風と友達

山の中が私の故郷。風の良く通り抜けていく場所に生家がある。

冬の嶺北

2007-12-19 | 花日記
久し振りに姪っ子と嶺北地方に用事を兼ねて出かける。雪こそ降ってないが空気は冷たい。

あちこちに熟した柿がそのままになっている。気温差のあるこんな場所の柿は美味しいと思うけど誰も取る人が居ないのだろうか。民家は結構あるけど、人影は殆ど見えない。

久し振りに見た霜柱。

<>
↓この斜面にはツルリンドウが目立っていた。最初は小さな実が一個ぐらいの小さなツルリンドウだったが、上の方に行くに従って長く伸びた茎に沢山の赤い実が付いていた。花の時期に来たら見事だったろうに。。。
リンドウ科ツルリンドウ属 花期  8.10月 分布 沖縄を除く全国 果実は液果
触ると柔らかい。

<>

↓この時期は実が主役かもしれない。カーソルを当てて変わったのは『アオツヅラフジ』の実と思うけど手持ち図鑑に載ってないので詳しいことはわからない。検索で調べるとかなり大木になるらしい。

<>
↓遠目にはヤクシソウかと思いながら降りて近づいてみるとシマカンギクかなと思うが、以前北山で見たのと感じが違う。あの場所より森が深くあまり日の差さない場所だからかもしれないねえと言いながら一応撮影。暫く車を降りて歩いていたらどうも様子が違うと思いながらも、もう帰りで少々だれてきたので観察にも親身さがない?(笑)写真だけ撮影して帰ってから調べてみると、カーソルを当てて変わったのは、どうも剣山特産と言われる『ツルギカンギク』ではないかと思うが確信はない。


<>

↓葉の形は図鑑に載っている『ツルギカンギク』と同じかなあと思う。
シマカンギクは近畿と方以西 四 九 ツルギカンギクは剣山特産と書かれているが、嶺北のこの山も剣山に近いと言えば近い?

<>

嶺北地方はどの山も植林をしてある。間伐をして手入れをしている山もあるが、まだまだ放置されたままの杉林などが目立つ。で間伐して明るくなった林の中にウバユリが背筋をぴん!と伸ばしてタネをいっぱい付けていた。これも花の時期に見たら見事だったろうにと言いながら記念撮影。ちょっとボケボケ。。。

コメント (10)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« オキザリス | トップ | 冬至 »
最新の画像もっと見る

10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
懐かしい~♪ (karina)
2007-12-20 07:42:53
風さん こんばんわ~♪

嶺北へはもう暫く行っちゃあせん。
土佐山から相川へ下る所からもこのような棚田が見えるねえ。

色んな植物の写真、楽しみにしています。
返信する
おはようございます♪ (ぱぷりこ)
2007-12-20 08:51:59
寒くなってきていろんな実が目立ちますね。
食べられるものも、食べられないものも可愛いけど
寒い感じが増す風景です。
私の好きな風の実もいっぱい転がっています。

霜柱、我が家の隣の空き地に霜柱が立っていました。
今は前みたいに人が入らなくなったので広いだけの
ただの土地です。

風さんはピンクのオキザリスですね。
私は黄色のオキザリスを買いました。
偶然にも近い日に同じように買ったようですね。

返信する
こんにちは ()
2007-12-20 12:27:06
karinaさん、この場所は伊勢川の辺りの集落バス停には伊勢郷と書いてあったような。。。でも誰もいなかったし今でもバス走っているかどうかは不明です。

嶺北も再々行ったけど、この場所は初めてでした。やっぱり同じ場所に最低4回は行ってみんと風景や植物の生態がわからんねえ。
往きは工石山越えで帰りは県道6号線で戻ってきました。この道一台も車が通らんき、ゆっくりのろのろ道ぶちの花を見持って、何か見つけたら降りて撮影して呑気に帰ってきました。

>ぱぷりこさん所のお隣の空き地まだ手つかずなんですね。この辺でも誰も住まない家や、空き地など目立ちます。置いておくだけなんて勿体ないと思うけどねえ。
ぱぷりこさん黄色のオキザリス買ったんですか?あのノッポになるんじゃない黄色ですよね。私もあれ欲しいなあと思っていたんです。妹が有るというので分けて貰うことにしました。ぱぷりこさんのと同じかなあ?今度紹介しますね(笑)
返信する
贅沢なストレス (箱庭)
2007-12-21 06:47:51
嶺北の山、棚田の風景えいねぇ。
しばらくこの景色、眺めたよ。
はぁ~~山に行きたい。って思ってます。

毎日まぁまぁ元気で生活さしてもらって仕事もし、週末には孫とも会えるし何を贅沢な事をといわれそうやけど、この風景見たら今の生活になんかストレス感じてる自分がおるんよね。
そやしゆうて山の中で暮らせと言われても絶対無理やともわかっちょうけど。。。
そんなら「どうしたいん?」って話やね。笑

