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企業文化、環境変化を利用した自然な人づくり、心理的安全性、フロー、社員研修、アドラー心理学などを中心に投稿

『ちょっと早いですが5月病の原因とは何か?についてです・・・そしてその対策はあるのか?』

2019年04月14日 | 成長の段階

                    
   【参考文献】樺沢 紫苑著『脳を最適化すれば能力は2倍になる』 樺沢 紫苑著 脳のパフォーマンスを最大まで引き出す『神・時間術』
          


『ちょっと早いですが5月病の原因とは何か?についてです・・・そしてその対策はあるのか?』

4月も半ばにかかろうとしています。

学校では、新入生、会社では新入社員が、初々しいですね!
一生懸命がんばっている姿に、僕も刺激をいただいています。
後、1月ほどたつと、5月病になる新入社社員がちらほら出てきます。
ぼくが、新人の時代は、5月になると、緊張感が下がり、
だらだらしたり、休んだりする新入社員が出始める、

『体も疲れがたまるころだから、しっかり栄養を取って、
夜更かしをせず休養し、気合を入れなおして、会社に来るように』
などの、通達があったように、記憶しています。

【緊張とドキドキとは、身体が戦闘状態になっているということ!】

新しい環境で、新しいことに立ち向かうとき、人は緊張状態になります。
緊張は決して悪いことではなく、筋肉の瞬発力を高めたり、頭の働きも活発になります。
つまり集中しやすく、高い能力を発揮しやすい状態になります。

これは、太古の時代人間が、肉食獣などの、危険に遭遇して時に、
すばやく逃走したり、戦ったりしてきた名残で、
脳内には、ノルアドレナリン、体の中では、アドレナリンが分泌され同時に、
ストレスホルモンのコルチゾールも分泌され、
血管を収縮させ、血圧を上昇させる変化を起こします。
たとえ傷を負っても、出血を最小限で食い止め脳には血流を送り、命を守る
『逃走』と『闘争』の戦闘状態に突入しています。



【人が慣れるとは、体内でどんな変化が起こっているのか?】


1カ月を過ぎるころになると、人間は環境の変化に慣れてきます。

慣れという現象は、周りに起きていることは、何一つ変わっていないのに、
緊張しなくなったり、ドキドキしなくなったりすることです。
これは、神経伝達物質の影響がなくなってきたことを示します。
では何故影響を受けなくなってしまうのでしょうか?

上の図を参照してください!
神経伝達物質の影響は、ナトリウムイオンや、カルシウムイオンなどの
移動によって発生します。
よく、電気信号などと呼ばれたりもします。
この電気のながれは、受容体の閾値を超えたときに起こります。
神経伝達物質のイオン濃度がある一定値を超えると『発火』という現象が発生します。
そして、影響を受けます、ノルアドレナリンであれば、
瞬発力の増大と、頭の回転のクロックアップです!

しかし刺激を受け続けると、この閾値がどんどん高くなって、同じ刺激では、
発火しなくなって影響が出にくくなってしまう現象が起こってきます。

これが『慣れる』という状態です。

 

【体内の免疫機能が活性酸素を生み出し体を傷つける・・・】


丁度、このなれという状態が体で起こってきたころ、『五月病』が発生します。
身体がだるく、やる気がなくなり、うつになってしまう人も出たりします。

一般的にはストレスがたまって、疲れがたまってなどといわれたりしますが、
ほんの、半月前までは、やる気満々で、気合が服をきて歩いているような人達が
何故こんな状態になってしまうのか?

初めてのことにチャレンジするときには、必ず緊張という状態が生まれてきます。
前記でも述べたよいうに、コルチゾールという物質も分泌されます。
ストレスホルモンです、すると体内の免疫機能にも変化が起こります。
闘争で発生する傷口から入ってくる細菌などに対抗するために、
白血球の中の顆粒球とリンパ球のバランスが、顆粒球優位に傾きます(数が増える)
顆粒球が細菌を取り込み分解するためです。
細菌を分解するシステムに使われているのは、酵素と活性酸素です。

大量発生した顆粒球が役割を終え、はじけると体内に大量の活性酸素が撒き散らされ、
周りの細胞に炎症を起こします。

内臓など、体内で炎症が起きれば、倦怠感につながりますし、
脳内でストレスに最も弱い箇所、海馬が傷つけば、
新生細胞が生まれにくくなり、記憶の消去ができなくなり、
海馬の記憶が書き変わらない状況は、
新たな事柄に関する、記憶力の低下、そして、うつ状態になるのだと考えられます。
そして、まさにこの状態が、『五月病』の状態になるのでしょう。

 

【ドーパミンを使って五月病を回避し結果を出す方法】

新しい環境の中で、気合と、がんばりで、結果を出していけるのは、
ノルアドナリンの賞味期限、1カ月まです。

ひとつの神経伝達物質だけが、長い期間優位な状況にならないよう、
セロトニンが働いて、体の修復もかねて、バランスをとるという
仕組みが働いて、一旦デホルトの状態に戻ります。

ですから、最初から、ノルアドレナリンに頼らない、
方法を選択して目標達成を考えれば、五月病を回避することが出来ます。

それが、ドーパミンを使った目標達成方法!

所属のコミュニティーの理念と、自分の価値観の共有ゾーンを認識した、
高い目的を設定し、ドーパミンのやる気の賞味期限、3ヶ月で達成出来る、
短期目標をやりきることにより、ドーパミンを出し続けることが出来る、
サイクルが出来上がり、自発的モチベーションを維持し続けることが出来る、
目標達成システムが、完成します。


 


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