☆史上最強の法則-海外支局☆

☆The Unrivaled Principle in History☆

優駿の法則15~底値買い

2009-05-30 21:30:00 | ダービー馬を探せ!2009
 勝負馬券は既に決まったのだが、どうしても気になっていることが一つある。
馬場改修となった03年以降の過去6年のダービー3着以内馬全18頭のうち、芝1800mの重賞勝利馬が16頭で、前走2着以内馬が14頭いることは、『優駿の条件』のエントリーで書いたとおりだ。この条件をクリアした馬でのワン・ツー決着は、03年から4年連続で続いたものの、ここ2年は前走3着以下の二桁人気の馬が2着に突っ込み波乱を演出している。確かに過去を紐解けば、堅い決着の多いダービーであるが、近2年の荒れ模様がどうしても気になって仕方ない。

 ひょっとしたら、この辺に穴のヒントが隠されているのではないかと思い、過去6年の前走3着以下の馬4頭について調べてみると、ある共通点が浮かび上がった。

まず、4頭の共通点。
それは、芝1800m以上の重賞勝利があるということ。

ザッツザプレンティ…ラジオたんぱ賞
アサクサキングス…きさらぎ賞
アドマイヤオーラ…弥生賞
スマイルジャック…スプリングS

そして、次がキモ。
その4頭いずれもが、重賞勝利の実績があるにもかかわらず、ダービーの前走で負けていることを理由に、ファンに見限られ評価(人気)を下げているのだ。

【重賞制覇~ダービーまでの戦歴】
ザッツザプレンティ
ラジオたんぱ1着(2人気)⇒弥生賞6着(1人気)⇒皐月賞8着(5人気)⇒優駿3着(7人気)

アサクサキングス
きさらぎ賞1着(3人気)⇒皐月賞7着(6人気)⇒NHK11着(3人気)⇒優駿2着(14人気)
アドマイヤオーラ
弥生賞1着(1人気)⇒皐月賞4着(1人気)⇒優駿3着(4人気)

スマイルジャック
スプリングS1着(6人気)⇒皐月賞9着(4人気)⇒優駿2着(12人気)

ザッツとオーラは、ダービーでも、そこそこ人気になり、ダービー前と比べても、それほどの落差はない。一方、アサクサとスマイルは前走でそれぞれ上位人気に支持されていたのに、前走の大敗で嫌気をさされたのか、はたまた能力を見限られたのかは分からないが、本番では、ともに二桁人気に甘んじた。そして、そんな節目のファンのハナを明かすかのように、一発かまし上げた格好だ。
アゲたりサゲたり忙しい割には、ファンの評価というのは、本当にいい加減なものだということがよく分かる。自分達で人気の盲点を作りだしているようなもので、なんともご苦労なことである。

果たして今年は、そんな移り気なファンのお蔭で不当に評価(人気)が下がっている馬はいるのだろうか?
まずは、必須条件である『芝1800m以上の重賞勝利』と『前走3着以下』の篩いにかけてみた。

該当馬は6頭。うち、ロジユニとリーチは、前走大敗にもかかわらず、おそらく2~3番人気になるだろうから、お宝馬にはなり得ない。よって、狙うのなら必然的に残りの4頭だ。

もう少し絞り込むために、4頭の重賞制覇~ダービー前までの戦歴を調べてみた。
(*優駿の人気は、前日最終オッズ)

⑦ナカヤマフェスタ
東スポ杯2歳S1着(9人気)⇒京成杯2着(1人気)⇒皐月賞8着(6人気)⇒優駿9人気

⑧ブレイクランアウト
共同通信杯1着(1人気)⇒NHK9着(1人気)⇒優駿11人気

⑮アーリーロブスト
京成杯1着(2人気)⇒弥生賞6着(3人気)⇒皐月賞16着(10人気)⇒優駿18人気

⑰アイアンルック
毎日杯1着(2人気)⇒NHK8着(2人気)⇒優駿10人気

この4頭の中では、NHK組のパターンが、アサクサとスマイルのそれに似ているのではないだろうか。
ブレイクの共通杯制覇の前の戦歴は、東スポ2歳S2着(1人気)⇒朝日杯3着(1人気)と、NHKまで常に1番人気に支持されており、アイアンルックもまた、デビュー戦~毎日杯まで3戦続けて1番人気に支持されていたのだ。両馬とも、かなりの素質馬として評価されていたということだ。にもかかわらず、両馬は現在の所、10番人気辺りをウロチョロしている有様だ。おそらく、これは、両馬ともにミスプロ系を持つ馬で、多くのファンが距離適性に疑問を抱いているためであると推測される。
だが、人気の盲点はそこにある。
人気が下がった今回こそが、この2頭を底値で買えるまたとないチャンスなのである。

