光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

アクアラインのメンテナンス-6年前に見かけた移動点検車

2022年10月17日 | 日記
       

 6年前の2016年12/19ツレと木更津市金田の平島水産で、ランチの穴子天丼と刺身盛り合わせ定食を食べた時のことです。2つとも新鮮な魚介類が満載で、絶品の漁師飯でした。その後海岸通りをドライブしたのですが、アクアラインの下で面白いものに出会いました。





  アクアラインの真下を通過している時でした。アクアラインの下にゴンドラの様な車両が接続され、海の方から橋脚部に近づいてきたのです。



  その車両には作業服を着た人が2~3人乗っていました。



  ゴンドラのような物には機械が沢山設置されている様で、作業員が操作をしているのが見えました。調べてみると、アクアラインの海上橋梁を点検・補修する移動点検車でした。



  そして最後の橋脚部に着くと、組まれた足場から作業員がゴンドラから降りてきました。こんな車両がアクアラインの下を走っていたとは知りませんでした。規模が小さく比較にはなりませんが、新幹線のドクターイエローのような役目の車輛の様です。


浮世絵に描かれた鋸山と保田の富士-鋸南町

2022年10月14日 | 日記
     

  最近安藤(歌川)広重の浮世絵を見る機会があり、繊細な描写や色彩に感心しました。また広重は房総の景色も何点か描いており、安房・鋸山や房州・保田海岸には親しみを持ってみる事が出来ました。そこで鋸山と保田海岸から見た富士山を最近撮った写真で比較してみました。上の二枚は浜金谷港をフェリーで出港した際に撮った鋸山です。下は広重の不二三十六景「安房・鋸山」。嘉永5年(1852年)に発表されています。

     



   房州を旅行していた広重は保田の元名海岸から見た富士の姿に魅せられ「房州保田海岸」を描きました。上の写真は東京湾を行くフェリーから撮った富士山。下は不二三十六景「房州保田海岸」です。

     

  鋸山は昨年ツレと散策しているので、その際撮影した写真を参考までにUPしました。また最近TVの日本百低山で紹介されたせいか、登山客が多数来ていました。



  上は「地獄のぞき」を下から撮影したカット、下は百尺観音に向かう道です。





 百尺観音とその周辺の道、アニメ「天空の城ラピュタ」に出て来るような光景。不思議な所が沢山ありました。



  下は鋸山にある日本寺の石大仏。高さは31m座像としては日本で1番大きな大仏です。日本寺は聖武天皇の命により、行基上人によって創建された房総を代表する古刹です。


10月のある日に出会った野鳥と植物たち‐木更津市

2022年10月13日 | 日記
  

 寒くなったと思ったらまた25℃の夏日になったり、天気予報の当たらない日が続いていますが、噂のラニーニャ現象のせいでしょうか?この1週間を振り返ると1つのテーマにはならないが、繋げて見ると面白いと思われる写真をピックアップしてみました。

 トップは以前はよく見たのですが、この頃めったに見ないゴイサギの幼鳥を農業用水で見つけました。その近くにはシラサギもいてフォトジェニックな光景でした。



  9/29にも見たのですが、10/10もカラスが30羽近く送電線の鉄塔に集まっていました。仲良く集合しているのかと思ったら後から来たカラスを追い払ったりして、険悪な雰囲気でした。



  この上下は最近自宅に咲いたほととぎすの花。この花は日本の特産種で、主に太平洋側に自生する多年草です。

   

  下水道の脇にあるタラの木に花が咲き、実が生っていました。花は初め白ですが、徐々にピンクになってとても綺麗です。

   



  10/1に撮影したツマグロヒョウモンの♀。以前は南西諸島でしか見られなかったのですが、温暖化のせいで本土でもよく目撃されています。ヒョウ柄の綺麗な蝶です。





  最後はアマガエルです。体長2~4㎝の小さなカエルです。10/4の夜、庭の庭園灯にのっていました。寄って来る虫を狙っているようです。

   

袖ケ浦市蔵波の落花生のボッチ-上総地方・秋の風物詩

2022年10月12日 | 日記
      

 朝晩は冬を思わせる程気温が下がった今日この頃。10/8(土)ツレと散歩中に富士山を見る事が出来ました。午前7時頃ですが、久しぶりに美しい富士山に出会えました。早速撮影しましたが、その内の1枚には飛行中のシラサギの姿が入ったのですが、高圧線も写り込んでしまいました。チョット残念です、



  またこの時期になると袖ヶ浦市や木更津市郊外では、秋恒例の落花生のボッチを見る事が出来ます。いつもは袖ヶ浦市の三ッ作に行くのですが、今年は何故かほとんど見かけないので、ツレと落花生の生産が多い同市の蔵波に行きました。訪問したのは10/09(日)の午前11時頃です。2~3日前に蔵波の新堰公園やその周辺に行き下見をして、ボッチのある場所を探しておいたのです。




