
最近安藤(歌川)広重の浮世絵を見る機会があり、繊細な描写や色彩に感心しました。また広重は房総の景色も何点か描いており、安房・鋸山や房州・保田海岸には親しみを持ってみる事が出来ました。そこで鋸山と保田海岸から見た富士山を最近撮った写真で比較してみました。上の二枚は浜金谷港をフェリーで出港した際に撮った鋸山です。下は広重の不二三十六景「安房・鋸山」。嘉永5年(1852年)に発表されています。


房州を旅行していた広重は保田の元名海岸から見た富士の姿に魅せられ「房州保田海岸」を描きました。上の写真は東京湾を行くフェリーから撮った富士山。下は不二三十六景「房州保田海岸」です。

鋸山は昨年ツレと散策しているので、その際撮影した写真を参考までにUPしました。また最近TVの日本百低山で紹介されたせいか、登山客が多数来ていました。

上は「地獄のぞき」を下から撮影したカット、下は百尺観音に向かう道です。


百尺観音とその周辺の道、アニメ「天空の城ラピュタ」に出て来るような光景。不思議な所が沢山ありました。

下は鋸山にある日本寺の石大仏。高さは31m座像としては日本で1番大きな大仏です。日本寺は聖武天皇の命により、行基上人によって創建された房総を代表する古刹です。