人の行く 道の裏に 花の山―

=つづく=

優駿の法則14~傾向更新

2009-05-30 21:29:54 | ダービー馬を探せ!2009
明日はいよいよダービー!!
今年1回目の年末のお祭りだ。
というわけで…
全部見せます!2回・3回東京芝コース血統傾向!!

 これまで、距離を問わずになかなかSS系が勝ち切れなかった東京芝コースだが、3回開催になってSS系の1着が多くなっている。

 本日行なわれた東京芝コースの6鞍で、父SS系の成績は4-0-3。
どうやら潮目が変わったか?
また、注目すべきは本日の芝レースは重~不良だったこと。
もし、明日も馬場が渋ったままなら、本日3着以内に入った父SS系には注意を払った方がよいだろう。

 で、肝心要の芝2400mはどうなったのかというと、1着、3着が父SS系で、2着は母父SSと、3着以内に入った馬全てがSS系保持馬。どうやら、先週のオークスの流れを汲んでいるようだ。
 そして、最大の注目は1着馬の血統構成が、ダンス×ボールドルーラー系であること。そう、この血統構成は、リーチザクラウンと同じ!!なのである。リーチの父スペは、重馬場で行なわれた芝1600mで1着に来ているように、道悪は得意である。
ちなみに、3着馬のニューイングランド×ユタカオーの血統構成は、トップカミング(ステイゴールド×バクシンオー)と同じであることも見逃してはならない。

=つづく=


優駿の法則13~様子見

2009-05-30 00:00:00 | ダービー馬を探せ!2009
 早々と勝負馬券が決まり、やる気満々だったダービーだが、偶然番長のコメントを見て少しトーンダウン。
偶然番長によれば、東京はかなりの雨が降っていて、当日もパンパンの良馬場は見込めいようだ。
でも、それならいっそのことグチャグチャの泥んこ馬場になった方が、馬券的には楽になる。馬場が渋ったときは、何よりも道悪適性が全てに優先されるから、道悪血統を買っておきさえすれば、自動的に当るからだ。
でも、どれくらいの渋さかは当日になってみないと分からない。

 ましてや、今週からCコースへの変更も気になるところ。
先週までは基本的に内枠有利だったのだが、果たして今週はどうなるのだろうか?
このCコース替わりについての見解は、最強師匠のブログに詳しいので、そちらをご覧下さい。
本家本元☆史上最強の法則☆~Cコース替わりで内枠断然有利か?

 更に、一番気がかりなのは、既にみなさんご存知の通り、今の東京芝コースは前開催に引き続き、父SS系が勝ち切れない馬場ということ。特に、この傾向は芝2400mにおいて顕著である。
幸いにも土曜日には、芝2400mが1鞍組まれている。そして日曜日にもダービーの二つ前に1鞍組まれているのを思い出した。

というわけで、ここは一先ず間を置いて、明日はジックリと様子を見ることにした。

 参考までに、今の東京の芝2400mの血統傾向が、例年とどれだけ違っているのかを、一目で理解して頂くために、に、昨年2回・3回東京芝2400mの血統傾向と今年の同開催のそれとを掲載しておきます。

【2008年】
 開幕週より活躍していたSS系×ノーザン系の流れが、ダービーまで続いた格好。
面白いのが、ナスルーラー系ではグレイソブリン系しか3着以内に入っていない点。

【2009年】
一方、今年の血統傾向では、一目瞭然、SS系が勝ち切れていない。代りに目につくのがロベルト系と、昨年同様グレイソブリン系。
オークスこそSS系×ノーザン系が1~3着完全制覇したが、果たして今週はどうなるのか?距離を問わずに芝コースの時計の掛かり方、内外の優劣、血統傾向をじっくりと見極め、大一番に備えましょう。

 尚、当日馬場が渋ったままなら、サイドメニュー欄にあるカテゴリーの中の『道悪血統の法則』を参考にして下さい。


=つづく=