頼朝伝説の地「畳が池」を散策した後、畳が池の横を通る昔の街道・房総往還を袖ヶ浦方面に進みました。約200m位行くと日枝神社が在ります。ここには千葉県有形文化財の絵馬額「板絵著色富士の巻狩図絵馬」が在る事で知られています。
ここ絵馬は葛飾北斎が、文化3年(1806年)6月頃に木更津に来た時の絵で、畳が池付近の庄屋の家に滞在中、日枝神社の氏子に頼まれて描いたものと言われています。縦139.5㎝、横180.5㎝の大きさでヒノキの板が使われ、源頼朝が建久4年(1193年)に行った富士の巻狩が題材です。
ツレと日枝神社の境内に入りました。静かで誰もいません。右には石の鳥居があり、冨士講と書かれた額が中央にあります。後ろは小高い石の山で、富士山を模しています。
境内には不思議な巨木がありました。2本の幹が合わさって上に延びています。
本殿は少し高い場所に在り、階段を上って行くと狛犬が私たちを迎えてくれました。赤茶けていますが、由緒ある狛犬で台座に天保十年(1839年)九月吉日と刻まれています。
本堂をお参りした後、境内裏に周りました。ここもかなりの広さがあり、小さな祠や末社の建物が置かれています。
神社の裏手は隣の西青小学校の校庭との境です。神社の方が少し高いので、校庭が良く見えます。またこの西青小学校も由緒ある小学校で140年以上の歴史があります。そして暫くツレと境内を散策し帰宅しました。