-10-05 22:52:11 | 無線小屋

先日のハムフェアにてFT-301Sのジャンク品を手に入れることができた。

前回のハムフェアでもFT-301Dのジャンクを手に入れて復活させる

べく手掛けていたのだが、二軸になっているボリュームが機械的に

破損していて放置状態になっているものがある。

今回のものはアナログダイヤルで、ヤエスお得意のドラム式のダイ

ヤルだ。このドラム式のダイヤルが欲しかったのだ。

全体的に汚いだけでなく、ダイヤルのレンズというか窓が外れて

いるではないか。

まずは一次診断として、受信をチェックする。

マーカーは発振していることと、TUNEを回すと信号が強くなる

ところがあるので、受信は生きていそうな感じだ。

 

シグナルオッシレーターで信号を与えて、各バンド毎に状況を

チェックすることにした。

本格的なSGではないので、感度までは正確にチェックはでき

ないのが悲しいところだ。

 

チェックした結果は80m、40m、20mは受信できるが、他の

バンドは受信できない状態だった。

そもそも、各スイッチやボリュームのガリが酷くて、接触が

悪いのか、他がトラブっているのかが良く解らない状況なの

で、まずはこのガリを何とかしてからの話だ。

 

スイッチ類に辿り着くために、フロントパネルを外したいの

だが、どうしても外れないツマミが一つあり作業が中断。

もう一台、部品取りにできる機械があるので、外れないツマミは

破壊して外した。

 

過去に入手したFT-301Dを部品取りとして、このアナログ機を復活

させたいのだが、どうなることやら。

先の長い話になりそうだ。

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二台目のC150を復活させる

2023-10-02 05:11:23 | 無線小屋

スタンダードC150の修理をしたばかりたが、もう一台同じ機種の

トランシーバーがあり、これも前回と同じような症状の不具合が

出ているので、修理することにした。

修理内容は、ケミコンの全交換だ。

二台目ということもあり、分解はなんなくできた。

ケミコンを一つ々外して、液漏れしたあとが無いところも含めて

基板をアルコールで洗浄して新しいケミコンを付けてゆくという

だけの作業だ。

数ヶ所に液漏れの跡があり、かなり酷いところもあったが、基板

まで侵食しているところは無かった。

ケミコン液漏れに加え、バックアップ用ボタン電池も液漏れして

いた。

当然ながら、電池は放電しており、無負荷電圧が規定の半分以下

になっていた。

この電池自体は、一般的なCR2025なのだが、電極に足がスポット

付けされているもので、同じものは入手できないだろうと、探す

こともせずに、市販のボタン電池にリード線をハンダ付けした。

これをケース内でショートしないように養生テープで包んで収める

ことにした。

全作業を終えて組み立てが終わり、これで直っていてくれと祈りを

込めてパワーオン!

 

基本的な動作はするようになった。

詳細な機能チェックまではまだやっていないが、多分大丈夫だろう。

また一台、ゴミから救うことができた。

 

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FT-817 ロータリーエンコーダー交換

2023-09-22 20:38:55 | 無線小屋

ロータリーエンコーダーの不調を応急処置でごまかしていたが

部品が入手できたので、いよいよ交換することにした。

まずはフロントパネルの分解から

ネジとフラットケーブルを外すと、簡単にフロントパネルが分離

できる。

フラットケーブルのロックは茶色のロックを上側に起こすだけだ

が、シャシの後方に向けて90度起こすという感じだ。

フロントパネルを分離してから、パネルの基盤を外すのに少々

手こずった。

ネジはタッピングビスが一本だけ。

あとは爪のようなのもなく、ただパネルにはめ込んである

だけだった。

そして、まずはSELツマミのほうから交換したが、こっちは

基盤からハンダを吸い取って外すわけだが、ハンダがうまく

溶けてくれなくて、エンコーダーの足を切って取り外し、基

盤に残った足の残骸だけにしたら比較的楽に外すとことがで

きた。

外した部品を新品と比べると、足が黒くなっていた。

銀マイグレーションを起こしていたみたいだ。

こうなってくると中がどうなっているのか分解して

みたくなるのだ。

やはり中まで黒くなっていた。

これで、接点不良の状態になっていたのだろう。

アルコールで研いてみたが、完全に綺麗には

ならなかった。

一度、浸透性潤滑剤を吹き付けているので、

そのときに多少は汚れがとれて、今までなんとか

動作していたのだろう。

この分解したエンコーダーはこのまま廃棄となった。

メインダイヤルの方のエンコーダーもついでに交換して

おいたが、こっちはまだ不具合は確認できていなかった

が、ネット情報ではシャフトが抜けるということが書か

れていたので、分解するついでに予防交換することにし

た。

こっちはハンダ付けの作業はなく、コネクターで差し込

んであるだけ。

本体はパネルにナットどめだ。

 

