11月だと言うのになんだか蒸し暑い!!
三ツ星和食にお勤めするするI君と先週もごはんを一緒に食べてる駿河台下 金寿司の辻さんご夫妻と4人で訪問しました。
今日はまたまた和食の料理人とご一緒、いろいろ話も盛り上がります。
話しは小林君のこれからの店舗拡大??の話しにも盛り上がり、これからの料理界を担う世代交代も感じつつ・・熱い話しに盛り上がった夜でした。
まずは今日のお料理。
いつもの前菜、いくらを出汁に漬け込んだ最後の一滴まで飲み干せます。牡蠣のしぐれ煮、プリッとしていてふんわり。いつもながら美しいうに。
アンキモ。やはり前回とはまた違う・・「今日はすごい!美味しい!!」と私・・・小林さん「今日も!!です!」と訂正された。本当に毎回なめらかさが違う!!先ほどの前菜と共に”通風4点盛り”だとか(笑)
穴子の葛かけ。穴子が巻き巻きしてあります、丁寧に下ごしらえたぶん、炊いたり蒸したり最後に香ばしく焼き色を付けて濃~~いお出汁の葛あんがかかっています。もちろん素晴らしく美味しいお椀でしたがこの輪島塗の骨董の御椀もすごく素敵です。
小林さんが輪島で見つけたそうです。蓋がしてある姿はすっきりと品が良く、松葉が何気なく描かれています。蓋を取るとその裏が素晴らしい、鶴が・・・日本の美がここにあるなぁと感じる器です。
辻さん曰く「塗りが落ち着いているね、骨董だね」とほう!!そうなのね器は時が経つとまた違う価値や良さが出てきます。人間もそうありたい。。
淡路の鯛。小林さんの鯛のお造りはびっくりするくらい厚く切られています、これは賛否両論、中にはもう少し薄く切られたほうが・・・という意見もあります、どれが正解この厚さがベストと言うものはないと思います。これがこばやしのスタイルなんだと思います。
料理屋さんに食べに行くということは、まずはそこの料理人の土俵に乗ること、その食事が楽しいものになるか否かは出される料理だけではなく、ご一緒するメンバー、料理人とのやり取り、すべて色々なことがプラスし時にはマイナスし食後感がいかなるものになるか・・なんだろうなぁ。
まだ熱燗には季節が足りない感じですが、皆さんにこの酒燗器を見ていただきたくて、無理やりしつらえてもらいました。
まながつおの塩焼き、脂がのっていて美味。器も須田青華の代表的な器。
クエの揚げ物。たぶんサッと醤油にくぐらせて葛をまぶしただけだと思うけど、美味しいんです、身がぷりぷりしていて。
ふかひれ だぁ!!その下に鮑も隠れています。
この前、お料理教室で教えてもらった海老芋の含ませ煮。目の前でもう一度見せていただいて作る気満々。
〆はクエの雑炊。満足満足。
料理にはその料理人のエネルギーがすべて出ますね、自分自身にも戒めましたが、オーラというか、本当に好きな仕事にめぐり合えた人にだけがわかる、この仕事を出来る幸せ、大切さ、慎重さと大胆さ。
今日の話題は飲食店を持つときの銀行との付き合い方とか、物件の見つけ方、やっぱり近道はないです。苦労は若いうちにやれ!!とはみんなの共通の意見。
小林さん一軒家の料理屋が望みとか・・駿河台下にある金寿司さんは素敵だよ!!と・・今度行きましょうということになりました。
I君と家が近いので東小金井のすぎたまやでもう1杯飲もうか・・と言うことで、〆の赤ワインを飲んでまたまた話しに盛り上がりました。