池上優游涵泳

「料理と散歩と仕事で海外」「ベトナム生活あらかると」改め、「池上優游涵泳」として日々を綴っています。

昔の写真をスキャンして、シュレッダーかけて思うこと

2019-04-24 21:37:19 | 雑感・日記

先月、母方の親類に不幸があって、久しぶりに実家に帰ったのですが

(前回帰ったのも叔父の葬儀。親に見せられる孫もいないので、よく言われることですが、帰省といえば、そういう理由ばかりになってきました)

物置化して久しい私の部屋を、(近くに住む)姪のために空けるから、荷物をなんとかしろと、父に命ぜられ、大量にある

 

レコード:中学から洋楽に目覚め、ロックや映画のサントラとか

カセット:レコードやCDから録音したものと、90年代バンコク赴任中、1本80バーツ(当時のレート320円)とかだったので、昔買えなかった洋楽アルバムや、当時アジアでも大流行のAVEXものとか、何百本とカセット専用のケースに入っている

LD(レーザーディスク):ビデオも高くて、そんなに値段に差がない頃から、好きな映画をLDでコレクションしていました。ビデオに比べたら、画質、音質が圧倒的に良かったし。ただ、安くはなかったのに、よくLDに金をかけられていたものだ。

CD:日本で買いためたものに加えて、シンガポール駐在の頃、香港、タイのポップスなども随分買っていましたね。

VCD(ビデオCD):知っています?日本では見かけませんでしたが、東南アジアでは映画やドラマはVCDで売っていました。シンガポールでは、日本のトレンディドラマが1シーズンをVCD10枚くらいに収めて1000円くらいで、ちゃんと公式版で、売っていました。

本:軽く1000冊を超えるので、読み返したいもののみ東京に送ろうか。大半は歴史物だが、同一作家ものとしてはスティーブンキングの本の数に驚く。

 

それと、自分ではすでに捨てていた気になっていたものの、AV機器、ラジコン、大量のガンプラなどもあり、

結局、本を100冊くらい(今も読んでる作家の歴史物)と、CDを20枚くらい(中学くらいから集めていた佐野元春やRCサクセションは、捨てるに忍びなく)を選び、母に宅急便で東京に送ることを依頼し、

父に、AV機器、ラジコンなどのハード類の破棄を依頼し、

妹に、CDや本などのソフト類を、Bookoffなどに売り払うことを依頼しました。

結局、自分では何もかたずけていない(苦)

 

しかし、まだ残っているものがありました。

「写真のアルバム」

大学生、会社に入った頃、そしてバンコク駐在時代のが、フエルトアルバムで8冊。

これも本当に自分を”マメ”だと思うのですが、1冊に200枚以上、綺麗に貼り付けて、何の時の写真か、ちゃんとタグ入れているんですよね。

我ながら恐れ入りました(笑)

流石に、これらは捨てるわけにいかず、スキャナで取り込んで、デジタル化することにします。

なお、この実家に置いてあるアルバムの時代以降は、東京には自分の結婚式の写真が大量にあるものの、シンガポール駐在時の写真は、光学式カメラで撮ったものをすでにスキャンしてありますし、それ以降は、流石にデジカメなので、

実家にある1600枚と、東京の500枚(たぶん)くらいがデジタル化のターゲットです。

しかし、このフエルトアルバム、かなりの重さなので、この滞在(一泊)中に、台紙から剥がして持って帰るか、本などと一緒に送ってもらうことにします。

ということで、剥がす作業を始めたのですが、、、

流石に30年前のアルバム、、、べったりくっついて、カッターの刃を、台紙と写真の間に入れながら、慎重に剥がさないと破れてしまいます。

これは大変な作業になりました。

結局、ほぼ徹夜、6時間かけて、半分の4冊を剥がし終えたところで、時間切れ、法事に行かねばなりません。

本とCD以外に、アルバム4冊と剥がし終えた写真を、不満気な母親に東京に送ってくれるようお願いすることになりました。。。

 

