【2021/8/25】
千葉県市川市庁舎の市長室の家具購入費が約1千万円だったことについて、村越祐民市長は24日の会見で「市長室の什器(じゅうき、家具)に関しては議会で決裁し、正式な手続きを踏んで調達を行っている。特段問題はない」との認識を示した。
家具は昨夏の市庁舎完成に合わせて購入され、市長の執務机約157万円、執務用イス約23万円、応接ソファなど合計約1058万円だった。
6月の議会で市議から「このような高額の支出は市民の理解が得られるのか」と追及されたが、市長は答弁しなかった。
この日の会見で、村越市長は自身の希望によるものかどうかは答えず、「議会が決裁し調達したのに、なぜ、市議会で問題として取り上げたのか、理解に苦しむ」と話した。
オーダーメイドの執務デスクと椅子約180万円、応接ソファ約302万円、会議テーブル約344万円、椅子8脚約67万円など
政治家が説明責任を放棄すると「信」を失う
「議会が決めたことだから、問題ではない」というが、なぜそのように高額の家具を予算提案したのかという説明にはなっていない。
予算を通した議会も議会だが……。
「説明責任を果たさない」
=「説明のできないことをやった」