SELツマミのエンコーダーは、もともとシャフトのグラ

つきがあり、クリックも浅く頼りない感じだったのが、

新しい方の部品はクリックがしっかりしていて、シャフト

のグラつきもないので、シャキッとした感じになった。

なんだか機械そのものが新しくなったように錯覚してし

まいそう。

 

これで、ゴミになる時期が遠くなった。

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オーディオタイマー ゴミからの復活

2023-09-19 23:05:44 | 無線小屋

おそらく70年代の終わりから80年代の初頭あたりに販売されて

いたものだと思われる、パイオニアのオーディオタイマーが作動不

良のゴミ状態となっていた。

これは職場に持ち込んでラジオのオンオフに使用していたものだ。

時計は動いているが、タイマー機能が働かなくなっていた。

今時のAV機器は時計も内臓なので、当然ながらタイマー機能も

持っているので、このような外付けタイマーは不要だが、当時は

まだ、予約録音なんてことはできない時代だったので、FM等の

エアチェックには必需品だった。

これを職場にて、朝9時にラジオがオンになり、夕方18時に

オフになるように設定して使用していたものだ。

 

不具合の症状は、設定時間になってもオンにならないというもの。

中を開けて見ると、とてもサッパリとしたつくりだ。昔の機械

という感じだ。

とりあえず、ケミコンをすべて外して、容量チェックをして

みたが、著しく容量が抜けているものはなかった。

次にトランジスタも外してチェックしてみた。

使われている半導体はトランジスタが4個とロジックのIC

が1個しかない。

使用されているトランジスタは2SC945とこれのコンプリ

メンタリの2SA733なので、まさに当時の定番品だ。

 

4個すべてを外してチェックしたが、テスターでのチェックでは

特に問題はなさそうだった。

ロジックICはチェックのしようがないので、そのままとした。

 

外した部品を戻し、基板を剥ぐったついでにハンダの焼き直しを

行っておいた。

元どおりに組み上げてタイマーをセットしてみると、

なんと正常に動作するではないか。

原因ははっきりとは解らないが、作業した内容から推測するには

基板のどこかでハンダ割れがあったのだろう。

取り敢えずはゴミから復活させることができた。

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スタンダード C150 ゴミからの復活

2023-09-17 20:51:52 | 無線小屋

ケミコン全交換の作業を始めたC150でが、やはり表面実装タイプの

ケミコンはハンダごてを入れる隙間が少なくて、周囲の部品を溶か

さないように注意を払いながらの作業なので、時間がかかるとても

疲れます。

このケミコンはハンダを溶かして剥がすより、そのまま捻じって外す

方が簡単に外れるという話もある。簡単にいうと壊して外すという

ことなのだが、うまくいけば、足だけが残るので、それをハンダを

溶かして外すということになり、確かに作業はしやすくなる。

しかし、失敗すると基板のランドが剥がれてしまい大変なことにな

るのだ。

そして、その大変なことになってしまった。

こうなってしまうと、ジャンパー線で繋ぐしかなくなるのだが

まずはどこに繋がっていたのかを探す必要がある。

パターンも細くてなんだか良く解らい状態だ。幸い回路図が

あったので、パーツの足どおしを直接ジャンパー線で繋ぐこと

にした。

ケミコンを外した後はその周辺をアルコールで洗浄し、液漏れの

影響がないようにしながら交換作業が進み、後半になってくると

新しいケミコンのハンダ付けもかなり慣れてきて時間もかからな

くなってきた。

 

