20年前の今日、私は生まれて初めてチェロに触りました。
(注)習い始めるのはもう少し後になってからです
子供が冬休みに入ってスキーに連れて行き、30日に帰宅すると留守電が。
こちらからかけ直すと、
友人が「チェロを預かっているので今から持っていきます」って。
私がずっとチェロを弾きたがっていたのを知っていた友人が
知人を介して安い楽器を頼んでくれていたのです。
当時、年末は今とは比べ物にならないほど忙しく
年越しの準備も出来ていなかった私は、持って来ていただいたチェロを
とりあえずクローゼットの奥に隠しました。
夜になって、ソフトケースのファスナーを開けてみて
「これがずっと憧れていたチェロか、、、」と
触ってみましたが、どちらの手で弓を持つのかもわからなかったので
チェロはクローゼットの奥にナイナイしておきました。
子供達の新学期が始まって、やっとチェロをケースから出し
じっくり眺めてみました。
「うーん、えらいものを買ってしまったな。どうしよー」というのが
その時の正直な気持ちです。
チェロの音色は大好きで10代の頃から憧れの楽器でしたが
いざ手元に来ると、「こんなん弾けるのかなあ??」と
不安でいっぱい・・・
その後半年間くらいチェロの存在は家族には秘密で
私一人が家にいる時だけケースから出してました。
次の年になってグループレッスンを受けるようになるのですが、
思うようには弾けないし、体はガチガチになるし
「あー、なんでチェロなんか始めてしまったんやろ・・・・」
この気持ちは5年ほど続いていたなあ。。
その後の家族に振り回されて数ヶ月全く弾かなかったことが
何回かあったけど、その度に色んな人から「戻っておいで!」と
弾く機会を与えてもらって、完全に止めることなく
今まで続けることができました。
私を引っ張ってきてくださった多くの人達に感謝!です。
この20年でチェロを弾けるようになったことは勿論ですが
チェロを通じて多くの個性的な人と出会えたことも
大変嬉しいことの一つです。チェロを続けてきて良かった!
今年は五十肩になり、全く弾けない時期がありました。
復帰は不可能か、、とも思うほど酷い状態になり落ち込みましたが
なんとか復活。まだソロの曲を一生懸命練習するまでには至ってませんが、
そろそろ本気を出して練習を再開したいと思ってます。
来年のバッハ無伴奏の会は4番を弾くことになりました。
直前になって慌てないよう譜読みを始めようと思います。
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