チョー楽しいメンタルフローな組織創り

企業文化、環境変化を利用した自然な人づくり、心理的安全性、フロー、社員研修、アドラー心理学などを中心に投稿

『ピンチはチャンスと言うけれど一体何がチャンスなのか?』

2020年03月15日 | 経営手法

     


『ピンチはチャンスと言うけれど何が一体チャンスなのか?』

私がまだ仕事を初めて間もない頃、40年前

その頃にもすでに同じような意味の言葉

自分の周りで、見たことはあった。

先輩が読んでいた、当時のビジネスマン向け雑誌

ビッグトゥモローという雑誌の中だったと思う。

でも、その頃の僕には、

『こんなに苦しいし、悩んでいるのに何いってんだ!』

ピンチをチャンスと無理やり前向きに考えているだけで、何か変わるの?

と、この言葉を、全く信じることは、できなかったし、

ピンチを、チャンスに変えるという、

本当の意味がわかっていなかった。

その頃の私の頭の中にあったのは

『諦めないで、頑張りつづければ、きっと解決できるようになる。』

という考え方のみだった。

勿論、間違いではないし、この事が、

大切なことであることに、違いはない。

でもこれだけでは、辛過ぎる。

結局我慢をして、辛いけれど、頑張るという、

ストレスまみれの、手法になってしまう。

3ヶ月位の短い期間なら、これでも良いが、

何年も続ける、仕事の中では、問題も複数

出てきて、頭の整理も、心の整理も、

だんだんおぼつかなくなってくるそして、疲弊して、停止する。


      
                                                     
 参考文献:ひすいこたろう著「ものの見方検定」


『ピンチに身を置くと、赤ちゃんの時以来眠っていた、全力の脳が再び目覚める!』

いつの頃からだろう?

答えのない問題や、

会社に動いてもらわないと解決しない問題

周りを巻き込んで解決を図っていく問題が

それほど、辛くなく、解決できるようになっていったのは?・・・

最初は、あんなにつらくて、いつも悩んで、同じことをループで聞く音楽のように、

ぐるぐると、うつむきながら、頭を抱えていたのに・・・

いつの頃からか、大変なことに向きあい、に詰まっている状態になっても、

『あ、今、俺、成長しているわ! いいね!いいね!』

と、クレージーに思えるようになっていったのは!(ーー;)

きっと、周りの人の、悩みの解決策を提案することを、仕事にしようと決めて

自分の周りに起こっている、うまくいったことも、うまくいなかったことも、

すばらしい出来事も、悲しい出来事も、喜びも、解決できない悩みも、病気も、

痛みも、苦しみも、何気ない日常も、
べてのことから学べて、すべての経験が、

自分のやりたいことの、ネタや、テキストになると、気付いてから!

そう、この目の前の初めて味あう、自分ひとりでは解決できない問題や、

悩みが行き着く先が、
自分の大切な価値観や、目的に向かっていると、

信じられるようになってから・・・・・


そしてそれは、自分の狭い視野では、見えなかった、
新しい考え方を

自分の脳に、インプットし続けてきたからに違いない!!!

ココでもう一度、今回のテーマ、文頭のの質問に立ち返ると

『ピンチはチャンスと言うけれど何が一体チャンスなのか?』

改めて見てみると、質問の意味もなんだか、ぼーっと焦点が定まっていず、いまいち良く解らない。

そこで、ちょっと、質問を分解して具体的に、見てみると、

こんな意味ではないかと思う。

ピンチ=お困りごと、解決できない問題などの事

チャンス=業績が上がる、売上が上がる、ビジネスで成功する、うまくいく、成長する、といった感じだろうか。

当てはめると、

『解決できない問題がある!ということはビジネスで成功することと同じ!だと言うけれど、

いったいその「解決できない問題があること」のどこが、ビジネスを成功に導くというのか?

どんな理由があるのか?』

となる。

この問題の答えは・・・・

『解決できない新たな問題に直面しすると、問題を解決するために、脳の状態が小さな子供の頃のような全力脳に変わるスイッチになり、この赤ちゃんの全力脳が問題を解決に導くと言うことだ!!!』

でもきっと、いや、いや、あなたが、クレージーなのも分かったし、赤ちゃんの脳に戻れれば、とんでもない、エネルギーで新しいことにチャレンジできるのは、なんとなく分かるけど、私は、問題に直面しても、そんな風になれないし、新しい考え方をインプットって、何を学べばいいのか、さっぱり分からないから、出来ていないんだって、反論されそうですが。


