キャットてぃるのサックス遊戯+ベース

42歳から始めたジャズプレイヤーへの道のり

初心者の焦り

2017年05月31日 11時31分11秒 | ウッドベース
今朝、家でウッドベースを練習していて、ふと思ったこと。

それは、初心者ならでは焦り。

今の時点では、初心者らしい奏法の未熟さがあるけど、それをなんとかする!という強い意志で細部まで練習していかないと、半年後、一年後、3年後、、、結局、初心者と同じ未熟なままの奏法で終わる可能性がある。

それは、他の楽器を今までやってきた経験上の問題からきている。

始めた最初の3ヶ月、半年、そして1年後。
スタートダッシュでとにかく突っ走る!
その勢いのせいか、何もないところから始まるので、
初心者→初級者のレベルに到達するのが早い。

ところが、その調子でどんどんうまくなるかというと、
そうではない。

どんなに目に見えて上達した半年、一年があったとしても、
その後、上達のスピードは極端に落ちる。
その時点で、ちょっとやる気に陰りが、、。

それでもなんとかはなるのだけど。

で、その最初の段階で勘違いしがちなのが、自分の練習についての「甘さ」をどんどん容認するようになってしまう。

「まだ最初だからできなくてもいいや。」

「まだこのレベルになっていないから練習しなくてもいいや。」

「初心者は上級レベルの課題をやるのはまだ早い。」

「まだなにも弾けないから好きな曲も弾けなくてもいい。」

一理あるけど、。

そこでの勘違いは、自分のレベルが低いというより無い場合の練習方法。
たぶん勘のいい人は気付いていると思うけど。

最初の段階で、ひとつの目標を決め、勢いを付けて練習していかないと、あまりに上達の具合が悪く、挫折しやすい。

なので、最初の段階はレベルに関係なく、なんでも練習する。
その中からできるものをさらにできるようにする。

「始めたばっかりじゃできないけど、半年後、できるようなっているはず、、、。いや一年後にできるようになっているはず、。いや、3年やっていればできるようになっているはず。」と、何の根拠もない夢を見続けてしまうこともあったりするけど。
そんな空想ばかり思って少しずつ練習していていも、結局、何年経っても、ずっと初心者レベルの楽器プレイヤーは意外と多いとか。(←それは自分じゃないのか。)

で、話を戻すと、

そしてやりたい目標がある場合、(たとえばこの曲を弾きたいとか。)
まずレベル指定は関係ないと思う。
さらに自分のレベルも関係ないと思う。
そして必要なのは、やりたい目標に(曲とか、奏法とか、)
自分が何が足りない検証すること。
そして足りない要素を洗い出し、それらの項目をひとつづつ体制化して、
練習項目を作り、ひとつづつ練習していく。
大概、どんな目標であっても、課題を細分化すれば、ひとつの課題はシンプルな項目が多い。
それを単に何度か弾いたり、練習を繰り返せば弾けるようになる!と思い込んでいるのは甘い。
現に自分も過去にそう思ってやみくもに長時間弾く練習した楽器もあったけど、結局、単に繰り返して練習してもできるようにはならなかった。
まぁ、それもふつうに才能が無いかもかもしれないけど。
そんなことより、。

やっぱ好きで始めた楽器なので、上達したい。

そんな感じで、最近、また新しい楽器を始めたのだけど。
とにかく今はまだ初心者の段階。
ここで注意しなければならないので、日々の練習に対しての甘え。
始めたばっかりの頃は純粋に練習時間が長いのだけど、それも少しづつ減ってくる。
数ヶ月やっていると楽器に少し慣れてきて、練習に対してのイメージもできるから、なおさら。
そんなとき、いろんな理由を付けて練習をさぼる癖が出てくる。これが曲者。
たしかに趣味でやっているなら、それでいいのだけど。

ところが人の体はそんなに単純じゃない。

「できてるつもりは、つまりできていない。」

それは昔、習っていたドラムの先生がレッスンで仰った言葉。

「ただ、なんとなく分かった。」も、同義語。

そんな感じで自分を誤魔化しながら、練習していくと、まったく上達していない気にもなる。
でも、結局、あまり上達していないのだけど。

あと、これは自分自身へのアドバイスとして、書いておきたいのだけど。

「今日、今、少しの時間でも作って練習しろ!」←これです。

つい、いろんな用事があって、他にもやらなければいけないこと多いです。
でも、楽器の練習は先延ばしにしても上達が遅れるだけ。
さらに厄介なのが、問題になっている「できない原因を分析した結果の細部の練習」をしない限り、その練習時間もあまり効果が望めない点。

たとえば、今、自分の大きな課題。

「ウッドベースの音が小さい。」ということも、

「どうして音が小さいのか?」と、考えると、

できない原因の要素がたくさん出てきた。

たとえば、「まだ楽器に慣れてない。」「右手のピッキングフォームが安定していない。」「左手のフォームも安定してない。」「両手のタイミングが合っていない。」「弾く時にリズムが走ってしまう。」とか。
上げたらキリがないけど、、。
つまりどれもウッドベース初心者の問題と同等だったりするけど、そのとき、もし10分でも練習するなら、まず「右手のピッキングフォームの練習する。」とか決める。でも、体で覚える系の練習は、生活習慣と同じものなので、まとめて練習するのが不可能。
なので、日々、というか、毎日、体がその動きを完全に覚えるまで動作を繰り返さなければならない。そこが「毎日練習するべき。」というよくある練習へのアドバイスに繋がるわけなんだけど。
言うのは簡単。自分自身分かっているけど、それが毎日できないのがもどかしいのだけど。