取り付けたケミコンの極性をチェックしながら基板とケースを組

み上げて、いざ動作チェック。

電源を入れてスケルチを開くと、ちゃんとノイズが入ります。

送・受の切換も正常に動作している。

パワーチェックでは1.5Wを示しているが、単三のアルカリ電池

なのでこんなもんでしょう。

取説によれば、ニッカドの7.2Vでは2Wとなっているので、少々

少な目ではあるが、パワー計の精度も確認していないので、まあ

良しとすることにした。

 

不具合の原因はケミコンから漏れた電解液でパターンがショート

したことと、容量抜けしたケミコンがあったことだろう。

不良になっていたケミコンがいくつあったのかは確認していない

が、全数交換したのでしばらくは元気に動いてくれるだろう。

これでC150はゴミから完全に復活となりました。

 

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スタンダード C150 ゴミからの復活なるか

2023-09-16 10:57:12 | 無線小屋

ひょんなことから入手した、144MHzのハンディ機

スタンダードのC150に電源を入れてみると、いきなりインジケーター

が振れて、なんの反応もない状態だった。

受信音もしないし、一切の操作も受け付けない。

これって、ちょっとして送信になったままなのかと思い

パワー計を繋いでみると、電波がでている状態でした。

しかし、変調はかからないようで、単にキャリアが出ている

だけのよう。

壊れているということか・・・

 

ネットで同じような事案がないか探ってみると、でてきました。

このリグの病気なのかもしれない。

ケミコンの液漏れによる不具合のようなので、このリグに限らず

この時代の表面装着ケミコンを使用しているものすべてに該当

するものと言えるかも。

というわけでケミコン全数を交換してみることにした。

液が漏れたと思われるシミや

ケミコンを外してみると、腐食している部分などがみられた。

全部で15個も付いている表面装着のケミコンをひとつ々

交換してゆくのは気の遠ーくなるような話だが、部品も揃えた

のでやるしかないのだ。

途中で挫折しないことを祈りつつ作業に入るが・・・

 

 

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憧れだったラジカセ 完全復活とまではいかないが

2023-09-13 23:08:51 | 無線小屋

ケースの止めネジが腐食していて、転勤先の社宅では分解する

ことができずに、そのままになっていた縦型マックをやっと手

がけることができた。

この腐っていたネジは結局どうしても抜くことができず、頭を

揉んで削ってしまった。

もう一つ電池ケースの中にあるネジも同じように腐食が酷くて

削り落とすことにした。

そしてなんとかケースを開けることができたが・・・

この線はどこについていたの?

電池ケース内も酷い状態だ。

このあたりの清掃は後回しにして、まずはテープカウンター

が動かないので、これをなんとかしないと。

予想とおりのベルト切れではあったのだが、かなり大がかり

に分解しないと、隙間からベルトを掛けることができる状態

ではない。

一つ不思議なのが、切れたベルトの残骸が残っていない。

やはり、いちどケースを開けて修理しようとしたのだろう。

随所に開けたと思われる痕跡があるのだが、途中で諦めた

のかもしれない。

 

まずは、分解できるところは分解して作業を進めることに

したが、もとに戻せるか心配になってきた。

 

カウンターのベルトは手持ちの中から調度良いものが見つ

かったのでカウンターを動くようにすることができた。

しかし、早送りと巻き戻しは、ベルトではなく、フライ

ホイールに直接接触して回転させているようだが、滑って

いるようでうまく回転が伝わらない状態だ。

この部分は更に分解しないと手を入れることができないし

フライホイールの肉盛りができるわけでもないので、この

ままにすることにした。

テープの再生はできるが、早送りと巻き戻しはできない。

 

ラジオ部分については、AM、FMともに問題なく受信でき

ているが、FMワイドバンドではないので、91.5MHzの

HBCが受信できない。

 

例によって、FMチューナー部の受信コイルを少し伸ばして

受信帯域を上にずらした。

これでFM補完放送もバッチリ受信可能となった。

完全復活というわけにには行かなかったが、なんとか

使える状態にはなった。

これで、昔憧れだったラジカセが揃った。

ナショナルマックGTとマックFT

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ロータリーエンコーダーがすべる

2023-08-11 13:19:59 | 無線小屋

FT-817のロータリーエンコーダーが動作不良を起こしており

まるで滑っているかのように、回しても少ししか進まなかっ

たり、上げているのに表示が下がっていったりという症状が

出てきた。

購入してから15年くらい経っているので、壊れてきても不

思議ではないが、まだまだ使いたいので修理するしかないか

と思ってはいるが、まだ部品が出るのだろうか?