で、東京では、amazonで一番売れているCanonのフラットスキャナー(CanoScan LiDE 400)を購入し、スキャンを開始します。

なお、一番安いスキャナーですが、写真を300 x 300ppiで読み込めむので

以前「4Kとは何でしょう?(その3)(2019.1.8)」で調べた通り、写真は150dpiですから

十分な解像度で読み込めますし、理論的には、写真を破棄しても、デジタル化したデータから、写真を同じようにプリントアウトできるはずです。

それと、読み込みの時間が遅い云々と、カスタマレビューがあったのですが、

この値段の機器に、多くを望んではいかんな〜と、覚悟はあったものの

上記の写真のように、並べてスキャンし、個別に保存してくれるので、テンポよくスキャンすれば、アルバム1冊200枚は、1時間ちょっとで取り込むことができました。(四枚もいけそうなのですが、近すぎるとくっついて一枚に認識されてしまいますし、並べるのも神経使うので、3枚がベストパフォーマンスかな)

ただ、スキャナーは、値段の割に優秀でしたが、

写真を台紙から剥がす作業は、残る4冊も困難を極めました。

まあ、それでも何とか、

この作業を開始して1ヶ月、日に数分でも、週末に一時間でも、ちまちま継続し、

1700枚くらいは読み込んで、HDD内に整理することができました。

(延べ20時間くらいかけている気がします)

残るは、自分の結婚式の写真の残り、披露宴に出席してくれた方々から頂いた雑多な写真、、、

デジタル化しなくてもいいか、、、と迷いましたが、

そういう妥当であるはずの判断が、半端な結果に思えてしまう、自分の厄介な性格には勝てず、

連休の時間も使って、やりますよ!(始めたしまったものはやり切らなければ)

 

そして、写真の処分ですね。

流石にそのまま捨てられないので、シュレッダー(IRIS P5GCX)を購入。他にも使えるし。

これもamazonで一番売れていて、安いモデルですが、まあ、十分ですね。

スペックとしては、A4サイズを5枚、2分で(熱持っちゃって)ストップなので、まとめて作業はできないのですが

足元に置いて、スキャンして、画像確認したら、足元のシュレッダーに、のルーティンで作業する分には問題ありません。

さて、すべてデジタル化して、破棄し終えるには、あとどのくらいかかるでしょうか。

(ただ、毎日、毎週、地道にやれる性格なので、連休中には終わるかな)

 

ところで、

大学生の頃、会社に入りたての頃の写真を、アルバム台紙から剥がしている時、

スキャナーで読み込んでいる時、

それぞれの写真を見ていると、その当時の事を色々思い出しました。

若かったし、楽しかったはずなのですが、

今の歳になって思うのは、「何にも考えていなかったな・・・」

 

上京した18歳の自分にとって、東京での大学生活、一人暮らしは刺激があって、サークルも楽しくて

友人たちは、徐々に、別の付き合いとか、興味とか、将来の事とか、世界が広がって、次の準備を始める中、大学一年生の楽しい幻想にしがみ付いていた四年間だったような。

やりたい事、なりたい職業があったわけでもなく、世の中のスケジュールに従って、世間体の良い会社に入って、傍目にはエリートっぽく。

現場の修行は辛いものの、大学時代に欲しくて仕方なかった車を買って、飲み会、カラオケ、テニス、スキー、ダイビング。。。

 

そんな写真ばっかりで、その後、バンコク赴任があって、世の中が変わってくれなければ、あの能天気な自分は、どんなになっていただろう。

 

ただ、バンコク赴任がスタートで、海外畑で働き続けたおよそ25年間も、会社からつれなく終わりを突きつけれ。まあ、会社に導かれて、会社に引導を渡されたと思うと、会社には腹は立ちませんが。

 

勉強は嫌いじゃなかったし、それなりに出来たから、いい大学に入って、世間体のいい会社に入って、仕事はどうでも良かったが、楽しく生活していたら、急に、海外事業で、キャリアパスを作ることになって、やりがいも与えられ、周りから認められ、成果も出したはずが、現在では、25年の夢から醒めて、何も考えていなかった頃の自分の人生に戻って、ただ、時間だけは25年過ぎていて、、、

 

という感じなので、シュレッダーで自分の写真を破棄することに、、、何の感傷も湧いてきませんなあ。

ではでは


現在までの変遷

「料理と散歩と仕事で海外」として、タイトルの通り、趣味の料理と散歩、そして出張する海外の情報を掲載していましたが、ハノイ赴任となり「ベトナム生活あらかると」でベトナム生活、近隣の国への旅行模様などを掲載するようになり、一時、仕事が忙しく更新が滞りましたが、2017年末に帰任し、2019年から改めて「池上優游涵泳」として、知識探求、スローライフを紹介しています。

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