   
  落花生の種まきは5月中旬から6月中旬にかけて行われます。それから40~50日すると、落花生の花が咲きます。花は1日花なので、朝咲いて夕方にはしぼんでしまいます。そして数日するとしぼんだ花の茎から子房柄(しぼうへい)が伸び始め、地中に潜って実を付けます。その後掘りだされ、2~3株を一まとめにし、根を上にして1週間ほど干します。これを地干しといい、この後落花生の株は円筒状に積み上げられ、1~2か月間自然乾燥させます。これをボッチと言います。千葉県ではこのボッチが並ぶのが、晩秋の風物詩です。





  蔵波地区の外野交差点に落花生や野菜の直売所があったので入って見ました。年配のおじさんとおばさんがいたので、落花生や野菜の話を伺いました。部屋には大きな落花生を茹でる釜があり、見た事が無いので写真撮影させていただきました。





  直売所の周りのボッチもおじさんの管理している物でした。また野菜が1袋100円と超安いので、何種類か購入。お二人の写真も撮らせてもらいました。

  

ニッポン放送木更津送信所と最近の木更津郊外の野鳥たち

2022年10月11日 | 日記
    

  10/4(火)ツレと木更津市椿にあるニッポン放送の木更津送信所を訪ねました。小櫃川の畔にある送信所ですが、久留里線に乗り東清川駅付近に来ると、進行方向左手に良く見えます。前からこのアンテナは何だろうと気になっていたのですが、そばまで行って初めて分かりました。



  当然ですが入り口の門は閉まっており、ニッポン放送木更津送信所の標札が出ていました。また入り口からすぐ先に「ニッポン放送木更津太陽光発電所」が置かれ、2013年10月から稼働しています。年間発電量は230万-250万kwh、それで推定年間CO2削減量は1175tとの由。また発生した電力は全て電力業者に販売しているそうです。





 主アンテナの下に2階建ての局舎があります。誰か常駐している人はいるのでしょうか?またこの送信所には3本のアンテナがあります。主アンテナが高さ122.4m支線式トラス鉄柱(真ん中のアンテナ)、副アンテナ62.9m支線式トラス鉄柱(左)。もう一つはSTL受信用の鉄搭(右)だそうです。木更津はいろいろな物がある、面白い町です。





  9/29(木)木更津の自宅付近で、カラスが20羽程電柱に止まって、何か談合していました。木更津ではこんなに沢山のカラスが集まるのは珍しいです。





  10/1(土)自宅近くの農業用水で、カワセミを見つけました。咄嗟の事で、夢中でシャッターを切ったのですが、像がながれてよく分かりませんがブルーの鳥が2羽写っています。また10/4(火)同じ農業用水でカルガモを撮っていると、カワセミが1羽ファインダーに飛び込んできました。後を追ったのですが、飛び去ってしまいました。


袖ケ浦市・延命寺の百地蔵②-秋の光景と百地蔵のコラボが素敵です

2022年10月07日 | 日記
     

  9/28(水)ツレと半年ぶりに、袖ヶ浦市高谷の延命寺・百地蔵尊をお参りしてきました。裏山に上り始めたのは午前11時頃。ここには登山道に沿って、沢山のお地蔵様や石板が置かれ、そのお地蔵様や石板には、無数のお札が貼られています。



  お札を貼るのがお彼岸と決まっているため、この日は誰にも会いませんでした。



  お地蔵様の写真を撮っていると、イトトンボに出会いました。小さくて綺麗なトンボが、百地蔵の周りを飛び回っています。



  やっと裏山の頂上まで来ました。ゆっくり登って来たので30分位かかりました。ここでもお地蔵様が出迎えてくれていました。(下の写真です。)



    

    



  無数のお札が貼られた石板の上に、落ち葉が1枚乗っていました。秋らしい光景です。側にはススキの穂が、陽の光を浴びて輝いていました。





  頂上からは下りになるにので、15分程で下の百地蔵にたどり着きました。ここのお地蔵様と石板が作る光景が、私は1番フォトジェニックだと思います。またここのお地蔵様にもアキアカネが止っていました。心が和む光景でした。


袖ケ浦市のパワースポット・延命寺の百地蔵①

2022年10月06日 | 日記
      

  秋彼岸の中日から5日ほどたった9/28(水)ツレと袖ヶ浦市にある延命寺を訪ねました。ここは秋と春の彼岸になると、裏山の地蔵様や石仏、石板に沢山のお札が貼られる、不思議なお寺です。





 県道24号線久留里街道側の高谷の高台にある、ここ延命寺は奈良時代の神亀元年(724年)行基上人によって創建されたと伝えられている古刹です。行基上人は、迫害されながらも全国で布教活動と事業をおこない、各地に600ものお寺を建てたと言う伝説があります。

 その後権力側の接近で、東大寺大仏(奈良の大仏)建立の責任者に抜擢され、時の朝廷より日本で最初の「大僧正」の位を贈られています、



 赤い扉の山門を入り、本殿であ賽銭をあげて参拝し、裏山の百地蔵に向かいました。本殿横には立派なヒノキが植えられています。樹齢等は不明ですが、袖ヶ浦市の保存樹林です。

      

 ヒノキの側には小さなお堂があり、木製の「アマビエ」の像が置かれています。コロナ禍で有名になった、疫病退散の神様の像です。





  午前11時頃から百地蔵が置かれた裏山に上り始めました。彼岸に檀家の方が来て、1枚1枚貼って行かれたのでしょう。お地蔵様には、お顔が見えなくなる程、お札が貼られています。ただお顔が見える石仏もあり、優しそうなお顔を写真に収めさせていただきました。



  暫くお札を貼られたお地蔵様が並んだ道をツレと登りました。振り返るとお地蔵様や石仏が綺麗に並んでいるのが分かります。最初はきつい登り道でしたが、徐々に苦にならなくなりました、これも袖ヶ浦のパワースポットと言われる由縁でしょうか。


tassoの森でメダカと出会う!