風さん 年の瀬が迫って来てるけど焦らん?
私、何もせんのに気だけが追いかけられてきついわ。
毎年の事なんやけど、なんでド~ンと構えられんのやろとこの蚤の心臓がうらめしい。。。
何もせんでも新しい年は来るのにねぇ。
(アハッ。また愚痴ってるね。)

オキザリス大きなピンクのは咲いてるけど、黄色がまだ咲かんねぇ。
咲いたらアップするけ、私もオキザリス談議の仲間に入れてね。
返信する
箱庭さん ()
2007-12-21 08:11:51
おはよう♪箱庭さんちの山は素晴らしいと思うて見せて貰いゆうけんど、たまにはこんな生活の匂いのする山の風景も悪くはないろうか。それに車の通らない?道路は植物観察には絶好道幅も狭いしあれこれよう見えるぞね。箱庭さん達も今度来たときは、姪っ子に頼んで案内さして貰いたい。その前に私が一回箱庭さんちの素敵な山見せて貰わんといかんねえ。

箱庭さんは気遣いする人だから、人に優しくする分ストレスがたまるかもしれんねえ。あんまり人のことらぁ(等)考えんと好きにしたらえいがね。と言うて出来るやったら苦労はないわねえ。

何時もと同じ31日から1日に変わるだけやけんど、何となく気ぜわしく思うねえ。
私でもそう思うぞね。

オキザリス談義でもして気張らしようね。花を見て嫌な思いになる人はおらん(いない)と思うね。遅くに植え込んだチューリップもさきちょがちょびっと見えてきた。クリスマスローズもかき分けてみたら、蕾がちょっと見え始めちょった。植物は黙って自分の役割を淡々とやりゆうねえと思うて褒めてきちゃったぞね。
返信する
我が家のチューリップはみんなまだおとなしい (ジョルジュ)
2007-12-21 17:07:03
方言が飛び交うこちらのコメント欄は とても楽しみです。
「?」と思うこともありますが たいていは想像でおぎなって(笑)。
カッコ付きで 風さんが解説してらっしゃる言葉は
「そんなの、書かなくても、テレビドラマ見てればわかるって!」と思ったり(笑)。

今年は実物がいいように思います。
我が家も隣家から落ち育った南天や 元々あった万両が 見事に赤くなっています。
青い実も こうして見ると 冬枯れの山の中で 鮮やかですね。
返信する
嶺北地方♪ (おとめさん)
2007-12-21 21:19:20
・・って風さんちからどのくらいにあるんですか・
のんびりとした雰囲気で
以前見せていただいた風の山とは又異なる素敵な風景ですね
仲良くできる姪御さんがおられ楽しそう♪

アオツヅラフジは大木になるって?
お花は可愛いですよね(図鑑で)
一度見てみたい。
風さんちはあれもこれも一度見たいと思うアップばかりで楽しいです 
返信する
こんばんは ()
2007-12-21 23:41:36
>ジョルジュさん、10時以降は寝た方がえいと言うことやけんど、何となくダラダラテレビ御代ったらこんな時間になってしもうた。

ジョルジュさんには土佐弁は通訳はいらんがやねえ(笑)

ほんま今年は柿がなって食べきれんらしゅうて、あちこちに真っ赤に熟した柿が放置されちゅうねえ。やっぱり若い者は、ハイカラな洋風の果物がえいがやろうかねえ。我が家のナンテン、カイガラムシがついて思いきり剪定して葉っぱだけ目立ちょります。

>おとめさん、嶺北地方は最短コースを走れば町までなら車で1時間ちょっとでつくと思いますが、(一応高速でも行ける)例によって山道をウロウロしていたら2時間近くかかっていたかもしれません。アオツヅラフジおとめさん所の六甲山系では至る所で見られると書かれていますね。
蔓だと思っていたけど、大木になるがやねえ。(検索調べ)
花あまり気づかないけど、実は目立ちますね。
返信する
今は色んな実が‥‥ (ふらとふみ)
2007-12-22 09:52:27
今日は灰色の天気です。今にも白いものが落ちて
来そうな感じです。
でも植物たちはなんか生き生きしてます。
嶺北の山並みの写真、田舎に帰ったような‥‥
ここに住んでて一番寂しいのは四方に山が見えないことなのでこういう写真を見ていると涙が出てきそうです。

返信する
furatofumiさん ()
2007-12-22 13:46:09
こちらは昨夜から雨が降っていました。この頃高知は雨が少なくてダムも渇水状態だと報じられていたので恵みの雨だと思ったけど、あまり降ってくれません。

山の見える風景私には当たり前ですが、山の見えないところも有るんですね。
嶺北は素敵な風景が沢山あるところですが、高齢化が進み生活をするのにも不便なことが多いと聞きました。自然もやはり人の手がある程度入ってこそ美しいのかとも思いますね。棚田の風景も作る人がいて保たれていると思いますね。

細い山道を走っていて、田圃があるとああ、まだ此処には作り手がいるんだなあと妙に安心します。






返信する

コメントを投稿

花日記」カテゴリの最新記事