あったとしても、交換作業は大変そうだ。

 

まあ、今のところは、多少使いにくいというくらいなので、

騙し々使っているところだった。

 

交換作業の記事でもないかとネット上を探していると、面白

い記事を見つけた。

なんと、浸透性潤滑剤をシャフトの隙間からスプレーすると

直るというものだった。

 

ロータリーエンコーダーってロータリースイッチのように

機械的な接点ではないのになぜ?

でもまあ、どうせ不良になっているので、ダメもとで試して

みたところ、注した直後は変化を感じなかったのだが、

しばらく放置した後に回してみると、「あらっ!」

「なんだか調子いいんじゃない」ってことになっていた。

 

使用したのは浸透性潤滑剤の最強とも言えそうな、ワコーズ

のラスペネだ。

思いっきり早く回すと、やはり付いてこれない感じではあるので

完全に直ったとは言えないが、普通に使う分には支障がない状態

にはなった。

今回はラスペネを使ったが、多分他のものでも同じような結果に

なると思われる。

 

理屈は良く解らないが、改善することは確認できたので、この

まま暫く使うことにした。

でも、いずれは交換しなければダメかもしれないので、部品調達

だけはしておくとするか。

 

後で解ったのだが、ロータリーエンコーダーには機械式接点の

ものと光学式、磁気式のものがあるということを知った。

 

無知でした・・・

機械式なら浸透性潤滑剤が効くといのも理解はできる。

それを注した後に時間が経ってからが少し怖いが・・・

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LM-140M また壊れた。

2023-05-07 08:38:57 | 無線小屋

古いダイワの安定化電源の修理依頼がきた。

2017年にも一度、電圧が上がらないということで修理した電源が

また同じような症状になったというものだ。

あれから6年も経っていることと、当時は中古の部品を使って修理

しているので、また同じところだと思っていた。

予想では、基盤上にある電圧調整用の半固定抵抗がまたガリオームに

なっているのだと思ったが、ちょっと様子が違う感じではあった。

それでも半固定抵抗を外してみると、やはりガリオームになってい

たので、一応交換をした。

しかし、状況は変わらずだった。

4Vくらいまでは上がるが、それ以上が上がらない。

半固定を回しても全く状況は変わらずなので、別の原因ということだ。

回路図もマニュアルもないので、ダメ元でもう制御部分のオペアンプを

交換してみるしかないという結論に達した。

通販で購入してもそれほど高い部品ではないので、もし違っていても

大きな出費にはならないと思い交換することにした。

一応、買う前に部品の在庫を調べてみると、いつ買ったのか覚えては

いないが、手持ち部品の中にあったので、改めて買うこともなく交換できた。

ところが・・・

少しは良くなったが、7.5Vくらいにしか上がらない。

こうなると行き詰まり状態となり、次の手段がみつからない中で

あちらこちらを弄っていると、電圧が出るようになった。

定格とおりに1~16Vの可変もできる。

プリント基板上のハンダ割れによる接触不良か?

新たな接触不良が起きないように基板のハンダを焼き直しをして

負荷テストを試みていると、次なる不具合が・・・

負荷をかけて3Aくらいになると突然電圧が落ちてしまうでは

ないか。

過負荷保護回路の調整を疑い、半固定を回してみるも、何の変化も

ない。

しかし、それ以外に触れる部分がないので、半固定を外して調べて

みると、完全に断線状態になっていた。

あなり使っていなかったようだが、なぜこんな状態になったのかは

不明だ。

目で見ての不良は確認できないが、テスターで測ると∞オームだ。

50KΩの半固定抵抗がついているが同じものがないので少し形状が

違うが47KΩというものがあったので、それ無理矢理つけてみた。

結果は、バッチリ動作するようになった。

ただ12Aを超えると、かなりヒートシンクが熱くなるので、注意し

ながらの使用としたほうが良いことを持ち主に伝えて完了とした。

ケミコンは、まだ容量が抜けてはいないが、いずれダメになる

ものなので、予防交換しておいた。

本当なら全数交換が望ましいが、手持ちにないものは改めて購入する

ことになるので、とりあえず手持ちにある範囲での交換にしておいた。

この先何年くらい働いてくれるのか。。。

 

コメント
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