曇っていたのに気温は結構高かった10/22(土)の早朝、ツレと田面通り(たもどおり)に面した畳が池に行きました。ここは木更津駅から約1.5㎞北東方向の市街地にあります。周りに商店や民家が立ち並んでいる割に自然が多く野鳥も沢山いて驚きました。
この畳が池は源頼朝が立ち寄ったと言う伝説の地。治承4年(1180年)平家打倒の為挙兵するも相模の国石橋山の戦いに敗れ、海を渡って安房の国へと落ちのびて行きます。その後体勢を立て直し上総の国から北上し鎌倉に向かいますが、その途中木更津の名もない池の畔で昼食をとる事にしました。
しかし池の周りは葦が茂り、腰を下ろす事が出来ません。その為地元の名主や村人が畳を持ち寄り、それを敷いて歓待した事から「畳が池」という名称になったと言われています。また頼朝が、池の葦を箸の代わりに使用した時、唇を切ってしまい、怒った頼朝がその葦を池に投げ捨ててしまいました。それ以来この池には葦が生えなくなったと言う事です。
池の水は濁っていますが魚はいるようです。そのせいか野鳥の姿が見られました。カルガモは10羽くらい、ゴイサギの幼鳥・ホシゴイも3~4羽、池に張りだした木の枝に止まっていました。
池の周りを1周してみましたが周囲は270m位、そんなに大きな池ではありません。池の周りには桜の木が植えられており、今度は花見の頃に来てみようと思います。