池上優游涵泳

「料理と散歩と仕事で海外」「ベトナム生活あらかると」改め、「池上優游涵泳」として日々を綴っています。

国立科学博物館

2019-04-13 22:11:34 | 見学・観賞

先に「科学技術館(2019.4.12)」に書きかした通り、先に九段下の科学技術館に行きましたが、

上野にある、国立科学博物館にも行ってきました。

おそらく、国立科学博物館に行くのは、人生初のはず。

ほんとうに幼い頃、上野動物園にカンカン、ランランを見にきたことはあっても、科学博物館にうちの親が立ち寄るとは思えないし、そもそもそんな頃のあったのだろうか、と思いきや、沿革を確認するとオープニングは昭和6年(両親すら生まれていない)とのこと。歴史があったのですね、失礼しました。

さて、開館時間は9:00。ちょっと早く着いたので、表をうろつきます。

上野動物園の方は、シャンシャンが人気ですから結構な数の人が並んでします。

他方、国立科学館も負けてはおらず、企画展の大哺乳類展の方に並んでいる人たちが結構います。

私は、初心者ですので、今日はとりあえず常設展から。

館の表には、左に等身大シロナガスクジラ、右には、子供の頃大好きだったデコイチが展示されています。

(大きさからして、建物内部には展示しにくいのかな。零戦は入ったものの)

それと、科学博物館と直接関与しているのかどうかはわかりませんでしたが

(自然科学系のノーベル賞受賞者は、内部で紹介されていたのですが)

郷土の偉人、野口英世博士。彼の家は田舎の小学校の遠足コースです。手が開けない火傷の原因となった囲炉裏とかあってね、懐かしいね。

 

さて、開館したようなので、大人ひとり620円で入館します。

日本館(昭和6年に開館した大元)と地球館(新館、平成11年常設展示開始)があります。

日本館のテーマは、日本列島の自然と私たち。

”日本列島の自然と生い立ち、そこに暮らす生き物たちの進化、日本人の形成過程、そして私たちと自然の関わりの歴史を展示しています”

地球館のテーマは、地球生命史と人間。

”地球の多様な生き物がお互いに深く関わりあって生きている姿、地球環境の変動の中で生命が誕生と絶滅を繰り返しながら進化していく道のり、そして、人類の知恵の歴史を展示しています”

 

とにかく、展示物が充実しているというか、大量なので、ひとつひとつを丁寧に見ていくというよりは

古代から現代への歴史の流れに沿って、生き物がどのように変わっていったかを、標本(はく製、骨格標本など)やジオラマで、自然科学の発展を展示物で追っていくような感じです。それでも一通り見て歩くのに午前中を悠に使いました。

 

先の科学技術館は、技術的な展示を体感するようなものでしたが、こちらは自然科学(主に生物)の迫力ある展示を見るような違いがあります。

個別詳細なことを語ってはキリがないので、ざっと行きますので、写真からは、雰囲気と迫力を感じ取っていただければと思います。

そして生の感動は是非、現地でご自身の目で。

 

日本館のスタートは「自然をみる技」のコーナーです。

最新ではなく、レトロな望遠鏡、時計、天球儀などが大量に展示されています。 

この物量というかコレクションが、さすが国立博物館ですね。

「生き物たちの日本列島」「日本列島の素顔」では、日本で独自の進化を遂げた動物たちの歴史を追います。

リアルで迫力がありますね。はく製でしょうか。

なんだか表情も感じ取られます。

骨格標本もあると、(専門的なことは抜きにしても)違いや進化の具合が、わかりやすいですね。

「日本人と自然」では、古代人の骨格標本と、

ジオラマで、古代日本人の体格とか生活風景を知ることができます。

この頃から犬と一緒に生活していたんですね。

縄文時代の土器だったかな。

こちらは、吉野ヶ里遺跡で見た甕棺でしょうか。

ハチ公って剥製になって展示されているんですね。 ちょっと複雑な感覚。

こちらは魚の進化の過程でしたかね。

いろいろな動物が日本にはいたんですね。

そして「日本列島の生い立ち」では、とりわけ福島県人には有名な「フタバスズキリュウ(双葉鈴木竜)」の化石の標本です。実物もここに保管されているようですね。本物はいわきにある博物館にあるもののかと思いきや、あっちがレプリカでした。

噛みついていたサメの歯も化石になっていたとは驚きです。

アンモナイトも多種多様。

これもフタバスズキリュウと同じところで、発掘された巨大なアンモナイト。

ただ、それがきっかけで発掘者が大勢やってきて、発掘場が荒らされてしましったとか。

同時期の哺乳類だったかな。日本館ですから、日本に生息していた恐竜や哺乳類の標本でした。

さて、世界館の方はどうでしょうか。色々あることでしょう。

オオツノジカかな。日本の代表的な大型化石哺乳類。

 