2022年10月05日 | 日記
     

  良く晴れた9/30(金)袖ヶ浦市上泉の農産物直売所とフードコートを供えた「tassoの森」に行って来ました。今年の6月にオープンした道の駅です。オープンしたての頃に行って見たのですが、生憎定休日だったようで入れませんでした。約3ヶ月ぶりの訪問です。この日は平日にもかかわらず、車が10~15台位停まっていました。



  県道24号千葉鴨川線沿いに在るのですが、この道路は別名久留里街道。旧道のバイパスとして2020年8月に開通した新しい道路です。建物は長方形で右半分が農産物直販所、左がフードコートです。

    

  真ん中が入り口で、大きなカボチャやパンフレットが置かれていました。

    


  
  建物の前はひさしが出ており、観葉植物や山野草が売られています。ツレと山野草を見ていると、メダカのコーナーが設けられているのに気が付きました。



  メダカでも沢山の種類があるのですね。以前からツレとメダカを飼おうと話していたので、赤い東天紅と言うメダカを4匹購入しました。税込み1600円です。子供の頃はメダカなんてそこらじゅうの川や沼にいて、見向きましなかったのに、それが1匹400円とは驚きました。



      



  この他野菜やパンなどを購入して急いで自宅に帰りました。途中コメリに寄り水槽や餌などを購入しました。メダカの寿命は1~2年だそうですが、長生きするように頑張ります。

   

新富津漁港の海苔の種付け②

2022年10月04日 | 日記
      

  台風もそれ程被害がなく、晴れ渡った9/25(日)ツレと新富津漁港の海苔の種付けを撮影に行きました。9/17に下見に行ってこの日から陸上採苗(海苔の種付け)が始まると聞いていたので、予定通りの行動でした。



  この日は少し出発が遅くなり午前10時半頃に新富津漁港に到着しました。急いで種付け場に行くと、もう沢山の水車が廻り作業が進行していました。



  先日見学した木更津の金田漁協の海苔の種付けと比べると、こちらの方が大規模で、迫力があります。水車の網をカットしている人がいたので、ついて行って網に付いた海苔の胞子を顕微鏡で見せてもらいました、



  

  水車で胞子の付いた網を大きなプールに沈めている人に、海苔の種付けについて聞いて見ました。その方は平成4年(1992年)からこの陸上採苗が採用され、種付けがとてもスムーズになり、助かっていると話してくれました。それ以前は海の中で網に種を付けるので、台風など来たら全部だめになり大変だったそうです。



    

  写真を撮っていると年季の入ったおばさんが「見学かい、ゆっくり見ていきなさい」と声をかけてくれました。隣では海の男と言う感じのおじさんが、笑いながら写真を撮らせてくれました。お二人の写真、来年プリントをして持って行こうと思います。

    

    

  種付け場を廻って撮影していると、4年前から毎年撮影している方に出会いました。昨年撮った写真をさし上げると大変喜んでくれました。今年はお孫さん2人も来ていたので、子供たちが仕事を手伝っている場面を撮らせてもらいました。

   

新富津漁港の海苔の種付け①

2022年10月03日 | 日記
      

  木更津金田漁港の海苔の種付けと同時に、富津の新富津漁港でも同様に海苔の種付けが行われています。毎年9月後半、南房総の秋の風物詩です。9/17(土)ですがそろそろ新富津漁港でも海苔の種付けが始るのではないかと、ツレと下見に出かけました。



  午前10時頃に新富津漁港(下洲漁港)に到着。近くの海水浴場駐車場に車を停め、種付け場に向かいました。行って見ると閑散としていて人が殆どいません。ただ種付けに使用される器具や、水車が種付け場に勢揃いしていました。その側には関電工の人達、数人が電気工事をしていました。25日からの種付け作業に間に合わせる為の接続作業でした。

      

  新富津漁港は海苔の生産では全国有数の生産地。千葉県内の5割強をこの漁協が生産しています。近郊のお寿司屋さんが好んで使用する「江戸前海苔」の一大産地です。



  閑散とした中にも2、3のグループが海苔の種付けの準備をしていました。その方達にいつごろ頃から始まるのか聞いて見ると、9/25(日)からとの事でした。





  漁港の先には東京湾観音がシルエットになって見えています。種付け場の中央で、もう1つのグループの方が休憩をしていたので、昨年海苔の種付けで撮影した写真を見てもらいました。写真に写っている人に差し上げたいと言うと、2~3人は廃業しているが他の人は25日から作業に来るから、その時に渡せばいいと教えてくれました。