ともかく気合を入れ直して、日々精進ー。

もちろん自分への言い訳はしていいけど、
その分、自分への喜びの報酬はどんどん減って、
最悪の場合、挫折する可能性もある。

もちろん楽器への適性もあるので、
自分に似合っている楽器を探すのもいいかも。

本当に好きなら言い訳はしない。
好きな人への愛情みたいなものなのかも。



という、単なるつぶやきでした。


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ベースで「はじめてジャズ」

2017年05月31日 08時42分01秒 | ウッドベース
先週の土曜日。
池袋にあるジャズのお店「SOMETHIN' Jazz Club」に行きました。



で、そのお店は、以前は「マイルスカフェ」という名前で、ドラム時代、サックス時代によく通っていました。
最後に行ったのは2、3年前でアルトで参加したお昼セッションだった。
それから約1年後にベースのレッスンを受けてから、そのお店にはあまり行かなくなった。

そもそもベースのレッスンを受け始めた時、ジャズは自分には無理だと思っていて、この歳で始めたのだから「エレキベースでロックだろ。」と勝手に思い込んでいた節はあったり~。
ジャズのベースは興味はあったのものの、、、あの「魔法のようなベースライン」弾けるはずないと思い込んでいた。

その後のことは、このブログにも書いてあるけど、それから一年後にジャズを習うことになり、それでもエレキベースで弾くのがやっとだろうと思っていた。
ところが数ヶ月間、エレキベースでジャズを練習しているうちに、その音づくりに不満が募り、、、「やっぱジャズはフレットレスで弾かないとあの音はしないのか?!」と思うようになり、できればエレキのフレットレスじゃなくてウッドベースと同じアップライトベースの方が形が似ている分、似ている音がするような気がしたので始めることに。

で、実際に弾いてみて、、、音は近かった。
がしかし、、。

その後、本物のウッドベースを弾いてみたら、、、、音、、、だいぶ違っていることも判明~。(当たり前といば当たり前!)

ところがその後、心境の変化があり、、。

家にある4本のベース。
5弦アクティブベース、4弦コンパクトベース、EUB(アップライトベース)、ウッドベースを交互に練習で弾いてみたら、どれも音は似ていないので、「どれもそれなりの音で弾けばいいんじゃないのか?!」という気持ちに。
つまり楽器本来の音を出すためのセッティングはデフォルトのまま、あとは自分の頭の中にある音のイメージで弾くことにより、それらしい音になるということに気付いた。つまり奏法がすべて。

それで話を最初に戻すと、、。



お店のセッション等で自分の使い慣れたベースを持っていくのも当たり前かもしれないけど、ジャズの場合、ウッドベースを借りるという手もある。
ピアノやドラムの場合、ほとんど借りるのだけど、ベースの場合は微妙~。
特にウッドベースは大きいし運搬も大変だし、楽器のセッティングも個人の好みがあるから、ある人が弾き易くてもある人はまるでだめかもしれない。
それはベースに限らずギターでも同じ現象はおきるかも。

で、自分の場合、特に初心者なので、本当は普段弾きなれているエレキベース持っていくのが無難なんだけど、、、いちおうジャズベースを習い始めた当初の目標が、「お店のウッドベースでセッションに参加する。」だったので、それを叶えるため、今回、生まれて初めてそれを実行することにした。
ただし、いきなり普通のお店のセッションに行っても弾けないこと確実!?
まずレパートリーが少ないし、第一、まだブルースすら一曲通して(ウッドベースでは、)弾けないので、無理やり行っても、自分自身で「若い芽を摘む。」、、、状態になってしまうー。(これはよくない!)
なので、なるべく弾けない状態になっても許される場所を選んだら、今回のお店なり、正確にはセッションではないけど、セッションの予備練習レッスンとして開催していた、「はじめてジャズ」というクラスを受講!

と、前置きが長くなったけど、。

時間は90分のジャズのレッスン。
集まったパートは、トラペット、ギター、ピアノ×2、ベース(自分)で、内容は、「Fのブルース」の解説と実際に演奏してみること。
あくまで12小節のブルースのフォーマットに慣れるというレッスンだったので、特にテーマは決めず、ひたすら12小節1コーラスを繰り返し独自でアドリブ。
それなりに楽しい雰囲気でよかった。

で、肝心の自分なんだけど、、、。
お店のベースは、案の定、弦高が高かったー。
たぶん、自分のアップライトベースよりも少し高く、習っている先生のウッドベースよりも多少低いといった程度で、弦高が高いという理由以外は特に弾きずらい部分はなかったのだけど、、。
さすがにF音やBb音ばかり4分音符で弾いていたら、左手が痛くなってしまい、、。
あらためて弦高の違いによる疲れ方の違いと感じてしまった。

さらに!?
なんとなく自分の音、小さいなと感じていたのだけど、、、。
途中、先生が同じベースを弾いたら、、、めっちゃ!音がでかったー。(おぉー!?)
それも同じアンプからの音だったので、これはたしかに奏法の違いによる音量の違いだと分かった。
「初心者はまず音が小さい。」、、、そう先生は思っていたのか、何も言われなかったけど。

最後に唯一、よかった点。
それは、「ピッチがいい。」と褒められたこと。
なにしろ、当然のごとく、お店のウッドベースにはポジションマークはひとつも無い!
なんにもない指板をみていると、一瞬、途方に暮れそうになるのだけど、それでも勇気を振り絞ってハーブポジションのフォームを置くと、ちょっと安心したから。
とはいっても、さすがに3フレット以降はとっても不安~。なので、結局、そのポジションでは弾くことはなかった。

ということで、(はじめての)お店のウッドベースを弾いてみて、まったくだめではなかったので、再チャレンジしてみようと。
とはいっても、3大苦難があるので、まだ家で地道に練習しないとだめかもしれない。

それにしてもウッドベースはでかい。
音は小さいけど。


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