以上、日本館ですが、地球館(新館)に移動する前に、「シアター36◯」ドームシアターでオリジナルプログラムを見ます。

科学技術館でもドームシアターで観ましたね。こういうのは、子供だけでなく大人も楽しめますね。

そして、地球館(新館)に移動します。

 

地下の「自然のしくみを探る」から見はじめますが

う〜ん、すごいものなのでしょうけど、ちょっとわかりませんね。かぶりつきで見ている人たちもいるのですが。

これは、、、黒点の観察するやつだったか、、、

すみません。これに限らず、写真とコメントがあっていないのが所々あるはずです。

細かにメモを取っていなかったので。

言い訳すると、個別にそんな細かに見切れません。特別興味のある分野がある方はいいのですが

先に書いた通り、多数の標本をおーっという感覚で楽しんでいると、このような感じになってしまいます。

でも、それでいいかと。それで十二分に楽しいです(子供なんか絶対に)

 

「地球環境の変動と生物の進化 誕生と絶滅の不思議」ということで、魚の化石の展示に到達しました。

恐竜の化石コーナーに近づいてきた気がします。 

骨が、細かい。。。発掘って繊細な作業なんでしょうね。

空を飛んでいるのではなく、大型の水中生物の化石標本。

これは大型の亀だったかな。

大型哺乳類は、比較的暖かいところを好むナウマンゾウやオオツノジカは氷河期に入って絶滅し、氷河期を生き抜いたマンモスは、氷河期が終わった温暖化で絶滅したそうな。

人も多様化しています。中学生の頃、ジャワ原人とか勉強しましたね。

ジャワ原人の骨格は、ジャカルタの博物館で見たことがあります。小さいんですよね。

これはポリネシアの古代カヌーの模型ですが、これで太平洋を移動して人間の生存範囲が広がっていったと。

これはアジアから、アラスカを渡って、アメリカ大陸に移動した人間の家だったかな。

マンモスの骨でできている。

 

そして、私的には、フタバスズキリュウと共に、国立科学博物館で主に見たかった、恐竜の化石コーナー「地球環境の変動と生物の進化 恐竜の謎を探る」です。

恐竜の化石は、他の化石や標本より、なんかテンション上がりませんか?

翼竜が飛んでいます。

恐竜には羽毛があったと、一時有名になった化石ですね。

おお、まさに恐竜。ラプトルっぽい。

首長竜系。大きい。

みんな大好きトリケラトプス。グラント博士もそういっていませんでしたっけ。

説明板にはトリケラトプスは実物化石と書いてあったのですが、これでしょうか。

こっちだったか。。。(すみません)

ティラノザウルス(Tレックス)

これも子供の頃好きだったな、ステゴザウルス。

骨格を裏側(腹側)からも見られるよう、BBQのように回せます。

しっかりみたかったのです、子供たちが、回すことだけ面白がってぐるぐる回すので、おじさんは不満足。

「地球史ナビゲーター」では、囲まれた大きなスクリーンで、地球の成り立ちを映像を観ることができます。 

「地球の多様な生き物たち」では、多くの種に別れて進化し、様々な環境に適応していた過程を大量の標本から見ることができます。

なんかパターン模様のよう。

でも、地理的な分化の説明で、その背景を知ることができます。

「科学と技術の歩み」では、まず、一昔前の機械が見られて面白いです、

日本初の電子計算機のこの大きさ。

はやぶさ2が話題ですが、こちらははやぶさの復元模型

零戦もありました。

そして「大地を駆ける生命」では、迫力ある哺乳類の大群ディスプレイです。

そして、締めは上野ですから(?)、パンダで。

 

以上、国立科学博物館の紹介です。

本文中にもしつこく言い訳していましたが、個々にじっくり見ているときりがないので

半日、一日でみるには、生物史を古代から現代に追っていき、標本でイメージを掴んでいくような楽しみ方十分楽しめると思います。

そして、一回でおしまいではなく、何度か来たいですね、そして何度きても楽しめるものと思います。

ぐるっとパス2019」 を買ってまた来ようと思います。

ではでは 

 


現在までの変遷

「料理と散歩と仕事で海外」として、タイトルの通り、趣味の料理と散歩、そして出張する海外の情報を掲載していましたが、ハノイ赴任となり「ベトナム生活あらかると」でベトナム生活、近隣の国への旅行模様などを掲載するようになり、一時、仕事が忙しく更新が滞りましたが、2017年末に帰任し、2019年から改めて「池上優游涵泳」として、知識探求、スローライフを紹介しています。

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