近所散策

　引っ越してきて一ヶ月になった。
引っ越したと言っても以前の所からそう遠くはない場所だし余り違和感はない。何たって狭い高知市内何処に行ってもそれほど大したことはない？
どう言うコースにしようかなと考えながら、まずは買いたい物があったので金曜市コース。

商店街でオジサンがこちらを向いてカメラを構えていた。人の良さそうなオジサンは聞かないのに嬉しそうに『大きな鯛を釣って来たので捌く前に記念撮影』と私に説明をしてくれる。「ホント凄いねえ、何処で釣った？」抱えていたオジサンが、『早う撮（うつ）いてや重たいぜ・撮して下さい、重たいよ』とこれまたにこにこしている。

「私も撮さいてもろうてかまん？・私も撮影させて頂いて良いですか」
『かまんけんど。。。・良いですが』と不思議そうに私を見る。
ポケットからデジカメを出して納得（笑）「何時でも持ち歩きゆうがよ」と撮影させて頂き、「ほら、オジサンなかなか綺麗に写っちゅうろう」とアップで説明。
『まっことこれはえいねえ、ワシのはフィルムやき。。』デジカメかと思ったらコンパクトカメラでした。『今のがわよう使わん』父ぐらいの年齢でしょうか。

「簡単よ便利ぞね今度写真持ってくるきね。これって何キロばあ有る？」『６キロばあやろうか』長さは？
指で寸法を計って・・・尺ばあやねえと言ったが、４尺ばあと言ったのかちょっと聞き漏らした。

ちなみにこれは、知り合いが釣って、『よう料理せんきやって』ともってきたものらしいです。ちなみに此処は仕出し屋さん。
魚を持っていたオジサンもなかなか男前でしたがプライバシーの関係でカットさせて頂きました。




やっぱりこの時期『ヘクソカズラ』目に付きます。
茎や葉っぱをちぎらなければ問題はない？でも旺盛に蔓延って周りを全部自分の世界にしてしまいそう。サオトメバナと言う綺麗な別名もあり、ヤイトバナとも言うこれはお灸の跡に似ているからだろうと思う。子どもの頃悪さをするとヤイトをすえるぞねと怒られた。脅された？





これは『コムラサキ』だと思う。園芸店などではムラサキシキブと書かれていることが多いらしい。歩道脇に株立ち状になって沢山の小さな実がなっていた。こういう状態を私たちは『もぶれついちゅう』と言う。








まだ花の咲いている枝も有った。
季節は休むことなく進んでいる。
見慣れた植物でも。植物のそのときときの姿に出会えたときは（花とか、果実等）懐かしく、嬉しく感じる私です。
次はどんな植物に出会えるだろうか。

もう６月も終わり。