※『実は今、この新しい事に取り組むのに持ってこいの、環境が整っているってご存知でしたか?
そう、今回のパンでミック、コロナ禍で、今までのやり方が、環境的に出来なくなり、しかも、
自分たちだけでなく、多くの周りの人たちも、新たな取り組みを強制的にしなくてはならない時代に突入しています。
自分だけでは、難しいですが、回りもみんなです、しかも政府も後押しして背中を押してくれる絶好機です。
しかし、すごく動きやすい環境ではありますが、日本人の大半は、ツールの使用はデジタル化、考え方は、新しいリスクをとらない、
チャレンジしない、無理しないと言う、方向に進んでいるように、なっていると私は思っています。
一歩を踏み出すために必要な考え方は、たくさんありますが、まず最初は、この日本人の、現状を維持してしまおうとしてしまう、
動きがなぜ起きてしまうのか、現状の脳の本能を知っておくことが、非常に大事なので、ここをお話したいと思います。』


    


『出来ることをし続けると、脳には生命維持の本能から、全力を出さなくなる!』

社会人になって、5年も経つと、完璧とはいえないが、一通りの仕事ができるようになる!

なぜか?一日10時間働いたとして、年間で250日、5年間で計算すると、新しいことにチャレンジしてから、

10時間×250日×5年間=12500時間 やって来たことになる。

諸説、異論もあって、ひとつの目安でしかないが、

10000時間の法則という理論があって、それによると、


プロレベルになるには、同じことを、10000時間続けて、修練することが必要である。

と言うもの・・・

すると、新入社員の仕事と比べて、スムーズに効率よく、素早く、いい仕事が、

当たり前のようにできるようになる、脳の回路は考えなくとも、手足を動かして

いつもの仕事が出来る様に、ショートカットの電気回路を作り、省エネをするようになる。

命を落とすようなことに直面した時のために、エネルギーを蓄える戦略をとるためだ。

人類という種を途絶えさせないようにするための、遺伝子の本能が操縦して、勝手に脳をそうさせる!



これに対して、赤ちゃんの脳は、理屈で考える大脳皮質はまだ成長の最初の段階で、本能の影響をより受けやすい状態だ、

しかも、危険を察知するための、『扁桃体』とという部位も快、不快はかんじるものの、痛い思いや、怖い思いをした記憶を

貯蔵しておく、部位が未発達のため、紐付けできないため、新たなことに取り組むことに、恐怖を感じることはなく、

好奇心のみで、どんどん向かっていける、エネルギー全開の状態で進んでいける。

何でも『自分は絶対に出来ると思っているし、イメージできている!』

脳内では、やる気のホルモンドーパミンが、ドバドバと脳内にあふれている状態だ!!

じゃー、赤ちゃんの全力脳の状態になるためには、ドーパミンの出る行動や、考え方をすればいいのではないかと言うことになる。

ドーパミンを出すには、いくつかのポイントがある。

1、ちょっと普通は出来そうにない目的を達成できるイメージをしてみる
2、ちょっとがんばれば達成できる目標を立て、実際に達成する。
3、出来ないことでなく、目的を常に描き出来ることにフォーカスする
4、ほかと比較しない、1か0かでなくスケールで考え、積み上げられる数値に目を向ける
(野球であれば、打率でなくヒットの本数)
5、自分でコントロールできない周りに影響されるものでなく、自分でコントロールできるものにフォーカスする
(営業成績なら、面談件数や、提案件数、アポイントの件数など)


                



じゃー、一気にチャンスに変える思考を羅列して行きます。

自分の中で、解決できない問題にフォーカスしても仕方ないので、

一旦問題は端において、どんな目的、目標を達成しようとしていたのか?に目を向ける!

目的を達成するために他のルートで出来ることはないのか?

目的に向かってさらに問題を分解して、一歩でも前に進んでいける項目はないのか?、

今できることだけにフォーカスして、方法を考えてみる。

小さなことでも、出来ることが、一つでもあればまず一歩踏み出してみる。

すると、たった一歩先でも、その場所では、前の場所とは、視野が変わって、別の解決法が見つかったり、

周りの協力を得られるものが、見つかったりする。

            

一方、周りに、いろいろな制限がかかることも多い!

経費がかけられない、時間がかけられない、人の応援もないなどだ。

時間が制限されるとポモドーロ効果で集中力が高まり、

パフォーマンスは極限まで高まる

経費がかけられないと様々な工夫が生まれる

いろいろな制約があって、目的に向かったとき人は

自分の能力を開放するスイッチを入れることが出来る。

そして、目的を達成できる様になると、

その過程で生まれた様々な、手法や、工夫が

その人にとっての、財産であり強味になっていく。

更に、一度は断念しそうになるほどのむずかしい、

目的達成であるわけなので、これが企業であれば、

他の会社ではたどり着けないその企業独自の強みとなっていく。

 


ピンチはチャンス!!


 

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コンサルティンググループ 大分メンタルフロー研究所 匠

      代表  石川 保幸

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